中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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アイルランド紀行(12)コークの日々(2)

2007年06月27日 04時24分10秒 | アイルランド;ダブリン・キラーニー
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                      アイルランド紀行(12)
                         コークの日々(2)
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第5日目:2002年6月18日(火)(つづき)

<コーク大学のドミトリー>
■レセプションオフィスで受け付け
 コーク駅から2台のタクシーに分乗した私達は,コーク大学(University College of Cork)のキャンパス内にあるレセプションオフィスに到着する。ここでInSITE(Informing Science IT Education Joint Conferenceの略)参加の手続きを行う。私達は1人1部屋ずつドミトリーを割り当てられる。
 周辺の様子はまだ分からないが,大学構内の閑静な一角に,学生用のドミトリーが20棟ほど並んでいる。広い敷地にゆったりと建物が並んでいる。三階建の集合住宅である。植え込みのある道路から少し入ったところにクリーム色の建物が建っている。
 
    <ドミトリーの外観>                  <ドミトリーの見取り図>

■ドミトリーに落ち着く

 私達は,レセプションオフィスで部屋の鍵を貰って,荷物を引っ張りながら割り当てられた自分の部屋へ向かう。私が割り当てられた部屋は,3階(こちら風に言えば2階)の一室である。建物の中に入る。鉄骨が丸出しになっている螺旋階段を登る。足音が「ガンガン」と響き渡る。3階に到着する。入口の鍵を開けて中に入る。突き当たりにシャワー室と共同トイレがある。その手前の左の扉を開けてみる。そこは談話室になっている。テーブルを囲んで雑談を楽しむことができるようになっている。どうやらバスルームはなさそうである。
 右側の扉を開けると,個室に通じる廊下になっている。私が割り当てられたのは,廊下を入って直ぐ右の「#1室」である。

           <ドミトリーの内部>


           <ドミトリーの窓から外を眺める>

 部屋の中に入る。部屋の広さは8畳ぐらいだろうか。シングルベッド1台,作りつけの大きな机,本棚,クローク,洗面台が付いている。タップリとした収納場所もある。2方向に窓がある。青いカーテンが付いている。
 窓から外を眺める。大きな建物の向こうに,なだらかな丘が広がる。住み心地の良さそうな住宅が並んでいるのが見渡せる。ここで数日間,滞在する予定である。これはなかなか快適そうである。
 これから,皆で集まって,遅い昼食を摂りに街へ出る予定である。少し時間があるので,持参したパソコンで資料整理をしたい。ところが,あらかじめ用意したCタイプのコンセントが合わない。ダブリンのホテルでは使えたのに,同じ国内でもコークでは使えない。これには参った。何とか今日中にコーク用のコンセントを手に入れなければ,明日のプレゼンテーションに差し支える。これには参った。

■大学周辺を散策
 14時50分にレセプションオフィス前に集合する。14時52分,F先生,N夫妻,Hさん,それに私の5名は,大学近傍の散策に出発する。まずはウエスタン通り(Western Rd.)を東へ歩く。進行方向右側には緑に囲まれたコーク大学のキャンパスが続く。左側には小綺麗なB&Bが軒を並べている。
 15分ほど歩くとランカスター通り(Lancaster Quay)近くに。REYDY’ VAULT BAR(建物の入口はREIDY’S VAULT BARになっている)というレストランがある。この近くには,この店以外にレストランが見当たらないので,この店に入ることにする。古いが立派な煉瓦作りの建物の中に入る。店内は薄暗くて狭い。余り清潔だとも思えないが,兎に角,丸テーブルに座る。
 品の良いオバサンが注文を取りに出てくる。

           <「レイディズボウルト」レストラン>

■レストラン「レイディスバー」で昼食
 まずは黒ビールで乾杯。メニューを見る。私は何となくご飯が食べたくなっている。メニューの中で「ご飯付き(with Rice)」という表示を見て,迷わず「ご飯付き鳥のカレー(Chicken Curry with Rice)」を注文する。黒ビール込みで22EU(2,700円)。またまた大変な出費である。私と同じようにご飯が欲しかったのか,全員が同じものを注文する。
 オバサンが,料理を一つひとつ,オーブンで焼いているらしくて,注文した品物が出てくるのに,偉く時間が掛かる。

            <ご飯付き鳥のカレーと黒ビール>

 私は,何となく,カレーライスが出てくるもの早合点していたが,出てきた料理は,カレーライスとはほど遠い料理であった。大きなお皿に炒ったようなライスがサラサラと敷いてある。その上にカレーで作ったグラタンのような料理が乗っている。中には鶏肉が山盛りドッサリと入っている。味は美味しいが,とにかく辛いのには参った。余りに大量の鶏肉なので,とても食べきれない。

■食後の散策
 15時12分にレストランを出る。これからは自由行動である。
 N夫妻は,部屋の掃除の都合で,先ほどドミトリーのチェックインができなかったので,私達より先に帰ってチェックインをするとのこと。F先生も疲れたので真っ直ぐ自分の部屋へ帰るという。私はHさんと一緒にもう少し街中を散策しようと思う。

             <コーク大学周辺図>

 レストランを出た後,ワシントン通り(Washington St.)に沿って東へ進む。裁判所(Court House)を通り過ぎてから,何となく左折する。突き当たりには,威風堂々のフランシスコ寺院(Francisco Church)が聳えている(16時50分)。建物の両側に塔が突き出ている風変わりな建物である。この建物をスケッチしようかと思ったが,同行しているHさんは迷惑だろうし,疲れ気味の私にも,何となく気力がない。スケッチもせずに,そのまま通り過ぎる。
 17時頃,コモンマーケット通り(Common Market St.)を通り抜けて右折,キャリー通り(Cary St.)に入る。どうやらこの辺りが繁華街のようである。さらにセントパトリック通り(St. Patrick St.)を右折する。数名の高校生と子供達が,はしゃぎ廻っている。
 17時15分,再びワシントン通りに戻り,裁判所の前を通過して,18時丁度にキャッスルホワイトの自室に戻る。コンセントが手に入らない。明日のプレゼンテーションは,F先生のコンセントを借用して済ませることに決める。
   
               <コークで入手したコンセント>

 兎に角,疲れた。そのまま就寝。
 こうして,コークの初日は終わった。
                                          (つづく)


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