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フィッシャー中将の艦隊運用の達人

かつては艦隊運営の天才と言われたフィッシャー中将が・・・白兵戦に勤しむ物語

第58回壁外調査

2015-12-26 09:17:50 | Weblog
         平成27年12月20日 75㎝ マルゴ(ワラサ)
前日…

 リヴァイ兵長(妻に言わされてる) 明日はどうしたらよいでしょう?

オイ さっさと答えろグズ野郎 お前がしたいことは何だ!!

釣りに行くか、一日ゴロゴロするか悩んでいるんだけど!?

まあせいぜい、悔いが残らない方を自分で選べ
始まった…いつものやつだ 疲れるけどのってやるか!!

『釣りたいです!! 大きなヒラマサを釣りたいです!!』

「ほぉ・・・悪くない」

(に、似てない…でもやっぱりそこか それが言いたいだけ…しょうがない (-。-)゜゜゜)

では 第58回壁外調査に行ってまいります!!

「前進せよ!!」

進撃と言えば去年か一昨年か忘れたけど、年末の紅白を思い出す…

妻も多分そんなことを考えているんだろな・・・


 寒いし、眠いけど 行ってくるか…
早朝は危険なんだよな~ 巨人(イノシシ)でるし・・・
しかも、週末は挨拶無し・迷惑お構いなし・人相凶悪な2人組の奇行種がいつも来ているし・・・

 でも行くか・・・。

やっぱり奇行種きてる…(萎え) 
毎週末顔を合わせてるから当然か。

今回もいつものヒラマサ索敵陣形(ごく普通な誘い出し)… 開始早々水柱があがった。
これだからトップの釣りは止められない。乗ったのは75㎝のマルゴ。

すると…2人が近づいてきた …まずい、今日は立体機動装置を付けてない…

「お兄さん デカいっすね~」と話しかけてきた。

!! 奇行種がしゃべった!! この巨人には知性がある!! 

巨人を怒らせないように丁重にやり取りをしていると…ユミルの民・ユミルの民と繰り返す。

巨人のことはよくわからんが、これから彼らの名前はチカチロー二とアルベルトだ!!

どうも彼らは奇行種だが人類に対する害はないようだ…。

そこから8時間…第58回壁外調査ではそれ以外何も得られなかった。

今日の出来事を報告しようとするも妻は興味をまったく示さない。

どうやら前日のブームが去り、つまらない報告より、刺身と酒に興味が移ったようだ。

ヒラマサ入門(ヒラマサを効率よく釣る方法!! )

2015-12-25 08:37:53 | Weblog
       リアルベイトの餌食となるヒラマサ 平成25年9月8日
 
 ヒラマサを効率よく釣る方法!!

 そう それは リアルベイト!!
 
 あるバスの大会ではリアルベイトを使用して失格になった人がいるとか…
 
 でもそれはリアルベイトが最も釣れるからこそ!! 当然のこと。

 ルアーマン失格の烙印を押されてもジギングサビキを利用したリアルベイトが一番効果的。


  ここ山陰ではいろいろな魚が釣れる。30㎝を超えるカマスが入れ食いになることもままある。
 カマスも他の魚同様、事前の情報がとても大事。漁師さんがカマス曳で青物を狙っているという
 情報がでたらチャンス!!
 もちろん釣り具店の情報を探すのも手だけど、何故か情報が出てこない。
 (それは、地磯や沖磯でわざわざカマスを釣る酔狂な人がいないからというのもあるのだが。)

 いろいろ港に立ち寄り常連さんと立ち話をしながら情報を仕入れるのが最強
 情報を制するものすべてを制す


 カマスは簡単な魚。
 そして1匹捉えたら大丈夫。安心してください。
 そこはカマスのパラダイス!!。1匹釣れれば必ず群がいるので、あとはひたすら釣るだけ。

 そしていよいよヒラマサ…

 ジギングサビキに20~40gのフックの無いジグを付け、カマスがのったらゆっくり引いてくるだけ。

 ヒラマサに限らず青物が近くにくると典型的な反応がでる。

 それは急にあたりが止まること。そしてジギングサビキにかかったカマスが暴れること

 暴れたら、その状態をキープするもよし、フックの無いジグを着底させるもよし!! 思いのまま!!

