囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

アマの碁って忙し過ぎる

2022年11月22日 | ●○●○雑観の森

 


【1局1時間では、考える暇などなし?】

 


一局を一時間で終わろうとすると

60秒掛ける60分イコール3600秒

その3600秒を平均的総手数230手で割ると

一手に掛けられる時間はわずか15・6秒

 

つまり、アマの碁はとても忙しい

 

相手が打ってから

考えて石を持って打つまで

15秒程度でないと碁にならない

 

だから、石を持ったまま考える

思い付きで打ち、ヘマをする

大石のアタリに気が付かない

最悪は、打ち直しの反則を犯す

というのがアマ碁会の日常である

 


    ◇

 

先日の碁会でのこと

 

相手の石音がしたので

ここしかないと打ったところ

「まだ、打っていない」と相手は言う

 

さようですか、と石を戻すと

肝心のところに打たれ

当然わたしの負けが決まった

 

心が少しザワついたが

親睦碁会ならやむを得ないか

と、おさめたのである

 

相手は有段者である

それを許さないと

わたしの3連勝になってしまう

 

これでは具合が悪いといえようが

こっちも少し胸が悪くなった

わたしが悪うございました、か

 

やっぱり、同じ相手とは

勝っても負けても

1日2局までがよろしかろう

そう、思ったのである

 

 

 

▲プロの対局は持ち時間がたっぷりあるが、アマの対局は概ね1時間~1時間半と短い

アマ大会の持ち時間は、級位者が一人30分、有段者が同40分がふつう

対局時計を使い、それを過ぎれば、時間切れ負けという厳しさである

 

 



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