
今回、子どもたちとの福島→京都の大移動が、田歌舎での私の初仕事になりました。
福島キッズとはなんぞや?一体どんな子ども達が来るのだろう?不安が大きい中で始まった京都プログラムでしたが、今思えば初めての場所で溶け込めたのは、子ども達が繋ぎ目になってくれいたおかげだったのかもしれません。
初めましてのスタッフ同士で会話をするのにも、話題は「あの子が今日あんなことをしていた」と子ども達の話題で持ちきり。
子ども達は、よく話したいこと、見せたいものがあって、大声で人の名前を呼ぶことがあります。人の名前をなかなか覚えられない私も、これには非常に助けられたように思います。
子どもは、人と仲良くなるのに必要なことが何か良く知っていて、日々私はそれを見せてもらっていました。
最初にしゃべって仲良くなった子もいれば、時間をかけてだんだん顔見知りになっていく子もいて、それは子どもとの付き合いといえども、私の大学での友達関係とそれほど大きな差はなかったように思います。
しかし、大人と子どもに差がないと行ったものの、私から見ても、「子どもから尊敬される大人」というのはいるもので、そういう大人たちは自分から他人へ何かを発信しようとする人であったり、誰にでもわかる言葉で話すことが出来たりする格好良い存在なのでした。

生意気を覚えた子らに言わせると、私は「子どもと大人の間」なんだそうです。確かにそれを言われてはぐうの音も出ませんが、その「子どもと大人の間」を楽しんでいられる時間はそう何年も残されていないのだと考えると、今はとても貴重な時間です。
慌ただしく、転がるように毎日が過ぎていきましたが、最後には歌に笑いに、そして愛情たっぷりのごちそうにと、とても幸せな時間を過ごさせてもらいました。