加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

予算の余裕はあるのかないのか。

2018-10-12 21:34:27 | Weblog
◎折り込みチラシは、諸事情があり明日の朝刊になります。

◎右のfacebookページに書かせていただいたように、東条文化会館の指定管理者の公募が始まりました。指定管理料は、9月議会一般質問では現行の1500万円をベースに最低賃金や光熱費の上昇分を見込む ということでしたが 1770万円上限で募集されていました。必要な経費を積み上げたとのことでしたが。管理期間も5年になっていました。

◎今日は 商工業振興協議会があったので傍聴をさせていただきました。
人材の確保が優先課題のようで、地域企業の説明会をどういう形でやるのかという話
をされていましたが 大学4回生対象に就職の説明会をするのか 3回生対象にインターンシップの説明会のようなものを(ダイレクトに就職に結びつかなくとも)するのか
という話があり

(私もそう思いましたが)「両方やれないんですか」というご意見があり
市役所は「新規の事業でもあり、予算の関係で2回はなかなか・・・」と言われていました。




議会報告チラシ

2018-10-09 10:36:01 | Weblog
4年間の任期末まであと少しとなりました。
今任期最後の議会報告を入れさせていただきます(11日の朝刊になると思います)、
内容はこちら
コスミックホールの存続問題について
また、(コスミック問題含め)最近の市議会での当局のやり取りがかみあっていないことなどから、
〇市民の方に対してもかみあっていないやり取りをしているのではないか?
〇継続の方針を決めつつ、先の補修費が明確でないなど、市の金銭感覚が欠如しているのではないか?
という問題提起をしています。

日曜日に終わった木管コンクール、土曜日に少しだけのぞかせていただきました。
(3人だけ聞かせていただきましたが、結果として日曜日の優勝者の演奏を聴くことができました)
その際、NPO法人さんの情報誌などでも「83点の評価を得て継続が決定したこと」を肯定的にとらえておられたように感じます。このように、結果として継続方針が示された中では、私が今回「このような決定に係る市のプロセスは出鱈目だ」と問題提起するようなことは「せっかく決まった(←チラシにも書いていますが、議案・予算が議決されない段階では決まっている訳ではないのですけれど)継続に文句あるのか」というように受け止められるでしょう。結果としてそうなりますし。
だからといって、後付けで判断基準を作るようなこと(故意でないことはわかっていますが)が市役所の普通の仕事としてまかり通っていくことがあってはならないと思い、腹をくくって書かせていただきました。

ブログの文章をまとめる時間が取れないこともあり、facebookの書き込みの一部を右上に埋め込みさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

議会報告チラシ

2018-08-15 08:13:29 | Weblog
かなり間のあいた投稿になりましたことをお詫びします。
議会活動報告チラシを来週折り込みで入れさせていただきます。
中身はこちら

小中一貫校の話、公共施設適正配置計画の話、公共交通、都市計画マスタープランのお話などを書かせていただいています。


議長としての立場を考え 今後の議事への影響を考えながら オブラートに包んだ表現を心掛けるようにしていますが
オブラートは高温の環境では溶けやすいようです。

と言っても、私としては極端なことではなく普通のことを書いているつもりなのですが、
「3月の公共施設適正配置計画の年次計画の変更で 市の借金が50億円ほど増加する見込みなので心配」
などと言うと「その話は3月に報告を受けているのに いつまで言っているのか」というような声もありますので
私は普通のつもりで書いている文章でも 一方に偏っている という指摘を受けるかも知れません。
もっとも、私は みんな自分がセンターにいて 周りが偏っているように見えるものだ(注:私も含めてです) と思っているので指摘されても あまりへこまないのですけれど。

「たとえ財政計画に大きな変更が生じようが、小中一貫校を予定通り開校させるため 事業を推進すべきである」とか
「財政計画に大きな変更が生じているのだから いったん立ち止まって見直すべきである」とか
先の方向性に対して示唆するような表現をするとさすがにアウトだと思いますので そこは慎むようにしております。






総務文教常任委員会(東条地域小中一貫校基本設計)

2018-04-23 17:41:07 | Weblog
市長選挙の翌日ではあるが委員会が開催され5階プール等について審議を行った。
①5階にプールを作ると
プール及び付帯工事費 約7180万円
5階にプールを作るための本体構造の強化等費用 4200万円
計1億1380万円

地上にプールを作った場合 1億5800万円
で、屋上プールにしたほうが安くなる(先進地を参考にした試算)

