希少なラピッドシステムのカメラを入手するために．ジャンク扱いの６台
セットを、１月の下旬に送料込みで入手．だが千円ほどの安値で．そして
運のいいことにすべてが動作品だった．その中の１台だ．コニカのレンジ
ファインダー機種の「C35」～我が家の２台目の個体になる．何年も使い
つづけてきた同型機がもうⅠ台ある．しかしいいカメラはそれでもいい…．
故障した時の予備機にもなるからだ．試写では１本の感度 200/36枚撮り
カラーネガフィルムを他のカメラとともに使用してみた．半分の20カット
ほど撮影することができた．そしてその結果はやはりいいものだった．
まさに名機のゆえんである．証明である．すべてのカットをオート露出で
撮影してみた．陰影の加減も良く、被写体の質感の再現もいい．コントラ
ストも効果的でバランスのいい写り．コニカはいいカメラメーカーである．
室内の写りなどは、まるで一眼レフカメラで撮影したかのような雰囲気も．
Konica C35
●形式：35mm距離計連動カメラ
●露出調節：CdSセンサー光式露出計内蔵 針押さえ式プログラムEE
●レンズ：Hexanon 38mm/F2.8 (3群4枚)
●焦点調節：距離計連動 ●電池：H-C(MR44)型水銀電池 1個
●ファインダー：採光式ブライトフレーム
●パララックス補正マーク・メーター指針あり
●シャッター：コパルB-MAT 機械式プログラムシャッター 2枚羽根
B,1/30・F2.8～1/650・F14
●フラッシュマチック付 シューにストロボ装着で自動切換
●対応感度：ISO25～400 最短撮影距離：100cm
●フィルター径：46mm
●電池：MR44水銀電池(1.35V)
一般的なLR44アルカリボタン電池(1.5V)で代用が可能だが、
水銀電池に比べ容量が劣るのでレンズキャップを忘れると、
すぐに電池切れになるらしい．
●サイズ：112×69×50mm 約360g ●当時価格：14700円
●発売：1968年 ●メーカー：小西六写真工業
＊プログラムEEの距離計連動式カメラ．「じゃ～に～コニカ」で有名
な初代の「C35」～1971年にはマイナーチェンジされ、フラッシュ
マチック機能が搭載された．コニカ「EYE＝ハーフサイズカメラ」
の大きさに、EEマチックの機能を詰め込むというコンセプトで登場
したコンパクトなカメラの名機．C35のCはコンパクトの意味．
（ネット上にある仕様などを転載してリライト）
