コニカの、ハーフサイズカメラ「Eye2」~先月初旬にオークションで安価に
入手することができた.あんがい希少で現在でも人気のある機種なのに、私が
簡単に落札できたことも不思議に思う.そのボディのデザインがかなり秀逸で
美しいと感じる.微妙なカーブが素晴らしい.初代機の機種名の目立つロゴが
省かれているゆえ、このシリーズ2台目のモデルのほうが、印象はすっきりと
している.私はそう考える.以前は、初代機が欲しかったのだが,その外観の
写真をネットでよく見比べたら、この2台目のほうが気に入ってしまったのだ.
そしてこのハーフサイズカメラの EYEシリーズは3台目まで作られたらしい.
レンズは Hexanon 32mm/F1.8という明るいもので、シャッター速度は Bと、
1/30~1/800秒.電源は水銀電池1個~代替の電池がある.発売は1967年.
ハーフサイズプログラムEEカメラ.初代の Eyeはセレン電池の露出計タイプ
だったが、この2ではCdSに改良.AutoではプログラムEEに.マニュアルで
の撮影時にはシャッター速度は1/30秒固定のみ.絞りは任意にF1.8からF16
まで選ぶことが可能。ファインダー内部には距離のゾーンマークやシャッター
の速度が指針で表示されるという、古い時代のカメラにしてはうれしい機能も
あるらしい.ずっと欲しかったカメラ.入手できてうれしい.…届いた個体は、
いい状態で動作にもとくに問題はなかった.経年劣化が少なく美しいボディの
ままだった.ファインダー内部もクリアで気持ちいい.唯一?フィルムの巻き
上げ角度が極端に小さい印象.途中で,無理に止められている感じ.操作感が
スムーズではない.ハーフサイズだから仕方のないことか.代替電池~LR44
を入れたら,露出計も動作する.精度は不明.試写の結果を待つことになる.