![74duaflex1_2 74duaflex1_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f3/3280551781694eb9686daa8026358165.jpg)
1950年代にイギリスのコダック社で作られたビューファインダーフカメラ
「Duaflex II」~シャッターはバルブとインスタント=約1/30秒の2速のみ。
絞りは f8.f11.f16の3段切り換え。開放で f8というのは暗すぎるがなんと
か対応するしかない。ピントは目測の前玉回転式で、レンズはガラス単玉の
焦点距離 72mmで、3.5 Feet=約1mから無限遠まで.使用するフィルムは、
スプールが細い作りの620サイズという、製造が何年も前にすでに中止され
たもの。現在も販売されているブローニー120サイズを、620のスプールに
巻き替えて使用することになる。慣れればそれほど手間ではない.とにかく
Duaflex IIは現在でも使えるカメラ.撮影には専用の620サイズのスプール
が2本必要に。ダークバックでフィルムが露光しないように注意をしながら
120サイズの新品のフィルムを、620サイズのスプールに巻き替えなければ
ならない。そしてそのフィルムをカメラに装填して、さらにもう一本の620
サイズの、撮影後のフィルムの巻き取り用のスプールも必要になるからだ。
![74duaflex2 74duaflex2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/85/2da402be965553cf7fb07c7a001b1ebc.jpg)
![74duaflex3 74duaflex3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/b4/4ccd2c741668f3ceee7f58f26f911b84.jpg)
今回は,以前に何度か実践してみたが,35mmフィルムを使って撮影を行う.
両面テープで35mmのパトローネを、カメラのフィルム室内に固定.そして
フィルムの先端を巻き取り用の620のスプールに貼り付ける.裏蓋を閉じて,
数カット分フィルムを巻き上げる.裏蓋とカメラ本体の接合部分を念のため
に黒いテープで塞ぐ.遮光のために.35mmフィルムを使う場合このカメラ
では裏蓋が微妙にわずかに、浮きぎみになってしまいそうだからだ.これで
準備完了.撮影が出来る.フィルム巻き上げノブは撮影ごとに1回転と半分
![74duaflex4 74duaflex4](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/94/542f82c092592f458799b5052b5e5a29.jpg)
![74duaflex5 74duaflex5](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/38/b827a06e399fb9345965db1ef6708b2d.jpg)
まわすことに.それで1コマ分が巻き取られ適当な余白も出来るはず.撮影
可能な枚数が少なくなると思うが,それは仕方ない.フィルムのカウンター
など付いていないから.…撮影はいつものように楽しかった.120フィルム
ではなく35mmを使っているから、気が楽でもある.そして今回の撮影での
写りが一番いいものだった.フィルムを両面テープでカメラの中で固定した
からでもあろう.フィルム送りが安定して平面性も増したからだとも思うが.
![74duaflex6 74duaflex6](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/96/c0264268787a5a733b3178e4c4d26888.jpg)
気になったのは、最初の数カットで青い縦の線が写り込んでいたこと.奇妙
な光が侵入していたこと.数カットごとに汚れのようなものがあったことで.
本来620=120フィルムを使うカメラなのに,変則的に35mmを使ったので,
なんらかの不都合が起きたのかもしれない.フィルムに傷がついた?のかも.
次回の撮影でもそんな症状があれば,DPEショップに問い合わせてみようか
と思っている.だが写りがよかったので私はうれしい.今後もこのカメラを
使う機会が増えるからだ.どちらかといえばやはりより準備が簡単な35mm
フィルムのほうを選ぶだろうから.その写りがよければもう満足なのである.
次はモノクロフィルムで撮影してみようかと思う.ようやく数回目の撮影で、
このカメラもいい感じの充分使えそうなものに.操作に慣れてきたのかも.
*ブログのカテゴリィを、これまでの●Camera:Twin Lenz Reflex から
●Camera:Square & classic,etc.に変更. 以前の関連記事はそのままに.