BORN To RUN
~LIVE To RIDE RIDE To LIVE~ バイクの整備・ツーリングのお話です。
 



 前回の南濃町プチツーリングで発生したアイドリング不調は、キャブレターのスロットル ストップ スクリューの調整で簡単に改善しました。
 原因は、維持をするためにたまにエンジンをかけた際に、アイドリング回転数をあえて上げていたのに戻すことを忘れていただけです。
 微かな、じわーっとしたショックを感じました。上げっぱなしを忘れていたことより、簡単な調整方法をすっかり忘れていた自分の記憶の危うさに「これがボケか?」と自覚したのです。
 さて、気を取り直してTLRの乗り出し整備を続行します。

 前回にお話ししたように、当初は革でシートを作ることを検討しました。
 皮革の加工は初めてなので、既製品の皮革シートで作ろうといろいろネットで部材を探しましたが、結構な値段で、また、なかなかイメージの合うものが見つかりませんでした。

 着なくなった革ジャンの背中部であればひょっとして大きさと言い良いのでは・・・と思い、さっそく実行です。
 ワインレッドで、色合いもちょい渋めでGoodです。


 背中部を取り出しました。
 全部で4枚の皮革が使われております。1枚で取れると良かったのですが・・・


 予備に持っている黒のシートを出してきて、当てがってみます。


 革の縫い目をシートのどこに当てるかを色々試して検討しました。
 何かしっくりきません。引っ張っても皮革は伸びず、皺がなかなか取れないのです。

 やはり革で作るには型紙をとって裁断し縫製しなければならないのか・・・

  未だ今の私には本革で張るのは力不足なのではないか・・・
  仮に張っても子供の工作のようなものを作っても恥ずかしく、すぐNGにすることは目に見えているし・・・
 

 方針変更しました。
 専用のシート皮を業者から買うことに変更です。
 最近は、私のような素人でも専門業者からネットで買うことができて便利です。

 2,3日で到着するようなので、先行してシートの補修をします。
 今回は予備の黒シートのシート皮を外して張り替えます。

 シート皮を外して本体のウレタン部分のコンディションを確認します。
 経年劣化で、ウレタンが砂のように、あるいは、カステラのようにボロボロと崩れることもあるので、点検は重要です。

 今回は、幸い大した劣化はなく一安心です。
 しかし、内ももが当たる部分の左右が少し崩れていましたので、大目に削ったうえで右にウレタン材を適当に削った大きさに整え挿入しました。
 ※ 若干大きめに作ったので、補修部分がハムスターのほっぺのように出ていますが、足りないと凹んで「エクボ」のようになるのでNGです。膨らんでいる部分はシート皮を引っ張って張り付けるので多少のことはどうにでもなりますので、補強の意味も含め大目で成形しました。


 次に、ビニールシート(市のごみ袋収集袋)で軽く本体を覆います。
 防水対策です。今回は一枚地を張るだけなので特に必須ではないのですが、いつもこうしているので今回も保険で被せておきます。 


 シート皮が届きました。
 むちゃくちゃ大きいシートが届きました。TLRのシートなら一体いくつできるだろうといった大きさです。

 シートの大きさに合わせ適当にシートを切り出します。


 切り出したシート皮を本体にあてがい、どこにでもあるクリップではさみます。

 ポイントは少しずつ左右、上下に対角線を意識して均等に引っ張り伸ばすことです。

 はじめは本革の時と同様「しわ」がありますが、やがて綺麗に伸びていきます。


 表面が納得いく状態まで張れましたら、裏面でシート皮を固定します。
 固定は、下の写真の左から3番目(赤色)のステープラで幅10mmのホチキスの針のようなものを打ち込んで固定します。

 作業のポイントは、対角線上に一つずつクリップを外し、戻った分を指で引っ張りながら針を打つことと、皮を引っ張るために多少大きめの皮を固定した部分からはさみで切っていくことです。
 安物のステープラなので打ち込む力が弱く、ミスることもあるので、ミスった場合はラジオペンチ等で針を取り除いて再度打ち込みます。


 どうですか? まあまあ、綺麗に張れたようです。裏側は見苦しく恥ずかしいのでお見せしません。

 シート皮が大量に残りました。もし、自分で張り替えたい方が見えましたらご連絡いただければ作業スペースと道具はお貸しします。(シート皮代は申し訳ありません。実費カンパお願いします。)


 さっそく装着です。
 白色もボディと同色で良いと思ったのですが、色がくすんできて、飽きましたので・・・


 元々、本革を使いたかったので、今回のワインレッドは自分では満足です。

 バイク用の専用シート皮なので、耐候性、耐久性も期待できますので、私が乗る限り(乗っても25年?)の間は多分大丈夫でしょう。

 こうやって残りの年数を意識するのが多くなり、年をとることはこうゆうことかとしみじみと実感・・・します。さみしい・・・


 このバイクは1986年製で、既に30年以上前のバイクです。ガンガン乗っている割にはグッドコンディションなのではと思います。
 トライアル車で4サイクルで重かったので実際のレースでは好成績が残せず不人気車となりましたが、うまい人が乗ればビルの階段も駆け上がり降りることも朝飯前、ひざ上位までの水深がある場所でも走行可能な別の意味でモンスターマシンだと思っています。

 TLRの詳しい情報はこちら=> バイクブロス http://www.bikebros.co.jp/catalog/1/62_4/

 トライアルは、スピード関係なく自在にバイクをコントロールする競技です。バイク人生(大げさか?(笑))の終い方としてトライアルの真似事程度の練習をしたいとも思っています。

 そんな事を思っていたら、タイヤが納品されました。
 次回はGW 九州ツーリングから帰ってきたら、交換します。

 では、GWも終盤 みなさん 良いGWを


  

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