山蟻狩猟日記

狩猟の日記です。狩猟、有害鳥獣駆除、個体数調整、射撃、罠猟、銃猟、獲物の利活用についての備忘録です。

猟犬

2010年05月19日 | 狩猟日記
自分自身では猟犬を飼ったことはないのですが、最近、自分の猟犬を飼うことに興味があるのです。



基本的に巻き狩りとかよりも、一銃一狗でやりたいです。



昨年までは、猟犬というと、獲物を追ってどこまでも走っていってしまうものだと思っていました。



参加した大物グループがそのような使い方をしていましたし、雑誌を見てもそのような使い方が多いような気がします。



タツマに来た犬は獲物がいなくても、獲物を探し求めて、どこまでも行ってしまうので必ず捕まえないといけません。



人間の声を無視して走ったり咬んだりすり犬を捕まえるのは大変でした。



タツマを抜けてしまった犬探しに何日もかかるのは普通だという考え方のグループでした。



昨シーズンに甲斐犬を使ったヤマドリ猟と穴クマ猟に同行させてもらって、考え方が変わりました。



人間と犬がアイコンタクトをして意志の疎通をして、お互いの見える範囲で仕事をする。



すごく面白かったです。



自分でも犬欲しいなと思いました。

見切りにおける問題と正解

2010年05月03日 | 狩猟日記

足跡や食痕から獲物の居場所を見切ろうとすることはよくやっているのですが、




なかなか正解が出せません。





雪の上でさえ、獲物の足跡を本当に追跡するのは難しいと思います。




Bushunellのトレールカメラというものを買ってみました。




これが199ドルと安い割に高性能で、気に入っています。




写真は自動撮影の動画の1コマを静止画にしたものです。




興味の無い人がみても何の価値もない動画ですが、私にとっては大変価値があります。




カメラに入っていたデータを見る前に、見切りをして見ます。




シカが3頭以上5頭未満カメラの前を通り、




そのうち1頭はここを通り、他の3-4頭はあっちのスジを通っている。




ここで後ろ足で体を引っかき、その証拠に毛がたくさん落ちている。




足跡の大きさから考えて、全て40-50kgの個体である。




という具合に、痕跡から推測してみたものが、正解かどうか、動画を見れば分かります。




それを現場でノートパソコンで見て、確認すると意外なことが分かったりします。




先日は、シカが好む草だと思っていなかった草を食べているのが見られました。




夏の間、このカメラで少し遊んでみるつもりです。


くくり罠の比較(自作)

2010年05月02日 | 狩猟日記

写真は一昨年に作ってみた自作の罠+オリモの内枠です。



足を踏み入れると、布切れが引っ張られ、それに吊られてワイヤーが枠から外れ、押しバネが解放されて輪が締まるというものです。



自作では直径12cmの枠がどうしても作れず、空き缶の上を切り抜いて作りました。



理屈の上では空き缶の直径でもシカやイノシシの足はぴったり入るのですが、



さすがにピンポイントで踏ませることはできず、一頭もとれませんでした。



塩ビパイプなど身近なもので直径12cmのものを探しましたが、見つからず。



結局オリモの内枠というところに落ち着き、



どうせ内枠を買うなら外枠があってもいいということで、セットで買いました。



内枠さえいいものがあれば、完全自作でいいものが作れると思います。

くくり罠の比較(オリモ)

2010年05月02日 | 狩猟日記
写真はオリモ製作のくくり罠です。



押しバネ式で、設置も簡単なので愛用しています。



人が踏んでも、バネが上に跳ね上がるわけでもなく、



安全性も高いと思います。



輪の直径は正確に12cmで、これ以上広げようとしても広げられません。




獲物が枠のふちを踏んだときに、空ハジキをしてしまうという欠点はありますが、




それは他の罠でも同じかもしれません。



価格も安く、いまのところ、費用対効果の高い罠だと思っています。