基本、運転手さんとは、よく話しているし、この仕事に対して敬意を持っている。
運転手さんとの話の中で、タクシー利用客が少なくなったって聞けば、ちょっとした所ならタクシーを利用する様にしていた。
それに、出逢った運転手さんは、「お金が無いから、この金額で行ける所まで行って降ろして下さい」って言って寝たのに、目を醒ましたら自宅前だったとか、粋なことをやってくれた運転手さんだって居る。
ただ、こんな3号も、イライラじゃないが、だからこそ激おこになったことが有る。
忘年会から帰る時、池袋からタクシーに乗った。
運転手は若い兄ちゃん。
言っておくけど、3号、酔っていても、明確に行き先を伝えることは出来る。
しかも、3号は、通常、運転手さんに道を一任して、そうそう口を出さない。
大体の基準として、ツーメーター位は御祝儀のつもりで許す様にしている。
そして、この若い運転手さんが、行き先を復唱したのだって聴いている。
で、この時、安心してしまい、後部座席で寝てしまった。
ところが!
目が醒めたら、凄く遠い場所に居るじゃない!
運転手さんに任せていたが、これは、論外の遠さ・・
行き先を復唱していたはずなのに、何故、こんな遠方まで運転し続けたのか問いただしたが、しどろもどろになりながら、道が判らないとほざきやがる。
この言い訳でガチギレ・・・
知らないなら知らないと何故最初に言わないのか尋ねたが、ゴニョゴニョと訳の解らないことを言っている。
これは、質の悪い先輩達に何か吹き込まれたと判断。
呑んで寝た3号を見て、そのまま、やってみた感じが垣間見れた。
今までも後部座席で寝たことは有るが、どの運転手さんも、路肩に車を停めて訪ねてくれている。
どんなに面倒臭い事になっても良いと腹を括り、料金を払わないと宣言。
そしたら、それで構わないと運転手さん。
池袋からの大体の料金を知っているし、このまま仲間の所に連れて行かれてたとしても、相手にとって、かなり面倒な事になる修行は積んできているし、ガチギレした3号は、却って冷静になり途端に動きが早くなる。
なので、お仲間が居るであろう池袋に戻るように言い、到着後は、悠々と歩いて帰った。
仲間からすれば、客を乗せていったのに戻って来たのを見る筈だし、降りていく3号の背中を見送る筈だし、直ぐに話を聞くかもしれないのを想像しながらだったので、帰りは楽しい道中となった。
以来、質の悪い運転手が集まっている様な池袋からは、タクシーに乗ることは無くなった。
欲しがる乞食は貰いが少ないって言葉有ったような気がしたが、過ぎたるは及ばざるが如し。
ツーメーター位で良しとしていれば、それは実入りになっていたものを、一年の締めである年末に悪さを働くから、最後の最後で苦い思いをすることになる。
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