②震度6強~7の地震の後でも、大規模な損傷を受けず継続使用できる

③プールからそもそも漏水しないようにするし、屋根は通常同様防水するので、仮に漏水しても校舎内には漏れないようにしている

④メンテナンスはさほど変わらない

⑤小1小2はがんばって階段を上がって行く

⑥市民向け説明会も改めて開く

という説明があった。

新聞報道の件について

2018-03-30 18:20:36 | Weblog
コメントありがとうございます。
今朝の新聞報道の件について、ご報告をさせていただきます。

市当局より、「4回にわたり懲戒審査会を開催して調査を行った結果、行為者本人にはセクハラにあたるとの認識はなかったものの、関係者への聞き取り等の状況から、(市としては)セクハラにあたる行為があったものと判断し、地方公務員法29条にある「法令・既定などへの違反」「全体の奉仕者たるにふさわしくない非行」に該当するものと判断して、当該職員を戒告処分にした」旨の報告をいただきました。


「戒告」という処分についてですが、公務員の懲戒には懲戒免職、停職、減給、戒告といった処分があります。また、懲戒に至らないものとして訓告、厳重注意があります。
戒告は減給処分等の見えやすいものではありませんが、懲戒処分を受けたものとして人事の記録に残り、今後の人事面や給与面で影響してくることから、先述しました懲戒に至らない訓告等に比べて 実際のところは重い処分にはなります。
 また、国家公務員の懲戒に関する規定では「相手の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞等の性的な言動を行った職員は、減給又は戒告とする。 」というようになっております。
 
 まず 被害にあわれた方が平穏な生活を取り戻されるよう祈念しますとともに、当該職員には戒告の事実を重く受け止めた行動を望みますし、市役所としても市長の出されていたコメントの通り再発防止に努められるように、と思います。

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以下ご質問への個別のご回答です。
①先述したとおり、当該職員においてはセクハラにあたるとの認識がなかったとのことです。今回の戒告処分により そのような認識も猛省を促したいと思います
②報道にもありましたように、今回の対象は 一般市民であり 職員云々という点に関しては 誤った情報が錯綜しているものと思われます。
③処分の量定については 上記の内容によりご判断いただければと思います。
④再発防止に努めるのは当然のことです。市としても従来よりハラスメント等に関する研修等は実施をしてきております。そのような中でこのような事態を招いたのですから、さらなる取り組みが必要だと考えます。

新聞報道の件につきまして

2018-03-21 10:07:11 | Weblog
 まず 3月議会が始まったこともあり ブログの更新が止まっていることをおわびします。本来なら議会活動が活発になっているのですからお伝えすべきことが増えているはずなのですが、連日会議が続いていることもあり 申し訳ありません。

 その上で、市職員のセクハラの疑いのある(注:市役所はこのように申しておりますのでそのまま伝えさせていただきます)言動が新聞報道されている件について、市民のみなさんにご心配をおかけいたしております。
 
 この件につきましては、新聞報道のあった後2月23日に議会全員協議会で報告を受けた(新聞報道と同程度の内容)後、市として懲戒審査委員会において判断するとのことでしたので 審査委員会の結論が出れば報告いただきたい旨申し上げております。

 また3月17日の一般質問への答弁で、2回の懲戒審査委員会が開催されていることが報告されています。

 新しい報告が出れば 改めてご報告させていただきます。

回顧⑤ 市長部局を呼んでの総務文教常任委員会(H29.4.20)

2018-02-15 08:13:07 | Weblog
連休等もあり 連載の間があきすみませんでした。(等の中にはアイスホッケーとカーリングの見過ぎも含みます・・・)

前回は、「公共施設の適正化に関する計画」に関する議会での説明の内容と違う形で 東条地域小中一貫校の建設の話が進められていることを書きました。
「公共施設の適正化に関する計画」の本文自体には今回問題になっているプールや体育館をどうする といった記述はない訳ですが、その際に行った説明や方向性の中では明記されています。
そのあたりをどうとらえていくかの かけ違いが 大きいと思うのですが 追い追い書いてまいります。

さて、市教委が 「公共施設の適正化に関する計画」の方向性と違う形で話を進めているように思われましたので 詳細な説明を改めて受ける機会を設けました。
この際、(もちろん委員会運営ですから委員長との調整の中で)適正化の担当部局も調査に呼ぶこととしました。

以前は、市長部局の審査には原則市長が出席されていましたが、教育委員会部局に関しては市長は出席されていませんでした。(「教育長にお任せしている」というお考えなのだと思います。)
現在は、市長部局の審査の際も副市長もしくは担当部長が委員会での内容について市として責任を持つという前提で、市長の出席を減らすような取り組みも進めています。

ただ、あまりにも市教委が当初の計画と違うことを言うので この時は市長部局に出席を求めたのです。(このように、ブログで色々書く前にやることあるやろ、というご批判に対しては「色々やってきてはいます」ということは言っておきたいと思います。)ただ、会議録を読み返すと 市長はおられず 部長対応となっています。(会議録は こちら


