数日前より体調が急降下して
本当に死ぬんじゃないかと思うくらいの苦しさだった。
長女のところへ行って、長女も大人になって来ている。
仕事も笑顔で頑張っている。
私も見習わなければ……
でも、突然襲ってくる孤独感。
誰にも相談できないし
性格が悪い人間だし、誰も構ってくれないし
一人で耐えるしかなかった。
ただ只管眠るだけ。
現実逃避できる夢の中へ逃げ込む。
しかし、夢の内容は毎回ほぼ同じ内容。
そんな状態で仕事へ行って
果たしてどうなるのか予想だにできなかったし
児童の指導なんてできないとパニックになっていた。
泣きそうだった。
そんな中、児童数人と一緒に夕食を摂っていたころ
私のプライベートのことでガンガン突っ込んできた。
困り果てて無言になっていると静観していた…
というより無関心のはずだった歳上の高校生が
「お前らそんなこと聞くなよ!!」と叱ってくれた。
その高校生は担当ユニットでは問題行動を起こし
職員会議にかけられている。
その児童が他の子や私の話などを興味無さげに
別のテーブルで食べていたのに突然だったので
子供たちは無言になりユニット内は静かになった。
本当にびっくりしたし、その高校生のことも
悪評ばかりだったが、よく知ればもっともっと
良いところが見えてくるかも知れない。
他の職員が目の敵にしているけど
私は私のやり方で今まで通り接していこうと思った。
そんな出来事があって、心の苦しみや悲しみが和らいだ。
本当に嬉しくて泣いてしまうかと思った。
まあ、少し席を外したんだけど。
他の子供たちも、大人たちをよく観察している。
暗い部屋でテレビを見ている児童に
「暗すぎでしょう、明かりをつけて観ましょう」と
スイッチを入れようとしたら、ある児童が
「そうだね、先生のように暗いよね」とボソッと呟いた。
私はいつも「元気良く」やっているつもりだったけど
子供たちは私の内面を敏感に感じ取っているんだと
本当にハッとした瞬間だった。
少しずつ体調も上向いてきて夜勤も終わり、明けの勤務に入った。
子供達を送り出し、洗濯物を回したり干したり畳んだり
大きな浴槽や二つのトイレの掃除、各部屋の掃除をしているうちに
気が紛れてきて落ち着いてきた。
現在、まだまだ完全ではないけど、次女のテニスの送迎で
綺麗な夕陽を観られたし、幸せな気持ちになった。
テニスが終わるのはあと一時間半後。
どうしようかな。このまま車の中で待とうか。
明日は早出。体調を考え早く寝たいと思っていたけど
娘の手伝いもしたいし。
明日は朝の五時過ぎには出発。
子供達を送り出したら会議の前に
健康診断に行く。
朝食を摂れないのはキツイけど
なんとか一日一日を精一杯生きよう。
本当に倒れそうだ。
でも、なんとか一人で頑張る。