溜めに溜めてた『義経』の録画ビデオ。
3回分かと思ってたら4回分あった。一ヶ月分だよ(^^;
さて一気に感想いきます!
『堀川夜討』
いや~大河ドラマ『義経』 悪人らしい悪人がいないんじゃないの?
夜討をかけた土佐坊までいい人っぽい演出で、それってどうよ。
厳しい詮議をしない義経に「東国では誰も九郎殿を討つ名乗りを上げなかった」とか「老いた母のため所領が欲しかった」とか、悪役にも人としての葛藤があって本当の悪党はいない…みたいな感じ。
いいけどさ。原作が宮尾本だから戦記物というよりは人間模様に重点が置かれているもんね。
それにしても静の勇ましいこと。町娘だってのに武家の娘より勇敢だよ。
この回でついに義経は兄を「頼朝」と名前で呼びましたね。義経の気持ちの変化の現れってことですか。
『静よさらば』
都を戦火に晒す事を嫌い義経主従は都を去りますね。この時初めて義経は自分の運命から『逃げた』と私は思ってます。だからそれまで義経を守っていた鞍馬山の神仏の守護の力が弱まった。嵐で船が大破しても死んでないから、加護が無くなった訳ではないですけどね。そして大物浦に着いたということは神仏は西国に行くなと言っている。毘沙門天は北方の守護神です。義経さま北です!北に行くのです!奥州平泉です!
それにしても平知盛…「見るべきものは見た」のではないのですか。納得して入水したんじゃないんですか。まぁ『舟弁慶』が元になってるから仕方ないけど、怨霊として現れるのなら教経の方が合ってると思うんですが。どうせなら平家一門うち揃ってとかどうですか(笑)←笑い事じゃないって
この回は妙にご都合主義でつまらなかったですね。危機一髪という時に鬼一法眼が現れるし、その後離れ離れになっていた郎党の現れ方もわざとらしい。あとは…静の強さがねぇ、優等生っぽい正しい強さでなんか嘘っぽくて嫌だ。
『夢の行く先』
忠信が足滑らせた~死ぬなよ、生きてろよ~。
行家叔父最期までプライドが高く保身に必死でしたね。ん~…それくらい?
あとはあれだ、牛若がいたずら描きした黄金の屏風。ここまでひっぱるとはね。
なんか義経が「夢の都」とか「新しき国」とか頻繁に繰り返すので、おもわずこの義経なら大陸に渡って成吉思汗になりそうだ…とか思ったり(笑)
『しずやしず』
タッキー義経になってから(要は子役から変わってから)初めて45分満足して見ましたよ!
忠信が死んでしまったぁぁぁぁぁぁ(ToT) 本来私の一番の泣きポイントは兄の継信が死ぬシーンなんですけどね、今の大河のその回では何故か泣けなかった!でもこの回は泣いたよ!もう号泣!
静を守りきれなくて必死で探して探して、義経のために静を救おうと一人で平家の中に切り込んで行って…。すぐ近くで山伏姿の義経主従がそれを見ていて、助けたくても助けられない辛さ。でもって即死かと思ってたら瀕死でかろうじて息があって最期は義経に手を取られて微笑んで死んで逝く…これから平泉に帰るって時に。
やっぱ佐藤兄弟好きだ~。弁慶も三郎も好きだけど、継信・忠信兄弟も絶対欠かせない!
奥州生まれの二人には源平の戦いって直接関係ないのに、義経のために一生懸命尽くして必死で戦って、故郷から遠く離れたところで死んでしまうなんて悲しすぎる。それでも義経のために死んでいったんだから二人は幸せだったと思いたい。
(某小説のように馴染みの女に会いに行って死んだんじゃなくてよかった。それこそホントに悲しすぎる。刀の切っ先を口に含んで自決する姿なんて見たくない)
思わず忠信で盛り上がってしまいましたが、今回は静も良かったよ~。
目つきが全然違うもんね。鬼気迫る感じで。
鶴岡八幡宮の奉納舞だってのに、全然そんな事気にしないで自分の気持ちを謡った静は、もうなにも恐いものなんてなかったんだろうね。愛する義経と離れ子供を奪われて、悲しみの中に義経への深い愛だけがある。
鎌倉の人間にその想いがどれほど深いかを訴えたかったのかな。
今回は静の本当の強さがとてもよく現れていたと思います。はい。
頼朝兄も静に義経の事を攻められて、その答えが一言「弟ゆえじゃ…」ってのは良かった。
下手に長々と言い訳されるよりずっといい。
あ~上手くまとまらないな。
『しずやしず』 もう一回見よう!