◆磯貝委員  今、いとも簡単に説明を受けたんですが、これ正直申し上げまして、これだけの大きな金額の差異が出てきたということに関して、まず1点、公共施設適正化配置計画の観点からこれはオーケーなのかどうなのか。これだけ金額の違う内容で説明を受けて、議会としてはびっくりしとる状況なんですが、そういう点について、まず公共施設適正化配置計画の観点から照らし合わせて整合性がとれてるのかどうなのか、私はこれ後からこういうのがぽんと今ごろになって出てきて、俗に言う後出しじゃんけんのようなそういう感がするんですが、そこらの点について丁寧に説明を求めたいと思います。
◎協働部長(計画の担当)  公共施設適正化に関する計画の観点から、この点と全体での話になろうかと思いますが、その計画に沿って年次計画というものを立てておりますが、年次計画を立てる上での事業費等については計画書の2ページ、3ページに記載しておる概算の考え方という一定の考え方に基づいて出しております。
 ただ、それは平均単価みたいなもので出しておりますので、今後ほかの施設についてもある程度事業費が上がったり、下がったりすることは想定をいたしておりますが、この東条中学校の小中一貫校に関しましての上がり幅が非常に大きいということはそのとおりでございます。
 その中で、先ほど説明がありましたように、1つは体育館とプールというものを既存のやつを使用するということから、土地の確保の観点から、また教育的な観点から校舎のほうへ新しく建設をするということの要因が、金額的には一番大きくはね上がった要因だと理解をしております。(以下略)

◆磯貝委員  今の答弁を受けて、例えば金額や具体の内容についてはこれぐらいの変更はオーケーということなのかどうかということを逆にお尋ねしたくなるんですよ。要望が出てくる、今、大畑委員から事前にそういうのが説明があって、予算特別委員会でもそれをオーケーした上でやってきたと、そういう指摘もありましたけれど、だけれどその部会からそういう要望が上がってきた、そういう中でできるもの、できないものという点ではめり張りつけた上で対応をしてきたということですけれど、結局これぐらいの金額であればオーケーなのかどうなのか、そういう点について金額的に大きな金額ですよね。それが部会からなりそういう声が上がってきてそういう形の中で変わってくるということは公共施設の適正化も含めて、また滝野地域、社地域も含めて後からそういうのが出てきたということになれば、市民の皆さんから、例えば滝野地域、社地域の関心のある方から問い合わせが私に来たとしたら、プール21億円、体育館何やかやってこんだけふえたらしいなと、議員知っとってですかという形の中でどういう説明をしたらいいのか、そういう問題も出てくるわけです、議員としては。せやから、金額や具体の内容についてはこれぐらいの変更はオーケーということなのかどうなのか、そこらの点についてお尋ねしたい思います。
◎時本部長  御質問に全体的な話としてお答えを申し上げたいと思います。
 当然、公共施設の適正配置計画に基づいて年次計画というのについては年次的に、また金額も入れた計画を議会へお示しをさせていただいておりますが、その額がいいかげんなものではないということの中で、当然先ほど申しましたように変更はあり得るということで思っております。その額の変更がこれぐらいだったらオーケーであるとかそういうことではないということで、こちらもいろいろな場面で説明は各所管にはしておりますが、その変更点について確たる理由があって、それが今回の場合、教育委員会ですが、教育委員会の方針できちっと決まっておる中で、当然財源的な問題がありますので、その財源的なことがきっちりクリアできるという中での変更は認めていくと。
 ですから、議会へお示しをしとる年次計画についてはこれは確たる一定の根拠を持って出しとる数字でございますので、それがいろいろ大きく変わるということは結局的は好ましくはないという観点では捉えております。
 ですから、その変更について確たる理由、説明、また財源的なことが確保できるんであれば計画を担当しとる担当課としてはそれで議論をした上でよし悪しということを決めていきたいと、このように思っております。

※(藤尾注…もちろん計画なのですから単価の違い等や微妙な内容の変更の違い等で数字が動くことはあり得ると思います。今問われているのは、その変更が当初の計画の内容に沿った変更なのか趣旨を損なう変更かということなのです・・・)

