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釣りとか柴犬とか

魚を新鮮に持ち帰る

2010-02-23 20:57:00 | 釣りについて調べた
海釣りを始めた頃、釣ってきた魚を食べてみて、「あれ?美味しくない…」って思うことが、多々ありました。揚げてみたら水っぽかったり、味が違ったり。なんだかそれが不思議で、調べまくったことが有ります。オレは美味しく食べたいんだ! とか思いながら。久しぶりにそんなことを思い出してちょっと調べてみました。

基本的な魚のシメ方ですが、魚種によって多少変わります。代表的な締め方としては野締め、氷締め、生き締めがあるようです。

野締・・・バケツにでも入れて「自然死」させる。
氷締・・・氷水で「心臓麻痺」を起こさせる。
活締・・・物理的に急所を付く「刺殺死」

まあ野締めなら説明する意味がないので、ここでは鮮度を保つ氷締めと活締めについて調べてみました。

【氷締め】
まず、サバやイワシ等、ヒカリ物系、またはキスなどの小物は、釣り上げたら直ぐに氷で冷やした海水に入れます。サバなどは直ぐに死んでしまうため、小物は処理が面倒くさいため、心臓麻痺で即死させてしまうわけです。この時海水を使うのは魚が水を吸ってしまうことを避けるためです。真水の場合浸透圧の差が生じてしまいます。氷に直接付けてしまうと部分的に冷えたり、氷焼けを起こしてしまうので、海水を冷やすのが望ましいです。

【活締め】
釣り上げたばかりの魚は興奮し、血液が全身に回ていて、締めても血が抜けきらないためです。まずは落ち着けて、体内の血液循環量を落ち着けたいわけです。そして落ち着いたところで一気に締めます。どんなに落ち着いても通常とは違う状況、長時間、そんな高ストレス下にせっかく釣った魚を晒しておくことは、新鮮な魚の味を落としているといえるようです。

次に血を抜きます。

1)鰓からナイフを入れ背骨を切断。→ 魚を即死させ、血を抜く。※大きな魚は血が抜けにくいので尾ヒレの付け根にも切れ目を入れる。

2)海水を張ったバケツに頭を下にして入れておく。ここでの目的は血を抜くことです。調べてみると生物は筋肉(血液)内にATP(アデノシン3リン酸)とやらを持っているそうです。興奮状態ではこのATPが大量に消費され疲弊した状態で、死後硬直は早まるそうです。こうしてATPが消費され枯渇すると、筋肉内の収縮タンパクが変化し硬化するそうです。コレがいわゆる死後硬直です。この死後硬直後、今度は違う酵素により、タンパク質が分解され死後硬直は解けていきます。コレを解硬と呼ぶそうで、筋肉組織が崩壊していく状態で、自己消化とも呼び、同時に熟成と呼ばれる旨くなる状態です。死後血を抜くことで死後硬直がより長く続くそうで、自己消化が始まるのを遅らせ、鮮度を保つことができるのです。

3)下処理。
鰓や内臓、血合いを取り除きます。コレはこの部分に血液が多く含まれるからです。とはいえ現場ではなかなか難しいので、すぐ食べない場合でも、帰宅後、下処理としてこの3点だけは取っておきます。血を抜いたら、ビニールに入れクーラーに入れます。水には入れないほうがいいです。※氷締めは別です。区別すること。

【食すタイミング】
魚によって変わります。刺身などは一日置いたくらいがいいようです。死後硬直している状態の場合、コリコリした歯ざわりになります。当然、まだ熟成は始まっていません。理屈で言うと、この死後硬直が解けてからが美味しい状態ですが、好き好きかも知れないですね。しかしサバは「生き腐り」と呼ばれるほど腐りやすいです。サバにはアミノ酸の一種である成分が多く含まれており、 このアミノ酸が酸素と結合すると変化して急速に腐敗します。ただ、焼き魚は一日置いたくらいが水分が適度に抜け、
味が濃くなり、美味しいです。

