創業明治22年、天狗納豆

スーパーの納豆売り場へ行くと、いろいろな種類が
ずら～っと並んでいます。
納豆好きの私にとっては、まさに花園
だだ茶豆納豆、黒豆納豆、豪華絢爛なラッピングの超高級納豆etc
嬉しくなっちゃいます。
でもそこに水戸天狗納豆があったら、
迷わず手にとってしまいます。
ここのホームポージの冒頭にある
納豆と同じ枕に寝る夜かな　　一茶の句がツボにハマりました。

水戸が納豆の本場、ということもあるでしょうが、
あの天狗さんのインパクトなのか、鮮やかな黄色というカラーが
目を引くのか、我が家の冷蔵庫には水戸天狗納豆が鎮座してます。

納豆の歴史といえば...
奥州平定に向かう八幡太郎（源）義家の
軍勢が常陸国を訪れたときのこと。
義家は水戸市郊外の一盛長者の屋敷に泊ったのですが、
家来が馬の飼料に作った煮豆の残りを藁で包んでおいたら、
煮豆が自然に発酵して糸を引くようになっていたそうです。
ためしに家来が食べてみると...
「う、旨い」
さっそく義家に献じたところ、義家も大絶賛。
将軍に納めた豆という意味で“納豆”と名付けられたのでした。
...ってことは、あの独特の香りはOKだったってことですね。
香りが苦手、という人もいらっしゃいますが、私は
納豆は匂いがキツイほうが好きです。
“これぞ納豆っ”て感じがするし。

また、納豆には狭心症や脳梗塞、老人性痴呆症などの
血栓性疾患の治療・予防が期待されているほか、高血圧やガ
ンを防ぐ効果があるとか。
納豆好きでよかった