○副委員長(藤浦議員)私これ手続に問題があったんじゃないかと考えるわけです。
 まず、適正化計画は議会で議決をされた。当然その範囲内でやっておればこういう問題は生じないわけです。それと、この額を変更、内容を変更する場合、例えば請負契約であれば、議決を要する契約であれば一旦議決をする、その後にまた変更を生じたらその部分も議決をするというのが本来の恒例のやり方です。
 この場合、適正計画で議決されとるのに二十何億円がふえてきた。この委員会だけでそれを済まそうという考え方のように私は思うわけですけれども、それはちょっと議会軽視じゃないかと。あくまでもそこまで変更するんであれば、まず適正化計画の変更を議決して、後にこれをやられるべきじゃないかと私は考えるけれども、この考え方はおかしいですか。
◎協働部長  ちょっと議決の関係で説明をさせていただきますが、あくまでプールを下に持ってきた件と金額的なものについては年次計画に上げておる内容でございまして、議決をいただきました適正化に関する計画の中にはそういうものは入っておりません。
 それで、先ほどの御質問にも絡むんですが、当然適正化計画に書いておる内容の変更については議決をいただいておりますのでそれを変更する場合は議決が要ると。それで、議決をいただいた後に事業着手をしてくということになるんですが、今回のプールですとか体育館の件につきましては適正化計画の議決をいただいたほうには入っておらない、東条地域、加東市全体で小中一貫校として整備をするということと、整備順序については東条、社、滝野の順序で検討をしていくということと、それで実際事業化に当たりましては教育委員会との協議を経て事業化に当たっていくという文言は入れておりますが、再度になりますけれど、プールですとか体育館については現状のまま残すということは適正化計画の中には入れておりません。
 ただ、先ほどから出てますように、一定の計画についても大きなこんだけの額の変更がありましたので、そういう意味もあって今回説明をさせていただいておると私は理解をしておりますけれども。
○副委員長  適正化計画には事業費はなかったと。年次計画に事業費があったと。しかし、それは適正化計画の中の小さな計画ですから、考えてみれば一体的なものと言えると思うんです。その場合に、やはりこれだけの額の変更があるということは、当初の議決が無視された形になりますわね。
 ですから、当然それだけの額の変更が出てきた場合には議会にかけていただくという手続が私は必要じゃないかと思いますが、その辺の見解はどうですか。
◎協働部長  あくまで今、長谷川課長が申しましたように、要するに公共施設の適正化に関する計画については方向性をお示ししとるものでございます。その方向性の中で具体な施設についてどう取り組んでいくかというのが年次計画に上げておるものでございまして、議決をとる、とらんという法的な見解から来ましたら、あくまで議決をいただいておりますのは適正化の計画だけでございますので、議決の必要はないと理解をしておりますが、先ほども言いましたように、それを実体化する上で当然予算とか、時期とかを示しとるのが年次計画でございますので、その変更が生じた場合は判明した時期に必ず議会へ説明をさせていただくという中で、今後もほかの施設もそういうものが生じてくる可能性は十分ございます。ただ、勝手に予算を計上するということではなくて、一定の話は議会へきちっと説明をさせていただいた上で進めていくべきであろうとということで思っております。ただ、議決をとる、とらんという法的な見解からいきましたら、今回のこの件については、議決は不要であるとは考えております。

(藤尾注・・・この時の答弁からは、計画の担当としては議決した時の説明と違った内容で進んでいることに対しては一定の受け止めをしていただいているのではないか、とは思います。再議決は不要であるという解釈ですが。)

今日は引用がかなり長くなり 読みづらくなってしまいましたが、要約いたしますと
◎教育委員会のしている体育館とプールを新設に変更するという案が、当初受けていた説明と違うので、計画の担当部署も読んで改めて説明を求めると、年次計画のほうを見直していく という方針が示された
ということになろうかと思います。

※その外にも個人的に注意しておくべきやりとり
◆安田委員  教育の話で財政に聞くのもおかしなんですけれど、これは3校目まで、こういったことの程度の工事費も含めて増額なんか見てあるので、ある程度の追加というか、変更なんかはもう織り込み済みと、この程度やったら織り込み済みというふうに財政は、財政課長やないのにおかしな話ですけれども、元総務部長として織り込み済みとしておるつもりやったんか、そこだけは、総額200億円近かったと思うんですけれど、それがもう2割ほどは何かのかげんで上がるかもしれないというような財政からは見ておったのか、それはもうしょうがないというところがあるんですか。
◎協働部長  当然財政当局として、先ほども言いましたように、財政計画を立てる上で議会にもお示しをさせていただいた年次計画に基づいて財政計画というのを立てております。
 その計画が大きく狂うということはやはり財政担当としては困ります。それで、織り込み済みかどうかという点なんですが、そういうことではなくて、今の加東市の現時点での財政の状況からいきましたら、基金残高等からいきましたら十分財政的には耐え得る額とは見ることができるとは思いますが、今後収入財源がどうなるのかとか、扶助費と物件費等の増、また公共施設の適正配置計画を進める上で廃止になる施設の跡地利用をどうするのかということもまだ計画上でも未決定の部分がございますので、財源投下がかなり必要であろうかというまでの想定はしておりますが、財政当局からしましたらやはり計画どおりの額で進めていただきたいというのが本音でございます。
 ただ、かわりまして今、計画担当の課におりますので、それから行ければ先ほど申しましたようにやはり変更せざるを得ないものは変更をしていくということでこの年次計画についてもお示しをさせていただいたときに毎年見直していくということも申し上げておったと思いますので、いつにかかって市民の方が利用しやすい施設を財政的にどう今後運営していくかというのは非常に難しい時代になってこようかと、このようには思っております。

