野球小僧

日本列島 高校野球の旅 ~茨城県編~

春 30回出場 55試合 26勝 29敗 0分 優勝; 1 準優勝; 2 ベスト8; 3
夏 64回出場 114試合 53勝 61敗 0分 優勝; 2 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 4

茨城県とは太平洋に面した海岸線とその一帯を占める県です。県庁所在地は黄門様の水戸市。都道府県人口は全国で11位。面積は全国24位。

【勝手に選んだご当地ソング】
♪ ああ 九十九里浜
   夕陽が泣いている
   君だけに愛をと 花の首飾り
   好きさ好きさ好きさ ああ神様お願い
   (「想い出の九十九里浜」 詞; 長戸大幸 / 唄; Mi-Ke)

「チバラギ」という形で千葉県とセットにされることを嫌がっていますが、実は群馬県・栃木県と共に「北関東」と括られるのが、嫌らしいです。それは選手権地方大会が、関東大会→南関東大会→北関東大会→東関東大会と予選地域を転々としたことからも判ります。なお、1973年からようやく1県での開催となっています。

1985年からは参加100校を数えるようになり、全国でも指折りの激戦区の一つですが、参加校数は年々減少しています。

昭和末期から平成前期にかけては木内幸男さんの下、常総学院高が圧倒的な強さを誇り、2003年選手権大会では全国制覇を果たしていますが、木内監督の勇退以降はなかなか全国で勝てなくなっています。

その後、藤代高、下妻二高や水城高などが甲子園に出場していますが、全国での知名度や実績ではまだまだ遠く及ばず、水戸商高や取手二高といったかつての古豪もすっかり甲子園はご無沙汰です。

それでも、ここ数年は再び常総学院高が復権し、2013年選手権や2015年選抜には全国ベスト8まで食い込んでいます。

【選抜大会出場回数ランキング】
1 常総学院高 9回出場 21試合 13勝 8敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト8; 1
2 水戸商高 4回出場 9試合 5勝 4敗 0分 準優勝; 1
3 取手二高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
3 日立工高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
3 藤代高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分
3 土浦日大高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
7 鉾田一高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
7 霞ケ浦高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 水城高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 水戸啓明高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 土浦湖北高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 取手一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 竜ケ崎一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 下妻二高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
7 明野高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分

【選抜大会勝利数ランキング】
1 常総学院高 9回出場 21試合 13勝 8敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト8; 1
2 水戸商高 4回出場 9試合 5勝 4敗 0分 準優勝; 1
3 取手二高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
3 日立工高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 11
3 藤代高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分
6 土浦日大高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
6 鉾田一高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 霞ケ浦高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 水城高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 水戸啓明高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 土浦湖北高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 取手一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 竜ケ崎一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 下妻二高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 明野高 1回出場 1試合 0 1敗 0分

【選手権大会出場回数ランキング】
1 常総学院高 16回出場 43試合 28勝 15敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 3
2 水戸商高 10回出場 19試合 9勝 10敗 0分 ベスト8; 1
3 竜ケ崎一高 9回出場 11試合 3勝 8敗 0分
4 取手二高 4回出場 9試合 6勝 3敗 0分 優勝; 1
5 取手一高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
5 藤代高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
5 水戸一高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
8 土浦日大高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 茨城東高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
8 鉾田一高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分

【選手権大会勝利数ランキング】
1 常総学院高 16回出場 43試合 28勝 15敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 3
2 水戸商高 10回出場 19試合 9勝 10敗 0分 ベスト8; 1
3 取手二高 4回出場 9試合 6勝 3敗 0分 優勝; 1
4 竜ケ崎一高 9回出場 11試合 3勝 8敗 0分
5 水戸啓明高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
5 土浦一高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
5 土浦日大高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
5 取手一高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
5 日立一高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
5 藤代高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
5 明野高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分

【茨城県出身者で打線を組んでみた】
一番 ③ 玉造陽二 (水戸一高/西鉄ライオンズ)
二番 ④ 仁志敏久 (常総学院高/読売ジャイアンツほか)
三番 ⑥ 豊田泰光 (水戸商高/西鉄ライオンズほか)
四番 ⑤ 広沢克己 (小山高/ヤクルトスワローズほか)
五番 ⑧ 田宮謙次郎 (下館商/大阪タイガーズほか)
六番 ⑨ 江尻亮 (日立一高/大洋ホエールズ)
七番 ⑦ 大和田明 (茨木高/西鉄ライオンズほか)
八番 ② 大久保博元 (水戸商高/西武ライオンズほか)
九番 D  金子誠 (常総学院高/日本ハムファイターズ)
      ① 井川慶 (水戸商高/阪神タイガースほか)

取手二高や常総学院高が台頭するまで、茨城を代表する高校といえば水戸商高でした。早大の名監督・石井藤吉郎さんや、立大時代の長嶋さんを鍛えたことで知られる砂押邦信さんら、アマ球界の名指導者を数多く生み出しました。

一方、プロではなんと言っても豊田泰光さんです。1950年代の西鉄ライオンズの黄金時代に、中西さんや仰木らとともに内野を守った名選手です。守備よりも打撃の人で2番バッターとしてよく快打を飛ばし、中西太さんらの主軸につなげました。新人王、首位打者などのタイトルを取り、国鉄スワローズに移籍してからも2試合連続サヨナラホームランの離れ業を演じたりしました。歯に衣着せぬ物言いも魅力の一つで、骨っぽさを示す「水戸っぽ」を絵に描いたような選手でした。

田宮謙次郎さん(下館商高)と広沢克己(栃木・小山高)。田宮さんは1950年から1960年代阪神タイガース、大毎オリオンズの中心選手として活躍したスター選手です。広沢さんも1980~2000年にかけてホームラン306本を放ちました。常総学院高出身の仁志敏久さん、金子誠さんが小脇をしっかり守り合いところです。

井川慶さんと大久保博元さんのバッテリーは水戸商です。快速球を武器にタイガースのエースになった井川さん。勝負強い打撃で鳴らし、ジャイアンツの人気選手になった大久保さん。個性的なキャラクターでも注目された2人です。


 

コメント一覧

まっくろくろすけ
いばらきけんみんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
申し訳ございません。該当部分は撤回し、おわび申し上げます。
いばらきけんみん
いばらぎけんではないでしょ笑
馬鹿にしすぎ
まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
ようやく、始まりました企画ものです。

茨城県には何回か出張で行ったことがありますが、何しろ遠いというイメージでした。

私は茨城県と言えば茨城県立水戸南高校 硬式野球部(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/1b255f14ef1e4304a3c0e63566b2c347)です。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

茨城県といえばやはり常総学院高校ですね、昨今。
尤も仁志さんの頃かですけど^^;

そしてやはり「木内」マジックですよね!?
常総の前の取手二高時代にはKK率いるPL学園を決勝で撃破していますし。

いいなぁ~茨城県!
ベストナインが構成できて!!
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