会社法雑記帖

会社法業務の末端でもがく一会社員の雑記帖。

前田先生の基本書「会社法入門 第11版」

2006年07月28日 | 会社法雑記帖
前田先生の基本書が出た、というのは聞いていたのですが、今日実物を本屋で見つけたので買いました。

前田庸「会社法入門 第11版」有斐閣
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4641134499/
(かなり売れているんでしょうか、Amazonでは7/28現在、在庫切れのようです。)

帯が「新会社法に対応した待望の最新版!」となってます。確かに待ってました。

今回の「第11版はしがき」を読むと…なになに、


本書では、できるだけ会社法につき、旧会社法との関連を明らかにするように努めた。従来の制度にこだわっている面もないではないかもしれない。たとえば、会社法のもとでは資本充実の原則は放棄されているといういわれ方がなされていることが多いが、本書では、会社法のもとでも、この原則が維持されているとして取り扱っている。そこには、長年にわたって会社法の分野において培われてきた文化遺産をできるだけ尊重したいという私の気持ちのあらわれという面もないではない。


先々号のジュリスト2006.7.1(No.1315)http://www.yuhikaku.co.jp/jurist/2006/20060701.shtml
上村先生、稲葉先生の論文はかなり舌鋒鋭かったですが、この前田先生の本ではどのように論が
展開されているのでしょうか。じっくり読んでいきたいと思います。