(※藤尾注…部署が違えば見方も変わるのかもしれませんが、結局市としてはどうなのでしょう。)
◆安田委員  ふえないようにと思っておりますというんだけれど、現にこのぐらい工事費50億円をめど、それでも9億円ふえるわけです、まだその工事費だけでも。いや、工事費減るだけで、そやけれども21億円が9億円ほど、12億円ほどはまだそれでも増額になるということなんで、それにはやはり私もこの教育には必要という、利便性とかわかるんですけれども、開校準備委員会ばっかりが中心になってしていってきたら、今度は本当にその前例をつくってしまえば社地域、滝野地域も開校準備委員会の意見をもう8割、9割聞く姿勢で行くとなるんか、そこだけはある程度教育委員会としてももう少しこの大事なことを、最後の年までいったらまだ10年先です。そこまで考えておくべきではないかと思うんですけれども、教育長、その点はどうですか。
◎教育長  おっしゃってることはわかってるつもりでいます。ただ、今回の分については先ほど申し上げましたように、教育の活動に離れてると今から50年そこを使っていくわけですが、離れてることによってやはり大きな支障が出てくるということも私も思ってましたし、地域の方もそうですし、教員職もそうだし、保護者もそうだったと。であれば、もし可能であればおろしたいという思いは私も一緒でございます。
 ただ、例えば木のぬくもりのある校舎、すてきなことだと私も思いますが、じゃあ全てこんな木を使って額を膨大にしてしまう、そういうことは考えてはいません。ただ、その辺はうまく折り合いをつけながら枠の中で考えていく、あるいは提言していくということも含めて今後取り組んでいきたいとは思っています。
(※藤尾注…安田委員が指摘をされているように、東条地域で意見を取り入れてここまで変更してきた場合、社・滝野はどうなるねん という議論も出てきますね。)

次回で市長の話も含め いったんまとめたいと思いますが
この4月の委員会から9か月の時を経て示されてきた計画の変更なるものが さらに大胆に示されてくるとは 予想だにしなかったのです。
というのは嘘で、この時の当局の問題意識の持ち方からすると あり得るとは思っていました。が、まさかね・・・



回顧④ 平成29年度に入って~繰り返される後追いの説明

2018-02-08 08:17:04 | Weblog
前回は平成28年度 ほとんどの作業が開校準備委員会の下部組織である部会や専門委員会などで行われ 詳しい議論が見えていない ということをお話しました。
これは過去形ではなく 今でも作業部会等で何を議論しているのかは公開されていません。
以前申し上げたように、校舎の備品がどう とか 中の間取りの議論 とか そういう話は非公開でも良いと思うのですよ。ただ、今回述べたように、体育館とプールは土地を確保して新築する というような大きな決定に関しては しかるべきプロセスを踏んでやらないと話が混乱するだけです。

さて、平成29年度予算を審議する三月議会を前に、東条地域の住民の皆さんからポツポツ「連絡橋はやめて歩道橋に変更になったの??」というような話が聞こえてくるようになりました。おそらくですが、開校準備委員会でかかわっている市民の方で、そのような方針に納得いっておられない方が いろんなルートで話をされたからだと思います。私も市民の方からも聞きましたし、藤浦議員や長谷川幹雄議員も後して委員会質疑で取り上げらえています。

それで3月議会。平成29年度予算が審議される議会です。
〇予算委員会の審議の前に、総務文教常任委員会(会議録)があり「加東市東条地域小中一貫校の基本方針資料」の報告として、「ゆとりがあり、木のあたたかみやぬくもりを感じる施設」「明るく、風通しがよいなど、児童・生徒が快適に生活できる施設 」
等の抽象的な文言で報告を受けています。
後から考えると、この時点で市教委は体育館とプールを従来議会で説明していた既存施設の利用ではなく新築することを決め 予算にも設計費を計上しています。
であるならばなぜ、この時点で説明がないのか、と思います。(この時点でさえ遅すぎますが、デッドラインを越してもなぜ報告がないのかということです)
「動線に無駄がないなど、移動に時間と手間がかからない施設」という文言から読み解け ということかも知れませんが そこまでの想像力を働かせるのは無理です。

