囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

行けば何とかなる

2021年12月13日 | ●○●○雑観の森

 

 

 


【自宅にこもってばかりいないで

もうひとつの居場所お越しください】

 

会員の多くが高齢者の「百人碁会」

コロナ影響は甚大で

新規入会者が途絶え

みんな毎年ひとつ歳を取り

平均年齢八十となり

会員数も七十を切りました

 

この1年

鬼籍に入られた方

入院・手術された方

どこか具合の悪い方

みんな、そんななかで

週一の趣味の会の時間を

大切にされています

ピンピンしている御仁は

ほとんどおられません

(わたしもポンコツです)

 

でも

「コロナ終息後に例会参加します」

と言っていた人が、ここに来て多少は

戻ってきてくれるようになりました

 

       ◇

 

ふと、思い出したのは

三浦光世さんのエッセイの一文です


「行けば何とかなる」


高齢で体調が悪くても

出掛けてみると

気が張って

何んとか過ごして

無事帰ってこれる

引きこもっていては

気分もふさぎ込んで

ますます体調が悪くなる――

 

そういう文意だったと

記憶しています

 

今春、「囲碁同好会」とは

別の団体「囲碁研究会」

こしらえて、碁会場と一緒に

和室を借りはじめたのは

そういう方のための「休憩」

「静かな会話」「打ち合わせ・役員会」

などなど、おおむね碁の研究?!

のためなら何でもここでやろう

と考えたからであります

 

碁会に入会しているからといって

例会でせっせと碁を打たねばならない

というワケではありません

 

観戦もよし

囲碁談義もよし

気が向けば一局もよし

 

和室をのぞいて

小一時間でも

過ごしてみてください

 

きっと

気が晴れることもあります

 

わたしは<入会金なし

少額会費(半年1000円)>

には、そういう意味付けがある

と、勝手に思っているのです

 

 

 

三浦光世(みうら・みつよ、1924~2014年) 歌人。魂の作家・三浦綾子の夫。デビュー作「氷点」のタイトル発案者。1966年、旭川営林署を退職。闘病しながら作家生活を送った綾子を口述筆記などで支え続けた。99年、綾子とともに日本キリスト教文化協会からキリスト教功労者の表彰を受ける。アマ将棋六段。社団法人北海道将棋連盟理事長を務めた。

 

 

 

:同好会会則によると、年会費は4000円。半期2000円を4月と10月に納めた者で、会の運営協力の趣旨を理解することを持って会員資格を付与している。コロナ期間は会場の人数制限があるため、特例として会費を半額(半期1000円)としている。同じく人数制限下では増員するわけにはいかず、原則として新規入会・復帰を凍結している(ただし会運営への積極協力を申し出る方や、若年・女性の入会希望者は、受け入れの方向。カネを払うが後は何もしないという方はご遠慮いただく。今春、問題会員に事情聴取し、結果として私が引導を渡した方が若干いた。現在、問題会員はゼロと認識している)

 



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