大垣日本大学高等学校は、岐阜県大垣市にある、学校法人大垣日本大学学園が設置・運営する、日本大学準付属の私立高等学校であり、東海地方では唯一の日本大学系列校です。
硬式野球部を率いる阪口慶三監督は大垣日大高野球部の前には、愛知・東邦高校野球部の監督も務めていました。
その阪口監督の経歴は次のとおりです。
東邦高時代
春夏通算24回出場 春;優勝1回、準優勝1回 夏;準優勝1回
大垣日大高時代
春夏通算7回出場 春;準優勝1回
その東邦高野球部時代の阪口監督は鬼の阪口と選手から呼ばれていた程で、選手は阪口監督を非常に恐れていたと言われています。鬼と言われるくらいですから、東邦高の練習量は物凄い練習量で伸び伸びと野球が出来る環境ではなかったそうです。
また、ネットで検索すると、大体「都市伝説」とキーワードが付いてきます。例えば、こんな都市伝説があります。
1988年の夏の高校野球甲子園決勝で宇和島東高校に6-0で敗戦しました。阪口監督は試合の敗因をビデオで見返して見ると、相手の監督がニコニコ笑っていることに気が付いた。自分の様に鬼の形相だと、選手が委縮してしまいこれでは勝てないと考え、その日から手のひらに「笑」の文字を書き、試合の時はベンチの裏で笑う練習をしたそうです。その後、翌年の選抜大会で見事優勝を果たしたとの事です。
今大会もホームラン3本で逆転勝ちを飾りましたが、4回に逆転満塁ホームランを打った堀本選手が打席に入る直前、阪口監督は、「50年来の監督生活の中で、お前のお父さんは一番度胸があった。お前はそのDNAを継いでいる。だから初球から狙っていけ!」と言ったそうです。阪口監督は、堀本選手のお父さんが東邦高時代の教え子であるかのように言っていますが、実は全くの作り話なのです。堀本選手のお父さんは石川県の高校出身で、教え子ではありませんでした。
坂口監督は今でも練習中は「鬼」だそうですが、グラウンドを離れれば「仏」に変わります。試合に向かうバスの中は、いつもカラオケ大会になり、選手は流行の歌を歌うそうですが「監督がご機嫌になる」と、美空ひばりさんの「川の流れのように」も選手が歌うそうです。今夏の岐阜大会準々決勝に向かうバスの中では、阪口監督が初めて歌ったそうです。タイトルは「揚子江のカラス」。これは阪口監督が中国に行った時に自作した歌で「カアー」というカラスの鳴きまねにナインは大爆笑したそうです。
選手は自分たちを「鬼のこども」と言うそうです。「感謝です。74歳の私に付いてきてくれる」と阪口監督は言っています。
第2試合
金足農 1 2 0 0 0 0 0 1 2|6
大垣日大 1 0 2 0 0 0 0 0 0|3
試合は金足農高が3-3で迎えた8回表にソロホームランで勝ち越し、9回にも追加点を挙げて、大垣日大高に勝利しました。大垣日大高は、金足農高の先発・吉田選手に9回3失点13奪三振、4回以降はわずか1安打と抑え込まれました。阪口監督は二回戦で姿を消しました。
また、元気な姿を甲子園で見せてくれるために戻って来ることでしょう。
(画像は画面キャプチャ)
第1試合 二回戦
日南学園 0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
常葉大菊川 0 0 1 0 0 1 0 1 x|3
常葉大菊川高が5年ぶりの三回戦進出です。
第3試合
横浜 0 0 1 6 0 1 0 0 0|8
花咲徳栄 1 0 0 0 0 2 1 0 2|6
横浜高が三回戦進出。敗れた花咲徳栄高は、選手権連覇とはなりませんでした。
(画像は画面キャプチャ)