質疑を受ける形で後から
「決して教育委員会がこういう方針でいくということで一方的に決めたことではなくして、開校準備委員会で相談させていただきましたら、もう日常的な教育活動は下でできる、開校準備委員会でも最初体育館は上とか、プールとか上は絶対だめだという話も出ていたんです。そういう意見の中で配置を考えた場合に、あ、何とかこれやったらいけるなということで、下で全ての活動ができるということになりましたので、そういうことも含めて開校準備委員会で相談させていただきましたら、あ、そしたら日常的な活動は下でできるんやったらそれのほうがいいというお話になりましたんで、そしてその連絡道については、そういうことであればそんな大きなものをつくらなくても、通常限られた子供さんが、ずっと行くのではなしに部活の関係で時々行くということであるなら、それのほうがいいんじゃないかなというお話も協議の中で出てきましたんで、そういう方向で設計を組めたらなとは考えておるところでございます。」
というような形で話がポロポロと出てくる。
これでは中身についての議論が深まりようがありません。また、この時点では金額の見込みなども示していません。(わかっているのに)

この時、普段あまり委員会ではしゃべらないようにしているのですが・・・というより議長になってから中身について委員会でしゃべったのは初めてだったと思いますが
「先ほど以前の議会の説明と違うことがされようとしているわけです。そういう場合は、そちらから早い段階で説明いただかないと、我々は間違った情報を持っていることになるので、そういう今までの説明と違うことがあるのは早い段階で説明していただかないといけないと思います。今回も、委員からの指摘があって実は前と違うことになりましてということだと、それは今後特に気を使う事業なのですから、そちらから積極的に情報は出していただきたいというのが議長として一言述べたいことです。」
というように口をはさみました。
 あまり議長だからと言って偉そうにしようとは思いませんが、議長が「議会の説明と違うことがされようとしているわけです」とまで言っているのですから この時点で対応を真摯に考え直して欲しかったと思います。

(議長たる者、このようにブログでネチネチ書くのではなく他に方法はないのか、という声もあるかも知れませんが、非公式にもいろいろ注意喚起していますし、議会等の公の場でも上記のように注意喚起しています。今は公にすることで、おかしい点に気付けば本気で改めてほしいと願っています。順を追ってやっているつもりなので、他の方法はないのか といわれれば ありますが 力の弱い順に手を打っているつもりなので、他の方法はより事がおおきくなる気がしています)

〇3月7日 予算委員会でも
◆桑村委員  この当初計画では、平成28年度が平成32年度に予算43億円、それが今度67億円ほどになってます。これ、なぜこなん大幅なん、その変更だけでこない大きな幅になるんですか。それと、こういうのは誰かチェックというんか、基本計画から実施計画をチェックする、予算にこんな大きな幅があるのにチェックするのは誰がしてるんですか。
◎教育委員会  まず、言われてますように最初30億円ちょっとです、30億円台だったと思います。これが、先ほど言いましたように校舎の改修費として当初上げさせてもらっております。その当時の建設の金額として、はじいております。先ほども申しましたけれど、今度に関しましては校舎の部分プラス附帯の施設、体育館等の施設にもなってくるんですけれど、そういうものもひっくるめて計上させてもらっております。ですので、三十何億円にその後の体育館、体育館も大小ということで2つ考えております、今現在におきましては。あと、プールもそうです。
 あと、先ほど言いましたように、建設が始まるのが予定になりましたら平成31年度が建設に入ってこようかと思いますけれども、そこまでの間の物価上昇分です。建設資材関係の物価上昇分とかも加味させてもらいました。当初よりも、先ほども言いましたけれどより精度を高めております。建築面積関係なんですけれども、これも精度を高めております。それによりましても、平米当たりの単価等も工事もやりながら積算させてもらいまして、このような数字にもなっております。これ、まだ今のところ試算となっております。これは、当然のことが議員の皆様にも提示もさせていただければと思いまして、提示もさせてもらっておりますけれども、これに関しましてまだまだ実際の設計、これは私どもの青写真として試算しておりますので、今後この平成29年度からの設計が始まりまして、より精度の高い数字になっていくと。前後してふえるかもわかりませんし、当然減る可能性もあるという話の中で精度を高めていくものと考えております。

という形で聞かれて初めて内容を説明しだすありさまです。
これでは中身についての議論も深まりようがありません。

※もっとも、この質疑をもって 今後説明があるものとして 議会が設計に関する予算を通していることは事実なので そこは我々もふまえて議論していかねばなりません。
ただ、このような在り方で1月まで すっきりしないままこの一年話が進んできています。

