JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

St Pancras station セントパンクラス駅

2011年03月25日 | ヨーロッパ

St Pancras station
セントパンクラス駅

キングスクロス駅のすぐ隣に建つロンドンの主要鉄道ターミナル ・・
ふたつの駅はコンコースでつながっています。



開業は1868年 ・・
キングスクロス駅に続いて建てられた駅舎です。
(3月24日のブログ参照 )



建設に際しては、
10人を超える建築家によるデザイン コンペが行われました。



そして、採用されたのが、
このヴィクトリア朝を代表するネオ・ゴシック スタイルの建物です。

出来上がった建物には、
『Cathedral of the Railways 鉄道の大聖堂 』 という
ニックネームがつけられました。



駅舎は、1935年まで豪華ホテルとして使われていましたが、
ホテル廃業後は鉄道会社のオフィスとなりました。

1960年代には、取り壊して建て直すという案が出ましたが、
多くの市民の反対により、
ヴィクトリア朝のシンボルは守られました。

2度の世界大戦時には、
戦地に向かう兵士の歓送の場所となった駅舎でした。
第 2次世界大戦では、
ドイツ軍の爆撃により破壊するもすぐに復元されたくらい、
ロンドン市民にとっては、
多くの思い出が刻み込まれた建物なのです。



駅構内にはショッピングモールや多くのレストランがあり、
定期的にダンスや音楽などのイベントが開催されます。





主要なターミナルである 「セントパンクラス駅」 は、
年間延べ 5000万人以上が利用しています。



主に、イギリス中東部に向かう列車、
そしてドーバー海峡を越えてヨーロッパへ向かう列車が発着します。



2011年 〈今年) 春には大改装を終え、
『セントパンクラス ルネサンス ホテル』 が誕生します。

jfk-world



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