【余談】
今日テレビを見ていたら、新鮮なサバの見分け方をやっていました。

1)目玉に濁りがないものが新鮮。赤く血が回っている物は古い。
2)鰓をのぞいて見て赤い物。切り身は血合いを見る。
3)身体が丸く張りがあるものを選ぶ。

コレは血の回り方と劣化、そして自己消化と一致しています。で、面白いのはついでにやっていたタラコ。

1)赤い筋が多い物はダメ。
2)やはり張りがあるものを選ぶ。

とのことで、特に赤い筋は、時に暴れた魚体は卵に血が走ってしまった。あるいは下処理が遅いため、死後血が卵に回った。そのため、生臭みが出てしまうそうです。

Instead Of Fishing

2010-02-20 12:55:00 | 蕎麦が打てるようになりたかった
釣りに行きたい…。

行けそうな時に小潮だったり、
なかなかタイミングが合いません。泣

仕方ないから蕎麦打ってました。
 


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今回のポイントは加水と加圧。

ちょっとここのところお勉強していたので、
実習してみました。

加水については、満遍なく水を散らすイメージっぽいです。
ちょっと分かってきたのでそのうちまとめてみます。

今回は微妙に失敗したんですが、少し掴んできた。笑

それから練りですが、
どちらかと言うと加圧の方があってるのかな?


やっと菊になり始めた!!


ツノも出来た!

この後の麺棒を使った伸ばしも上手く行ったのですが、
切りと、茹でで失敗しました。笑

うーむ。

道は遠いなあ。泣

釣りのお守り・誰がなんと言おうとも必需品

2010-02-16 21:36:00 | 釣りについて調べた
 
ようやく用事がてら行って来ました、富岡八幡宮。

思ってた以上に小さかった…。いや違うな。
建物はとても立派でした。反面、敷地は狭い気がしました。

都内、だものなあ。
たぶん始めての街。寒さなのか、ヒトは少なかったです。
 

こう見ると立派だなあ。
 
鳥居をくぐって直ぐ、お守り売り場とお社が目に入りました。
鎌倉とか成田山と比べるとやっぱ狭いな。

とか思って振り返ると、
どうやら僕が入ってきたのは脇の入り口。

参道の真ん中辺りに居るせいで狭く感じたみたいです。

常に日陰を選んでしまうからこうなる。笑

(帰宅して改めてみるとオレの認識間違いだったみたい)

まあ、いつものことなんで、
(日光東照宮に行ったときも裏から入りました)
さして気にも留めなかったんですが。笑


深川の七福神の恵比須様も奉られている(?)ようで、
恵比須様と言えば、鯛に釣り竿。

それがこのお守りの由来なのかな??


こうして書いてみると、
如何に何も知らずにお参りしたか恥ずかしいな。笑



やっと手に入れた!

ところが…です。

見本には木製とプラスティックの二種類があるんだけど、
売り場の箱にはプラスティックのしかないんです。

プラ製は30個くらい小さな箱に入ってるんですが…。
プラ製どちらかと言うと木製のがいいのですが…。


いや、コレはお守り。ご利益は一緒でしょうケド。

勇気を出して聞いてみました。

「木のヤツはありますか??」
「入ってきても直ぐ売り切れちゃうんですよ~」

とっても勢い良く話し出した巫女さん(?)が、
すごく親切に教えてくれました。

・少し前に全部売り切れてしまった。
・ちょっと前に追加で入ったけどまた直ぐ売り切れた。

どうやら木製は大人気…。
というかけっこう買いに来るヒトが居るんだな。

それはそれでいいコトな気がしました。笑

(でも、どうしても木製が良いヒトはご注意を)

で、先日のお土産の蕎麦粉のお返しに、
FUZZ君の分と2つ購入しました。
 

プラの中にチヌ針っぽい釣り針が入ってマス。

「釣行安全・大漁祈願」

なんていいお守りだあ。笑

釣針の号数の科学

2010-02-08 01:11:00 | 釣りについて調べた
※この項目は釣針について学ぶに関連した項目です。

釣り針の大きさは経験で決めています。なんとなくカレイは8号、アジは5号。ハゼやその他は7号でアナゴは10号くらい。ただ単にいままで釣れた経験が多い物を採用しています。理論より経験重視なので、変えるつもりはないけれど、なんとなく面白い物を見つけたので、少し考えて見ます。
 


今回はフトコロを調べてみた。

魚のサイズと釣り針の関係。魚それぞれには口の大きさと体長に因果関係が有って、平均的な公式が作れるそうです。例えばブラックバスならば、30cmくらいの魚体ならば、口の大きさは6cmくらいでしょうか?(なんとなくです)コレってだいたい魚種によって決まるみたいで、当たり前ですが、やたら口のでかいカレイとか、変ですもんね。