多くの人に期待を持って見ていただいている小中一貫校の話に対して 議会でモヤモヤした形で話を進めなければいけないのが残念でなりません


もう一つ気になっていること

2018-02-05 18:49:02 | Weblog
一つの話題が完結していないのに「もう一つの」に入るのはおかしな気がするのですが、関連した話題なので。
私が小中一貫校の建設について もう一つ心配していることは、「社・滝野の小中一貫校については既存の中学校校舎を利用して建てる」という方針に対して住民の理解が得られるか ということです。
このブログでは数回触れたこともありますし、市としても隠している訳ではありませんが、社・滝野については既存の中学校校舎を利用して増築して建設することに 現在の市の公共施設適正配置計画等ではなっています。
とは言え、住民のみなさんの間で そのことに対して共通理解が得られているか というと そうではないように思います。
かつては私は、この方針について 粘り強く市民のみなさんに訴えていくことが自分の責務だと思っていました。「子供たちのためやったら思い切ってカネ使ったったらええ」と気前のよい議論をしたいところがありますが、その結果 借金付きの加東市を 未来の子供たちに引き継ぐようなことはしてはいけないと思います。冷静な判断が必要です。

◎小中一貫校の建設形態については、小中学校を同じ敷地内で一体的に建設する「一体型」、隣接・近接している小中学校で一貫教育を行う「併設型」、敷地が離れていてもカリキュラム等で連携を図る「連携型」の3つの手法があります。加東市では3校とも一体型で建設していくわけですが、一体と言っても すべてをコッキリ新築するわけではないのです。
 さて、このような方針がある中での、地域別の小中一貫教育推進協議会。

社地域(会議録
● 「まず、施設ですが、やはり一体型のほうが良いと思います。家を建てるのも同じ ですが、既存のものを色々修正していくとどうやっても妥協する部分が出てきます し、新しいことを末永くやっていくというのであれば、最初にできるだけ使い勝手を考えて良いものをつくって長く使うというような形にしたほうが良いと思います。
「中学校は40年近く使っているということになりますの で、耐震性等の問題がなかったら多少は使えると思いますが、維持管理費等も出て きますし、それと先生方の一体感、あるいは子どもたちの成長という部分を考える とやはり一体型のほうが良いという気が私もしております。」
というように、一体型という言葉について、コッキリ新築をするイメージでとらえられている市民がおられる中で「一体型で建設」という了解を得ています。
前々回触れたように、言葉の詰めをしない悪い癖だと思います。

滝野地域に関しては、新築云々について具体的な話になっていなかったと記憶していますが、開校時期が遅いことと、「滝野中学校周辺」と言ってもどのように敷地を確保するのかが見えづらかったこともあって、議論が深まらなかったものと思います。

◎ここまでだと「誤解が生じている」というレベルですむ話かも知れません。
 ただ、この状態で 今日申し上げたように 東条の計画を大幅に動かしてしまったら、社や滝野ではどうなるでしょうか。
 「現在市の計画では、中学校の校舎を利用して建てることになっていまして~」というだけではおさまりがつくでしょうか。
 今朝ご紹介した会議録のように、「オール社・滝野で良い学校をつくっていこうという会議ですので、積極的にご意見を~」と言うような答弁をすることになるのでしょうか。
 そこまでの問題に波及してしまう ということは考えているのかいないのか・・・・

◎そんなことグダグタ言いつつ 社も滝野も東条も 全部コッキリ新築できれば 何の問題もないのでしょうけれど
 普段は財政厳しい厳しい言っているのに大丈夫なのか と心配にもなります。
 昨年の10月に市の財政計画が発表されて(ここ)平成38年度には約8億5800万円の収支不足が見込まれているとのことで心配していました。
 今回、市が公共施設の年次計画を見直すとのことで、施設整備費がかなり増額になる部分もあるのですが 改めて整合性を取った財政計画も提出いただけるそうで、財政課にはきっと凄腕の職員がいるのだろうなあ、と感心しています。3月を楽しみにしています。

◎まとめとしては、「市の財政の問題もありますので、社と滝野の小中一貫校は既存の校舎を使うことに~」などという説明をすることが空しくなってくるということです。
 市民の方から「おかしいんとちゃいますか?」と言われても 私は反論できません。

(火曜はバタバタしますので 連載は休みます…)
 

回顧③-平成28年度

2018-02-05 07:54:18 | Weblog
今まで1回の会議で長文を書いてきましたが、今日のエントリーは時間軸の流れが早いです。
後で書きますが、多くのことが非公開の部会で進められていたため、議論の入り口と出口は見えているのですが 中身はブラックボックスで 私自身も把握できていないためです。

