2009/11/23 小潮 干潮14:40 快晴
「Sunny Day」←この記事は金谷編の続きです。
木更津で道具を追加購入し、長浦着が18:00頃。
アナゴを釣るにはちょうどいい時間だった。
日没後一時間くらいから二時間くらいが時合だろうか?
最近ようやく普通に話せるようになった兄貴に、
釣らせてあげたいなって思った。
思ったのに兄貴は腹が減ったとコンビニに行ってしまった。
そして、兄貴が居なくなったら釣れた。笑
アナゴは釣れると暴れてラインと絡まる。
ちょっとしたSM状態で上がってくる。
これを避けるためだろう、
うなぎ針にパイプ、スナップまでがセットになった、
江戸前アナゴ仕掛け(市販品)というのがある。
これはとても使いやすくて、お勧めだ。
ラインに中通し錘を通し、つなぐ。錘は中通しの8号くらい。
こんな感じ。
いろいろ試したけど、トラブルも少ないしこれがいいかな。
シンプルイズザベスト。
とにかく夜釣りでは、トラブルがあると釣りにならない。
気分次第で、中通しのケミ蛍を錘の前に着けたりする。
大して釣果に差を出さないが、蛍みたいでとても綺麗だ。
それに、どの辺に飛んだか分かりやすいので着けている。
ただの、気分だ。
餌にはジャリメよりアオイソメがいい。
どういう違いなのか分からないが、
イソメの中には青白く発光するものがある。
この発光する餌は特に夜釣りにいいのだが、
この夜のイソメは光らなかった。
そのことを少し残念に思いながら、
針先に掛け少し余らせながら、
3度ほど針を通し、さらに2cmくらい垂らし、ちぎる。
アナゴの場合、イソメを団子にする着け方がいいというが、
この港にそれほど大きい個体は居ない。
餌を着けて投げると、
ケミ蛍が夜空に綺麗な弧を描いて消えた。
なんだか気持ちが安らいだ。
「・・・夜釣り初めてだから楽しい」
40歳を越えた兄貴がポツリとつぶやいた。
小学生みたいだな。
って少し恥ずかしいような嬉しいような気分になった。
それから、こんなことばかりしてきた自分の人生の、
贅沢さと愚かさについて少し考えた。
手の平は二つ。一度にたくさんの物はつかめない。
必ず幾つかの何かを掴んでいるのだから、
それが何なのか知っておきたい。
ないものねだりや、あるものを見失う怖さを知っているから。
僕らは小学生には戻れない。
時々思いついたように竿を煽った。
軽くリールを巻いて、錘が止まるところを探す。
ゆっくり巻いていると錘が海底を這うのが分かる。
錘が何かに引っかかり、また緩む。
繰り返しと抵抗の強弱で、そこの地形を思い描く。
想像の中の海底の、アナゴが着きそうな場所に、
錘の先についた針が止まるように思いながらリールを止める。
ぎりぎりまで張って、放置。
夜はとても静かだった。
何度も何度もただそれだけを繰り返す。
時々竿先がぶるりと震える。
それが当たりだ。
この日の釣果は4匹。
兄貴は1匹だけだけど、
その夜一番大きなアナゴを釣り上げた。
今回は小説風に。若干解説風に、アナゴ釣りでした。
「Sunny Day」←この記事は金谷編の続きです。
木更津で道具を追加購入し、長浦着が18:00頃。
アナゴを釣るにはちょうどいい時間だった。
日没後一時間くらいから二時間くらいが時合だろうか?
最近ようやく普通に話せるようになった兄貴に、
釣らせてあげたいなって思った。
思ったのに兄貴は腹が減ったとコンビニに行ってしまった。
そして、兄貴が居なくなったら釣れた。笑
アナゴは釣れると暴れてラインと絡まる。
ちょっとしたSM状態で上がってくる。
これを避けるためだろう、
うなぎ針にパイプ、スナップまでがセットになった、
江戸前アナゴ仕掛け(市販品)というのがある。
これはとても使いやすくて、お勧めだ。
ラインに中通し錘を通し、つなぐ。錘は中通しの8号くらい。
こんな感じ。
いろいろ試したけど、トラブルも少ないしこれがいいかな。
シンプルイズザベスト。
とにかく夜釣りでは、トラブルがあると釣りにならない。
気分次第で、中通しのケミ蛍を錘の前に着けたりする。
大して釣果に差を出さないが、蛍みたいでとても綺麗だ。
それに、どの辺に飛んだか分かりやすいので着けている。
ただの、気分だ。
餌にはジャリメよりアオイソメがいい。
どういう違いなのか分からないが、
イソメの中には青白く発光するものがある。
この発光する餌は特に夜釣りにいいのだが、
この夜のイソメは光らなかった。
そのことを少し残念に思いながら、
針先に掛け少し余らせながら、
3度ほど針を通し、さらに2cmくらい垂らし、ちぎる。
アナゴの場合、イソメを団子にする着け方がいいというが、
この港にそれほど大きい個体は居ない。
餌を着けて投げると、
ケミ蛍が夜空に綺麗な弧を描いて消えた。
なんだか気持ちが安らいだ。
「・・・夜釣り初めてだから楽しい」
40歳を越えた兄貴がポツリとつぶやいた。
小学生みたいだな。
って少し恥ずかしいような嬉しいような気分になった。
それから、こんなことばかりしてきた自分の人生の、
贅沢さと愚かさについて少し考えた。
手の平は二つ。一度にたくさんの物はつかめない。
必ず幾つかの何かを掴んでいるのだから、
それが何なのか知っておきたい。
ないものねだりや、あるものを見失う怖さを知っているから。
僕らは小学生には戻れない。
時々思いついたように竿を煽った。
軽くリールを巻いて、錘が止まるところを探す。
ゆっくり巻いていると錘が海底を這うのが分かる。
錘が何かに引っかかり、また緩む。
繰り返しと抵抗の強弱で、そこの地形を思い描く。
想像の中の海底の、アナゴが着きそうな場所に、
錘の先についた針が止まるように思いながらリールを止める。
ぎりぎりまで張って、放置。
夜はとても静かだった。
何度も何度もただそれだけを繰り返す。
時々竿先がぶるりと震える。
それが当たりだ。
この日の釣果は4匹。
兄貴は1匹だけだけど、
その夜一番大きなアナゴを釣り上げた。
今回は小説風に。若干解説風に、アナゴ釣りでした。
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