そして面白いのはここからで、釣針とフトコロの関係なんです。フトコロの大きさに対して釣れる魚体の体長を観測すると、おおよそ30~40倍の魚体が連れるそうです。つまり、7mm程度では210~280mmの魚体が釣り易いとなるわけです。ここで倍率に差があるのは魚種によってということです。(あくまでも掛かり易さの話らしい)

例えばカレイならば30よりだろうし、スズキ目ならば40による。…みたいです。笑

とりあえず平均値を35として計算すると200mmをアベレージとすれば、フトコロは6mm強。まあそんな物かなってサイズになります。コレに更にカサゴだから、ハゼだから…と、口の大きさと捕食傾向を考え、大きくしたり小さくしたりするといいみたい。

例えば僕らのキスの場合ならば、150mmがアベレージかなって印象なので5mmくらい。で、針形状にも寄るけど、割りに当りはあるから、補正はしないで、コレはちょうど7~8号という気がします。

でここで少し考えたのが先日FUZZ氏から指摘のあった、「針のサイズが小さすぎると掛からずに抜けてしまう」という指摘。図らずも、この指摘と整合性は取れているなとか思ったりなんかして。もしかしたらキスの場合、5mm程度のフトコロで釣り易いのは、100mm前後のピンギスなのかも知れないとか思ったわけです。

さて、何がいいたいかと言うと、何かと迷う針の大きさ。

一番釣れそうなサイズをイメージして、その1/30のフトコロになる号数を選ぶのも手かも知れませんね。

釣針について学ぶ

2010-02-07 23:59:00 | 釣りについて調べた
いろんな種類のある釣り針。いったい何を基準に選んでるのかいまだに分からない。そこでちょっと調べてみました。
 


図1 針の構造と呼称

まずは針について調べるにあたって呼び方を調べてみました。特に気になるのは「かえし」ですが、個人的には「アゴ」の部分をイメージしてしまいます。「正式な呼び方」と言うのがあるのか分かりませんが、釣りの場合、こう言った地方言葉が非常に多く、混乱します。

今回は「カエシ」については「アゴ」を差し、「タタキ」では「カエシ」を使わずに統一してみようと思います。

(1) 基本形状へのアプローチ

【太地と細地】
針そのものの太さです。例えば針金で針の模型を作る時に細い針金を使えば細地になるし、太い物を使えば太地です。太地は丈夫(針の材質や成型時の焼きなども影響する)になりますが、
チヌや落とし込みなどの場合にはその重さが嫌われることもあるようです。カワハギでも聞いたことがありますが、軽い方が餌の動きが寄りナチュラルになるそうです

この点から考えれば、僕のような素人は根掛かりが多ければ太め、それ以外は細目という選択でいいんじゃないでしょうか。笑

【長軸と短軸】
 


まず軸の長さですが、長軸は吸い込み易く短軸は針掛かりし易いという特徴が有るようです。コレは軸を中心としたチモトから針先の角度距離が影響しているようで、チモトを支点に針が回転した時の針先の向きを考えればいいようです。
 


図2 軸回転


図3 縦の暴れ

これが魚が口に入れやすい⇔口内で掛かり易いという違いを生むようです。例えばカレイなどのゆっくり餌を食べる魚は長軸傾向が強く、カワハギやチヌのような合わせが重要な魚は短軸になる傾向なのかな。このことは置き竿か否かにも左右されるようで、置き竿では上記の理由から長軸型が選択されるようです。ちょい投げ仕掛けもこの傾向は強いですね。

【丸型と角型】

図4 丸型と角型



幅と開の関係で呼称するようです。

幅=開タイプのフトコロが丸型のものと、幅>開型の角型に別れています。

ただ少しこの項目は迷っています。笑もしかしたら、全体を面で捉えたときの形状かもしれません。ただそれだと、長軸か短軸かと動議になってしまうんですが…。軸の倒れと言う過程もしたのですがコレもしっくり来ません。なので今のところは上記の区分で考えています。角型は針掛かりし易いという特徴があるとのことです。じゃあ丸型は? ってのはいまの所見つけられずに居ます。泣

