さてさて、箱根駅伝でここ数年話題になるのが選手が履いているシューズ。


数年前まではメーカーとしては、ほぼ「ナイキ(Nike)」でしたが、第100回大会(2024年)は多くのメーカーのシューズが履かれていました。
第100回大会(2024年)
ナイキ:42.6%(98人)
アシックス:24.8%(57人)
アディダス:18.3%(42人)
プーマ:8.7%(20人)
ミズノ:2.2%(5人)
オン:1.3%(3人)
ホカ:0.9%(2人)
ニューバランス0.4%(1人)
アンダーアーマー:0.4%(1人)
ブルックス:0.4%(1人)
第99回大会(2023年)
ナイキ:61.9%(130人)
アディダス:18.1%(38人)
アシックス:15.2%(32人)
プーマ:3.3%(7人)
ミズノ:0.5%(1人)
ニューバランス0.5%(1人)
アンダーアーマー:0.5%(1人)
第98回大会(2022年)
ナイキ:73.3%(154人)
アディダス:13.3%(28人)
アシックス:11.4%(24人)
ミズノ:1.0%(2人)
プーマ:0.5%(1人)
ニューバランス:0.5%(1人)
2022年は6メーカー、2023年は7メーカー、そして2024年は10メーカーと増え、ナイキ着用率は50%以下という状況。とくに「アシックス」「アディダス」「プーマ」が着用率が伸びています。ちなみに箱根駅伝の公式スポンサーはミズノ・・・。
往路と総合タイムのいずれも大会新記録を叩き出した青山学院大の選手は1区、2区、3区、6区、7区、10区の選手がアディダスのシューズを着用。そもそもアディダスは自社広告に青山学院大の選手を起用しています。
アシックスは9区で区間賞を取った青山学院大の選手をはじめ、区間2位の東洋大学、区間3位の帝京大、区間4位の東京農業大、区間5位の駒澤大、区間7位の國學院大の上位7人が着用。97回大会(2021年)では着用率0でしたので、メーカーの開発が実った感じです。
プーマは総合3位となった城西大とのパートナーシップ契約をしています。
とは言うものの、やはりナイキは強い。今大会で区間賞に輝いた選手10人中7人がナイキを着用しています。
1区:篠原倖太朗選手(駒澤大) / ナイキ
2区:黒田朝日選手(青山学院大) / アディダス
3区:太田蒼生選手(青山学院大) / アディダス ※日本人最高タイム
4区:佐藤一世選手(青山学院大) / ナイキ
5区:山本唯翔選手(城西大) / ナイキ ※区間新
6区:武田和馬選手(法政大) / ナイキ
7区:吉居駿恭選手(中央大) / ナイキ
8区:塩出翔太選手(青山学院大) / ナイキ
9区:倉本玄太選手(青山学院大) / アシックス
10区:岸本遼太郎選手(東洋大) / ナイキ
「厚底」シューズを作り続けてきたナイキだけに「(厚)底」力があるという感じです(シューズだけの力ではないでしょうけど)。
2024年-2025年の男子大学駅伝はナイキがこの勢いで席巻するのか、それともアディダスが追い上げるのか。またはアシックス、プーマの躍進があるのか、ミズノ、オン、ホカ、ニューバランスなどの新興勢力が伸びてくるのか・・・。
いろいろと楽しみではあります。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。