前回、市の方針としては「2年間の運営状況を見てコスミックホールの在り方を決める」ということになっているのもかかわらず、教育委員会においても小中一貫教育推進協議会においても 存続を前提にコスミックホールと連携した学校づくりをしていければ というような話で進められ それに対して教育委員会事務局が注意喚起はしていない ということを述べました。

平成28年度に入り、 東条地域の小中一貫教育推進協議会は 5年後の開校に向けて 小中一貫校開校準備委員会と組織変更されて具体的な話を進めていくことになりました。
開校準備委員会の下部組織として、「施設整備委員会」「学校運営委員会」「学校教育委員会」の三委員会が設置され、その下にはさまざな部会が設置されましたが これらの委員会・部会は非公開で行われることとなりました。

いろんな会議について、行政の透明性からすればオープンにしていくべきなのでしょうが、性格上非公開にしても良いものもあることはわかります。(個人情報を扱う会議や、素案作成に向けての調整のように意思決定のレベルとしては低いもの、校舎のインテリアをどうするかのような細かすぎる議論等)
開校準備委員会の本体会議以外のものが非公開になることを知った時、不安な気持ちはありましたが 公開の場で議論すべきこと・非公開の場で議論すべきことの線引きくらいはされるだろう という信頼のもと 私自身も
1年間議論を見守ってきました。市の他の部署での議論というのは、おおむねそのようなことは踏まえられていると思いますし・・・

◎そのような経過があり 1年がくれ 平成29年の2月末ごろ。
東条の市民の方から「あの・・・当初 文化会館側の敷地と 中学校側を 連絡橋でつなぐことにしていましたよね。なぜ歩道橋に変更されたのですか」
(注:この敷地案の当初の議論において、敷地が県道で分離されており、一旦校外に出る歩道橋では不安 という声があったので 学校から直接できる連絡橋 ということで話を進めていたはずです)
藤尾「そういう話聞いていません…」
11か月たって、議会での説明と違うことが進められていることがわかりました。
「体育館とプールを新設して 事業費も20億円ほど(注:設計段階で、上昇幅は約10億円程度になりましたが)上がる」という もっと大きな話も 議会に全く説明もなく進められていたということがわかるのはその一週間後くらいです。

◎ただ、後して会議録を振り返ると こうなることは目に見えており 私も早期に釘をさしておくべきだった と思うことがあります。
H28.3.15 市議会公共施設適正化検討委員会での市役所答弁「東条中学校です。こちらにつきましては、当初新しい小中一貫校のグラウンド駐車場用地ということで、取り壊しという方針をお示しさせていただいておりました。こちらにつきましても、取り組み内容の変更ということで、体育館、プールを残しまして、その他校舎については取り壊し、グラウンド駐車場として整備し、一部存続という方向性で変更させていただいております。」
ということで 体育館とプールは残す と言っています。

その3か月後 第一回東条地域開校準備委員会(会議録
(委員) 現東条中学校のグラウンドは狭い。体育館も小さく、また、プールの位置も良い 場所ではないと感じます。
(委員) 同じ意見になりますが、できるだけグラウンドを広くとって、体育館も新しく大 きいものを建てていただきたいと思います。
(教育委員会事務局) 皆さんからのいろいろな意見を踏まえて、よりよいものをつくっていくということがベストと思いますので、あくまでゾーニング図としてはお示ししておりますけ れども、
その中の具体的なことはこの会、そして専門委員会、部会の中で意見をい ただければと思います。
(委員) この会で話し合った内容は、反映されるのですか。
(教育委員会事務局) オール東条で、よい学校をつくろうという会でございますので、積極的に関わっ ていただきたいと思います。

ということでありまして 3か月前に議会で説明したことをベースに議論していこうという姿勢は全く感じられません。
この場での答弁は「現在の市の計画におきましては、体育館とプールは既存のものを使用していくことになっていますが、この会でのご議論を受けて変更することも検討いたします」
くらいであればギリギリ許容範囲かとは思います。現行の計画を踏まえているとは思いますし、変更する場合も適切に措置を講じる姿勢はうかがえますので。

◎この後、開校準備委員会でプールや体育館について議論されて形跡は見えません。
委員会の方で(先の歩道橋の話も含め)やっていたのだと思います。
これは またのエントリーになりますが、市議会の予算のところでいきなり出てくることになり 驚いた次第です。


というとで 今日は 私自身見えていない話を書きましたので 訳のわからない文になっているかも知れませんが
感情が高ぶっているせいか「市教委が非公開の委員会・部会などで 議会で説明したことあくまで示したくらいの認識で議論を進めてきた」ということだけのために2400字も書いてしまいました。