新型ウイルスの拡大防止に有効なのは緊急事態宣言か
では官僚への超絶接待疑惑の暴露劇につける薬は?
国会ウソ答弁も即バレバレとは一体何やってんだか
視界がかすんできたちかごろの霞ケ関の黒い霧 深し
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菊池寛「私の日常道徳」(大正15年)より
他人に御馳走になるときは
できるだけ沢山食べる。
そんなとき、まずいものをおいしいと
言う必要はないが、
おいしいものは
明らかに口にだしてそう言う。
人といっしょに物を食ったとき、
相手が自分より
よっぽど収入の少ない人であるときは、
少し頑張ってもこちらが払う。
相手の収入が相当ある人なら、
向うが払うといって頑張れば
払わせる。
私は自分より富んでいる人からは、
何でもよろこんで貰うことにしてある。
何の遠慮もなしに、御馳走にもなる。
総じて私は人から物を呉れるとき遠慮はしない。
おたがいに人に物をやったり
快く貰ったりしたことは
人生を明るくするからだ。
きくち・かん(明治21~昭和23年) 小説家、劇作家、ジャーナリスト、実業家。文藝春秋社(現在は株式会社文藝春秋)を創設した。昭和10年、新人作家を顕彰するため「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設立する。
【官吏(かん・り】
① 役人。官人。官員。
② 明治憲法下、国家に対し忠順勤勉に職務をつくすため、国家によって特に選任された者。現在では行政部内に勤務する国家公務員とほぼ同義。
ーー広辞苑はけっしてウソを載せません