野球小僧

父さんのためのルール教室 その5

少し前の試合で、こんなプレーがありました。

”スイングしたときにボールが手にあたり、その打球(?)がフェアゾーンに転がった”

手に当たったかどうかは判りませんが、明らかに鈍い音でした。

このプレーを巡っての審判の判定でちょっと混乱をしました。

プレーの流れは(カウントは忘れましたが)2アウトランナー一塁の場面で、スイングしたときに、”ボールが手に当たった”かどうかでした。

打球はピッチャー前に転がっていました。

審判はすぐさま「タイム」をかけて、「ヒットバイピッチ(デッドボール)」をコール。

この判定に対して、守備側から「スイングしに行って、手にボールが当たったのではないか?」とのアピール。

この抗議が認められ(?)、バッターには「アウト」が宣告されました。

しかし、審判の説明では「打球がフェアになって・・・」という説明でバッターアウト。

また、これに対して、攻撃側から「”打球がフェアで”ということならば、一塁に送球していないので、アウトは成立しない」との逆アピール。

ですが、判定はこのままで試合は続行されました。

実はルール的には次のようになります。

野球規則2・72(a)
STRIKE「ストライク」--次のような、投手の正規な投球で、審判員によって"ストライク"と宣告されたものをいう。
(a) 打者が打った(バントの場合も含む)が、投球がバットに当たらなかったもの。 

つまり、スイングしてバットに当たっていなかったため、ストライクになります。

よって、これが2ストライク後のプレーでしたら、バッターは三振になるのです。

また、ノーアウトもしくは1アウトでランナーがいる場合は、手にボールが当たったことによって、ボールデッドになるため、ランあーは元の塁に戻されます。

野球規則5・09(a)

審判も人の子。

全てのすぐにジャッジが下せるものではないでしょうけど、明確な説明があってしかるべきだったとは考えます。

このプレーはよくあるかも知れませんので、知っておいて損はないと思います。


コメント一覧

まっくろくろすけ
こんばんは。
こんばんは。
違うらしいのですよね。
このくだりに似た話が、やっぱり水島新司の「大甲子園」の明訓vs巨人学園にありました。
野球はいろんなプレーが出てきますので、すべての場面が面白いですね。
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


えっ(;゜Д゜)! 打ちにいって当たったのが手、腕じゃなくて手ですよね~
そしてフェアゾーンに転がったのならインプレーではないのですか??
  てっきりバットを握った手はバットとみなすものだと(スイングの場合)・・・


解釈間違いしていたのですね~小生は!
難しいなぁ~~野球って! 


             でも面白いなぁ~野球って!!!
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