【梅と紅葉と露店市の「天神さん」の巻】
北野天満宮 梅と紅葉で有名な京都市上京区の神社。通称「天神さん」「北野さん」。主祭神は菅原道真公。福岡県太宰府市の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心で、当社から全国各地に勧請が行われている。近年は学問の神として多くの受験生らの信仰を集める。秀吉が境内で貴賤貧富を問わずに参加できる北野大茶湯を開催したこと、出雲の阿国が社前で歌舞伎を奉納し発祥の地となったこと、など歴史上よく知られた出来事も多数。
御土居(おどい) 秀吉が造った京都を取り囲む土塁で、聚楽第、寺町、天正の地割などの京都改造事業の一環。南北約8.5㌔、東西約3.5㌔の縦長の楕円形になっている。戦乱によって混乱した「洛中」と「洛外」の境を定めようとしたとされる。文献には「京廻堤」「新堤」「洛中惣構え」などの記載がある。
■毎年2月の「梅苑」や、毎月25日の「天神さんの市」は、
これまで何度も訪れてきましたが、
紅葉時期の「もみじ苑」は初めてです。
緑とのコントラストが見事です。
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■「天神さんの市」といえば、
もう一つの御影供(みえく=空海の恩恵に感謝する法要)の露店市
「弘法さんの市(毎月21日)」をご存知ですか?
秀吉が築いた御土居。
その「北西端」が北野天満宮なら、「南端」が東寺。
「洛中の極地」として離れた好対照の寺社です。
一方が粉雪でも一方は青空の日があり、
「25日」「21日」の4日違いの天気の移ろいを感じさせたり、
と、京都人は相異なる時空のあり様を感じてきたようです。
この露店市。
梅や紅葉よりも、わたしにはメインの興味の対象でした。
大事にしている古書や焼き物など掘り出し物に出会った場です。
▼かつて露店市で見つけた“お宝”の一部
▲北野天満宮で三十余年前 ▼東寺で二十余年前
2019年11月22日(金)バス旅