米国は広い(行ったことないけど)。面積的には日本が約26個入る計算。

(地図をクリックしても各州の結果は表示されません。悪しからず)
全米50州のうち、テキサス州はアラスカ州の次に広く、米国本土では最大の州。実際にどのぐらい広いかというと、日本の約2倍。日本の面積は約37万7973平方km、テキサス州は約69万6241平方km。ちなみにフランスよりも少し大きく、世界の面積の広い国ランキングでも、テキサス州は40位近くになります。
ですから、一部の有権者にとっては投票に行くのは近所に散歩に行くような簡単なことではないとのこと。有権者登録をしている地域から離れて住んでいる場合には、指定投票所に行くには小旅行(もちろん、郵便投票も可能)。
それでも、直接投票に行くことに価値があると考えている方も多いそうです。
■車で3時半かけて・・・
婚約者が期日前投票をしましたが、期日前投票箱の周りにはロープが貼られ警察があちこちにいたそう。投票箱が燃やされた場所もあった。不在者投票の申込みが間に合わなかったこともあり、投票所に直接行ったほうがマシだと思った。
共和党に投票することに抵抗のあるペンシルべニアの多くの女性を代弁するため、投票所に足を運び、市民の義務を果たすことが本当に重要なことだと思った。
私は移民家庭出身で、母はプエルトリコ、父はハイチ出身。だからこそ投票したいと強く思った。
仕事を終えた後、ワシントンD.C.からペンシルバニアに車で行き、渋滞もあったので約3時間半ほどかかった。朝は父と初めて投票する弟と一緒に投票所に行った。
ペンシルべニア州ランカスター郡は移民が多く住んでいて、共和党に誇りを感じる人も多い。この街の投票は半々に分かれる可能性があるので、一票が大きな意味を持つ。
投票するための車のガス代60ドル(約9100円)は少し痛いですが、投票しないことによる私への長期的な影響に比べれば微々たるもの。
■テキサス州からアーカンソー州まで車で・・・
いまは一時的にテキサス州に住んでいますが、有権者登録してあるアーカンソー州に行く必要があった。仕事が終わって車に乗るころには大きな嵐が来ていて、最初の数時間はとてもきつかった。気持ちを明るくするためにクリスマスソングをかけていた。
でも投票することで自分の声を届け、歴史を作ることができることを祈っている。
不在者投票を申請することもできたが、直接投票し、この経験の一部になりたかった。私と母の投票で初の女性大統領が誕生することを願う。
■サウスカロライナ州からジョージア州まで車で・・・
私はジョージア州で有権者登録をしているのですが、母のいるサウスカロライナ州にしばらくいる予定だったので、そこに郵便投票の書類を送ってもらうよう申請。でもそれが届かず、ジョージア州の投票所まで行くことになった。
午後11時半ごろから運転を始めて、午前4時半過ぎにジョージア州フルトンに着いて、午前5時ちょうどに投票所に着きいた。私が1番乗りだった。
もともと長時間運転に慣れていて、運転が長すぎることよりも、ここで投票することの方が価値があると思った。
往復の運転とおやつ代にかかった200ドル(約3万円)を使ってほかの場所に行くこともできたが、200ドルはまた稼げばいい。投票にはその価値があったと思う。
■バスで6時間半かけて・・・
私はADHD(注意欠如・多動症)なので、物ごとを先延ばしにしがちなところがある。だから選挙が近くなり、少し神経質になった。
いまはコロラド州に住んでいるので、有権者登録を以前のワシントン州から変更しようとしたが間に合わず、代わりに運転免許証が登録されているデンバー州の投票所に行った。投票に行くのにバスで6時半かかり、大変だった。
直接投票所に行くことへの問題はバス代。お金のない大学生にとって、往復90ドル(約1万3700円)は大きな出費。でもお金が準備できてからは迷いはなかった。投票は私にとってとても重要だから。
■ニューヨークからアトランタに飛行機で・・・
私はオペラ歌手でジョージア州アトランタに住んでいるが、ニューヨークで公演中だった。でも投票日が休演日だったので、許可を得てアトランタに戻ることにした。
飛行機に乗ってまで投票に行く理由は2つ。1つめは、とても重要なことだと思うから。2つめは、近年この州の郵送サービスがとんでもなく遅いから。飛行機で投票所に行って自分の一票がカウントされるのが確認できるならそれがベストだと思った。
航空券は500ドル(約7万6000円)以上したが、自分がその費用を心配しなくて良い経済状況にあることに感謝している。
この投票は絶対に価値があると思う。
2024年米国米大統領選の投票率は64.52%で、120年ぶりの高さだった2020年(66.4%)に迫る戦後2番めでした。1900年以降でも5番めの高さでした。
一方、第50回衆議院議員総選挙の小選挙区投票率は53.85%、戦後3番目に低かった。
日本は米国に比べて狭い国土であり、ほとんどの有権者は自宅から歩いて投票所に行ける環境。
もっと自分の一票を重んじ、投票してもいいのではないでしょうか。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。

