JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

植民地の歴史はここから

2023年01月25日 | 南太平洋

ヌメア の高台から望む
” Isle Nou ヌー島 ” ・・・


(現在は埋め立てにより陸続き)
ニューカレドニアにおける
フランス植民地の歴史は、
この島から始まりました。



1854年から1922年まで、
ニューカレドニアはフランスの
流刑地でした。



ヌー島では
収容所跡が一般公開されています。

注:イルデパン にも収容所跡がある。
  (非公開)



流刑者の多くは
パリ コミューン の政治犯 ・・・


(パン工場跡)
重犯罪者とは違い
比較的おとなしい受刑者たちには、



パンづくりなどの労働が科せられました。



これは、1882年に建てられた高官の住宅。



暑さを和らげるための工夫が
見て取れます。



高官邸のすぐ前は海 ・・・



カフェが立つこの船着き場から、
(元は郵便局)



毎朝多くの受刑者たちが
ヌメアの開拓や整備に向かったそうです。



オーストラリア シドニーの
ロックス などと同様、
流刑者による植民地建設ですね。



ヌー島には、



一般の人々の暮らしもありました。



こちらの建物は劇場 ・・・



いまも現役で使われています。



また、
受刑者たちが労働を強いられた工房跡は、



フランス語学校になっています。



ロシア人、ベトナム人に交じって
日本人留学生も ・・・



ヌー島には
リゾート地の明るさはありませんが、



とても興味深いところです。


Theme from Papillon
フランスの流刑地を舞台にした名画。
サントラは、フランク・プールセルの
流麗なメロディが印象的でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
興味深いです! (アミ)
2023-01-25 06:42:19
お恥ずかしい話。
知らないことが多すぎて、ものすごく、勉強になります。
返信する
Unknown (JFK)
2023-01-25 06:44:23
アミさん、ありがとうございます。
人の営みはおもしろいですね。
返信する
そうだったのですね! (Moca)
2023-01-25 18:52:35
ニューカレドニアが流刑地だったとは!
何年か前訪問して 海の美しさや人のぬくもりに感激した想い出深い場所です
フランスの植民地という事しか知りませんでしたが
もっと歴史を勉強して 再訪したいです
返信する
Unknown (JFK)
2023-01-25 19:02:57
Mocaさん、コメントをありがとうございます。
ニューカレドニアの人は、本当にフレンドリーですよね。
それが、また訪れてみたくなる理由になります。
返信する

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