【ケン付き】


図5 ケン付き針

チモト部分に小さなかえしを加工した物で、特にカレイなどゆっくり餌を食う魚に、餌ずれを防ぐ目的で使われます。

【ネムリ針】

針先が少しくの字に軸側に倒れたものを言うようです。(調べたら針先だけが折れた物を言うのか、雨滴型のではではなさそう)この特徴は喉での掛かりではなく口先での掛かりを目指しているそうで、
カワハギ針やムツ針、ソイ針、キツネ針なんかに見られる気がします。


図6 ネムリ針

今回針を研究しようと思ったきっかけです。キスやカワハギなどでキツネ針がいいという記述を見かけることが増え、その一方であまり店舗で見かけなかったためです。

(2) 針の名称
少し調べ分かってきたのですが、どうやら針の名称は上記の形状で分類、特徴ごとにまとめて呼んでいることが多いようです。(もしかしたら商品名なのかも…)非常にそれらは微妙で種類も多く、とてもまとめきれないのですが、有名な物を上げてみます。

【流線針・袖針】


図7 流線針と袖針

〔流線針〕
主に長軸針を指すようですが特に図7の形状を差すことが多いようです。

形状的には長軸角型っぽいですが、特に流線と呼ぶようです。単体で売られてるケン付き流線など馴染みの深い名称です。釣具屋さんでちょい投げセットやカレイセットで良く見かけます。長軸型の食い込みの良さと、角型の掛かりの良さを狙っていると思われます。笑

〔袖針〕
主に長軸丸型なようです。図7だと分かり難いですが、針先側の軸はやや内側に倒れています。コレも食い込みの良さを狙いながら微妙に針先を変え、やや角型やネムリの要素を取り入れているんじゃないでしょうか?(想像だけどね)笑

この項目を書いているうちに知ったのですが、昔はこの「袖針」と「キツネ」が主流だったようです。

〔キツネ針〕
流線針を潰したような形。特にフトコロがもう少しとがっているでしょうか。「秋田キツネ針」などを見ると少し印象が変わり、もう少し軸を短くしている気がします。僕はあまり馴染みがないのですが、最近カワハギやキスで見かけるようになり、この針の学習をしたきっかけでもあります。このキツネ針のフトコロを大きくすると流線に近づく気がします。もしかしたら、流線の方がこのキツネ針の亜種なのかも知れませんね。更にキツネを短軸にすると、メバルやチヌに近づくのかな?この辺は昔から釣りをしていたヒトは詳しそうです。そういう方が居たらぜひ書き込んで言ってくれると有り難いです。この辺の変遷は面白そうなので。

ともあれ、袖型と並ぶ基本形と分かったのは大きなポイントです。当然、基本的に袖型の対立軸を持つ存在のはずです。袖よりも(幅>開)な構造ですから、チモトから針先の角度は緩いと思われます。それからフトコロも狭いため、吸い込み重視な印象です。ところがコレ、秋田キツネを調べ始めると、
短軸になってガラッと印象違うんですけどね。

〔セイゴ針〕
丸セイゴはあまりにもポピュラーですよね?実はここまで書いてから困ったサイトを見つけました。笑

ささめ針

丸セイゴの調査で見つけたんですが、うーむ。思いっきり僕の調査を覆している…。どう見ても流線と、長軸角型です。でも悔しいからこのままアップします。笑

〔キス針〕
いろいろなタイプがありますが、特に特徴的なのが完全なU型の赤針。言うなれば丸型長軸タイプの純血種ですね。

〔チヌ針〕
キツネ針に似ています。若干こちらの方が丸く短軸でしょうか。今回の研究からすると、食い込みよりも掛かり重視ということでしょうか? あまり詳しくないのですが、チヌといえば合わせの印象が強いので、あながち間違っていない気もします。笑

〔メバル針〕

キツネ針に似ています。少しフトコロが大きいようです。雰囲気としては三角形に近いです。画を描くのが面倒くさくなったので丁寧にまとめてくれているサイトを…。笑

へたの横好き 釣りノート様 「道具編・釣り針」のぺーじ

まあ分かったんだかなな結果ですが、この辺で今回は終わりにします。今回の調査で、とっても面白い針のサイズに関する記述も見つけたので、次回は針のサイズについて考えたいと思います。

→釣針の号数の科学