(地図をクリックしても各州の結果は表示されません。悪しからず)
全米50州のうち、テキサス州はアラスカ州の次に広く、米国本土では最大の州。実際にどのぐらい広いかというと、日本の約2倍。日本の面積は約37万7973平方km、テキサス州は約69万6241平方km。ちなみにフランスよりも少し大きく、世界の面積の広い国ランキングでも、テキサス州は40位近くになります。
ですから、一部の有権者にとっては投票に行くのは近所に散歩に行くような簡単なことではないとのこと。有権者登録をしている地域から離れて住んでいる場合には、指定投票所に行くには小旅行(もちろん、郵便投票も可能)。
それでも、直接投票に行くことに価値があると考えている方も多いそうです。
■車で3時半かけて・・・
婚約者が期日前投票をしましたが、期日前投票箱の周りにはロープが貼られ警察があちこちにいたそう。投票箱が燃やされた場所もあった。不在者投票の申込みが間に合わなかったこともあり、投票所に直接行ったほうがマシだと思った。
共和党に投票することに抵抗のあるペンシルべニアの多くの女性を代弁するため、投票所に足を運び、市民の義務を果たすことが本当に重要なことだと思った。
私は移民家庭出身で、母はプエルトリコ、父はハイチ出身。だからこそ投票したいと強く思った。
仕事を終えた後、ワシントンD.C.からペンシルバニアに車で行き、渋滞もあったので約3時間半ほどかかった。朝は父と初めて投票する弟と一緒に投票所に行った。
ペンシルべニア州ランカスター郡は移民が多く住んでいて、共和党に誇りを感じる人も多い。この街の投票は半々に分かれる可能性があるので、一票が大きな意味を持つ。
投票するための車のガス代60ドル(約9100円)は少し痛いですが、投票しないことによる私への長期的な影響に比べれば微々たるもの。
■テキサス州からアーカンソー州まで車で・・・
いまは一時的にテキサス州に住んでいますが、有権者登録してあるアーカンソー州に行く必要があった。仕事が終わって車に乗るころには大きな嵐が来ていて、最初の数時間はとてもきつかった。気持ちを明るくするためにクリスマスソングをかけていた。
でも投票することで自分の声を届け、歴史を作ることができることを祈っている。
不在者投票を申請することもできたが、直接投票し、この経験の一部になりたかった。私と母の投票で初の女性大統領が誕生することを願う。
■サウスカロライナ州からジョージア州まで車で・・・
私はジョージア州で有権者登録をしているのですが、母のいるサウスカロライナ州にしばらくいる予定だったので、そこに郵便投票の書類を送ってもらうよう申請。でもそれが届かず、ジョージア州の投票所まで行くことになった。
午後11時半ごろから運転を始めて、午前4時半過ぎにジョージア州フルトンに着いて、午前5時ちょうどに投票所に着きいた。私が1番乗りだった。
もともと長時間運転に慣れていて、運転が長すぎることよりも、ここで投票することの方が価値があると思った。
往復の運転とおやつ代にかかった200ドル(約3万円)を使ってほかの場所に行くこともできたが、200ドルはまた稼げばいい。投票にはその価値があったと思う。
■バスで6時間半かけて・・・
私はADHD(注意欠如・多動症)なので、物ごとを先延ばしにしがちなところがある。だから選挙が近くなり、少し神経質になった。
いまはコロラド州に住んでいるので、有権者登録を以前のワシントン州から変更しようとしたが間に合わず、代わりに運転免許証が登録されているデンバー州の投票所に行った。投票に行くのにバスで6時半かかり、大変だった。
直接投票所に行くことへの問題はバス代。お金のない大学生にとって、往復90ドル(約1万3700円)は大きな出費。でもお金が準備できてからは迷いはなかった。投票は私にとってとても重要だから。
■ニューヨークからアトランタに飛行機で・・・
私はオペラ歌手でジョージア州アトランタに住んでいるが、ニューヨークで公演中だった。でも投票日が休演日だったので、許可を得てアトランタに戻ることにした。
飛行機に乗ってまで投票に行く理由は2つ。1つめは、とても重要なことだと思うから。2つめは、近年この州の郵送サービスがとんでもなく遅いから。飛行機で投票所に行って自分の一票がカウントされるのが確認できるならそれがベストだと思った。
航空券は500ドル(約7万6000円)以上したが、自分がその費用を心配しなくて良い経済状況にあることに感謝している。
この投票は絶対に価値があると思う。
2024年米国米大統領選の投票率は64.52%で、120年ぶりの高さだった2020年(66.4%)に迫る戦後2番めでした。1900年以降でも5番めの高さでした。
一方、第50回衆議院議員総選挙の小選挙区投票率は53.85%、戦後3番目に低かった。
日本は米国に比べて狭い国土であり、ほとんどの有権者は自宅から歩いて投票所に行ける環境。
もっと自分の一票を重んじ、投票してもいいのではないでしょうか。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。