囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

〝中押しの碁に半目の劫を競り〟

2023年05月31日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】

 

二つの地域碁会に所属していて

三段ぐらいのヘボザルだった頃の話です

(いまも、さほど変わりませんが)

 

劫(コウ)が面白くなって

勝負に負けても

劫には勝ちたい一心で

必死に劫争いをしていたところ

チラリ碁盤を見た某高段者から

吐き捨てるように言われちゃいました

 

「コウを争うような碁ではない」

 

その当時は、

形勢判断もやらず(できず)

劫立ての数を数えずに

つまりノーアイデアで

碁を打っていました

(碁を打っている、と言えません)

 

相手には弱い石もなく

二十目三十目も離され

最後まで打ってもムダ・ムリ

という絶望的形勢の碁を

平然と打ち続けていたのですから

有段の資格は全くなし

穴があったら入りたいとは

このことでしたね

 

いまでも

熱くなってしまい

ムリ手を連発する時には

いちど深呼吸して盤面を数え

頭を下げるようにしています

「負けました」

 

口に出して負けを認めることができ

人間としてもにもマシ?になってからは

霧が晴れたかのように碁盤の見え方が

変わってきたように思います

これ、正味ホントのはなし

 

 

 

 


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