【並べるだけで強くなる ~ 虎丸の自選自解好局集より の巻】
*コラムより(抜粋)
どうすれば碁が強くなるか?
簡単には答えられない、難しい質問です。
どんな物事でも同じことですが、基本的なことを
少しずつ積み重ねていくしかない と思っています。
何カ月勉強しても、ほんのわずかしか成長していない
と感じることもあります。
ですが、そのわずかな差が、
対局では確実に大きな差になります。
例えば、悪手を打つ確率が10㌫の人が、
勉強の結果9㌫になったとします。
対局では100手中10回の悪手が
9回になっています。
囲碁はミスをした瞬間に
大きく形勢が傾くゲームです。
1回の差が、非常に大きいのです。
◇
わたしの経験では、初段や三段の頃は
序盤で形勢をリードしようと無理な手を
打っていました。
これは格下には通用するのですが
格上には逆にとがめられてしまい、
上手くいきませんでした。
落ち着いて形よく打ち、ここぞという時にパンチを入れたり
最後の方まで我慢を続けるとチャンスが訪れたりします。
相手もよく考えているので、一方的に良くなるのは無理。
碁は基本的に一手ずつ交代で打つので、当然ですよね。
▲簡単な詰碁から始めましょう
黒先で、どうなりますか?
▼正解は、まずワリコミ一発!
これ以外、黒大石の生きはありません
碁盤に並べて、変化を確かめてください