3回分かと思ってたら4回分あった。一ヶ月分だよ(^^;
さて一気に感想いきます!
『堀川夜討』
いや~大河ドラマ『義経』 悪人らしい悪人がいないんじゃないの?
夜討をかけた土佐坊までいい人っぽい演出で、それってどうよ。
厳しい詮議をしない義経に「東国では誰も九郎殿を討つ名乗りを上げなかった」とか「老いた母のため所領が欲しかった」とか、悪役にも人としての葛藤があって本当の悪党はいない…みたいな感じ。
いいけどさ。原作が宮尾本だから戦記物というよりは人間模様に重点が置かれているもんね。
それにしても静の勇ましいこと。町娘だってのに武家の娘より勇敢だよ。
この回でついに義経は兄を「頼朝」と名前で呼びましたね。義経の気持ちの変化の現れってことですか。
『静よさらば』
都を戦火に晒す事を嫌い義経主従は都を去りますね。この時初めて義経は自分の運命から『逃げた』と私は思ってます。だからそれまで義経を守っていた鞍馬山の神仏の守護の力が弱まった。嵐で船が大破しても死んでないから、加護が無くなった訳ではないですけどね。そして大物浦に着いたということは神仏は西国に行くなと言っている。毘沙門天は北方の守護神です。義経さま北です!北に行くのです!奥州平泉です!
それにしても平知盛…「見るべきものは見た」のではないのですか。納得して入水したんじゃないんですか。まぁ『舟弁慶』が元になってるから仕方ないけど、怨霊として現れるのなら教経の方が合ってると思うんですが。どうせなら平家一門うち揃ってとかどうですか(笑)←笑い事じゃないって
この回は妙にご都合主義でつまらなかったですね。危機一髪という時に鬼一法眼が現れるし、その後離れ離れになっていた郎党の現れ方もわざとらしい。あとは…静の強さがねぇ、優等生っぽい正しい強さでなんか嘘っぽくて嫌だ。
『夢の行く先』
忠信が足滑らせた~死ぬなよ、生きてろよ~。
行家叔父最期までプライドが高く保身に必死でしたね。ん~…それくらい?
あとはあれだ、牛若がいたずら描きした黄金の屏風。ここまでひっぱるとはね。
なんか義経が「夢の都」とか「新しき国」とか頻繁に繰り返すので、おもわずこの義経なら大陸に渡って成吉思汗になりそうだ…とか思ったり(笑)
『しずやしず』
タッキー義経になってから(要は子役から変わってから)初めて45分満足して見ましたよ!
忠信が死んでしまったぁぁぁぁぁぁ(ToT) 本来私の一番の泣きポイントは兄の継信が死ぬシーンなんですけどね、今の大河のその回では何故か泣けなかった!でもこの回は泣いたよ!もう号泣!
静を守りきれなくて必死で探して探して、義経のために静を救おうと一人で平家の中に切り込んで行って…。すぐ近くで山伏姿の義経主従がそれを見ていて、助けたくても助けられない辛さ。でもって即死かと思ってたら瀕死でかろうじて息があって最期は義経に手を取られて微笑んで死んで逝く…これから平泉に帰るって時に。
やっぱ佐藤兄弟好きだ~。弁慶も三郎も好きだけど、継信・忠信兄弟も絶対欠かせない!
奥州生まれの二人には源平の戦いって直接関係ないのに、義経のために一生懸命尽くして必死で戦って、故郷から遠く離れたところで死んでしまうなんて悲しすぎる。それでも義経のために死んでいったんだから二人は幸せだったと思いたい。
(某小説のように馴染みの女に会いに行って死んだんじゃなくてよかった。それこそホントに悲しすぎる。刀の切っ先を口に含んで自決する姿なんて見たくない)
思わず忠信で盛り上がってしまいましたが、今回は静も良かったよ~。
目つきが全然違うもんね。鬼気迫る感じで。
鶴岡八幡宮の奉納舞だってのに、全然そんな事気にしないで自分の気持ちを謡った静は、もうなにも恐いものなんてなかったんだろうね。愛する義経と離れ子供を奪われて、悲しみの中に義経への深い愛だけがある。
鎌倉の人間にその想いがどれほど深いかを訴えたかったのかな。
今回は静の本当の強さがとてもよく現れていたと思います。はい。
頼朝兄も静に義経の事を攻められて、その答えが一言「弟ゆえじゃ…」ってのは良かった。
下手に長々と言い訳されるよりずっといい。
あ~上手くまとまらないな。
『しずやしず』 もう一回見よう!