囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

負けるイコールいまいましい

2023年07月19日 | ●○●○雑観の森

 

【大人の社交場は危険がいっぱい

放っておくと、必ず空気は劣化してゆく】

 

勝負事は性に合わないので

碁将棋には手を出さない

というヒトがいる

 

気持ちをおさめる術を知らないのか

食わず嫌いなのかは分からないが

気の毒としかいいようがない

が、これもひとつの考え方だろう

 

なるほど、

「負けました」と言わねばならない時は

表に出すか出さないかはともかく

これほど不愉快なことはない

 

逆に勝った時はどうかといえば

ウキウキ気分を抑えきれず

有頂天で笑みを抑えきれない

実力と錯覚して天狗になりかねない

 

いずれにしても

一局が終わった時が

〝人となり〟が出る

品が良いか、悪いか

どっちかである

 

将棋九段の原田康夫は

「礼儀作法も実力のうち」

という言葉を残した

 

勝って、万歳やガッツボーズは

無邪気だが、いささか子供っぽく

負けた相手の気持ちを害さないか

観戦していてちょっと心配になる

 

負けた腹いせに

一方的に石を崩してしまう人や

碁石を碁笥や碁盤に叩きつける人

大声で悔し恨めし節を続ける人

大人げない大人もいるにはいる

 

碁会の規模が大きくなると

こういう傾向が出がちである

誰が鈴を付けるのか

難しいからであろう

 

見ている人は見ている――

 

 

 



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