 数十秒後強烈な引きが楽しめるでしょう。

 初めてのヒラマサを求める人、ヒラマサから見放された人 邪道ですがおススメです。

艶魚!!ヒラマサ 対 ショアキャスティング

2015-12-24 15:36:53 | Weblog
縁起のよい末広がり88㎝のヒラマサ(平成27年12月10日)



  自分が住むエリアは山陰地方の中で決してヒラマサを狙うのに適したエリアでは無いと思う。
 隠岐の島があることにより潮が大きく蛇行し西は出雲周辺、東は兵庫に対馬海流が
 近接する。これにより最寄りの島根半島東部は魚影の薄い地域となっていると想像できる。

  実際はオフショアで釣れているので居ない訳では無いだろうが、水温・潮の流れ・ベイトの
 関係で 温度変化が起こりやすい灘側では春先の大型を狙うのは完全に不利だと想像できる。

 しかし秋(10月・11月)と晩秋(12月前半)は話が別

 ○適水温かつ一定である期間が長い。
 ○カマス・サヨリ・根魚・イカなどベイトが十分おり、岸の近くにも大型が寄って来ること。
 ○潮の流れと水温のバランスが良い。
 ○但馬やそれより北側に上がったヒラマサが還って来る際、ベイトと水温により、
  灘側も通ると予想される為。

 しかし、それでもチャンスは多く訪れない。

 1日に多くて 1回か2回 早朝か時合にチャンスがあるだけという日が殆ど。

 では何故このエリアでヒラマサを狙うのか?

 それは人生修行 否 結婚生活に近い惰性 

 経験値を積み重ねるには同じ場所に通うのが一番。
 当たりは少ないけど、情報は確実に手に入る。10回行けば8回はボーズ(他の魚は釣れるけど)。

  しかし情報は、10回中6~7回は手に入る。

 ベイト・水温・活性・時合・活性によるアクション・立ち位置・波高によるランディング位置など
 掛けた魚がいろいろなことを教えてくれる。

 アオリイカにハマった時は春イカがなかなか釣れず、1年以上も悩みやっとこれを手にした。
 喜び興奮するのと反比例して情熱が低下した。

  ヒラマサには神秘の魚でいて欲しい。人生を賭ける魚でいて欲しい。
 仕事を定年退職し、いつか隠岐で大政を釣るその日のまで!!

骨折 そして 回復

2015-12-24 14:45:11 | Weblog
 骨折から今日で138日目(4カ月と半月)が経過した。
徳川家康が敗戦の自画像を描かせたように、自分の不甲斐なさを
ここに記したいと思う。

8月8日骨折(ギブス装着)
8月26日(ふくらはぎが痩せてギブス巻き直し…骨くっ付かず)
9月16日(ギブスカット…骨がくっ付く 左足は女性の腕のように細くなった)
9月22日杖有ウオーキング開始
9月26日杖無しウオーキング開始
10月6日杖返却
そこから1日数回に分けて 1時間~1時間30のウオーキング行うことを日課に

10月12日骨折した地磯へ…

12月24日現在 18回その周辺の地磯を訪れている。


2ヵ月での復帰は早い方だが、実際はかなりの紆余曲折があった。

特に大事なのは次のことだと感じる。

①骨折中は形成される仮骨が安定するよう、とにかく安静に そして焦らない。
②骨がずれるので変な荷重はかけない。 
③体が動かせず太るので食べ過ぎない。
④骨を作る栄養素を過不足無くとる(サプリも併用すればカロリーオーバーが避けられる)。
  嫌いな納豆すら食べる立派な大人に成長(ダシ汁の多い納豆がおすすめ)しました。
⑤ギブスを外したら、医者と自分の体と相談してなるべく運動を。
⑥拘縮した関節をのばすのは苦労だが地道なリハビリを忘れずに。

もちろんオーベルシュタインの助けとボトラーズの仲間入りなしには語れない(これ重要)。

もちろんこれは妻に書かされているわけだが。

 固まった関節を自由にするリハビリは時間がかかり、今日現在も鈍い痛みや不自由な関節に
悩まさせられているが、諦めず毎日歩き、ストレッチすることが回復への早道になるのは間違いない。

けがの回復を早める過程において辛辣でも信頼できる副官の存在が大事というお話じゃった。

 ※この文章は個人の感想です。決して効果を約束するものではありません。

祝!! 再開

2015-12-24 13:39:26 | Weblog
外伝の再放送を見て 久しぶりにこのブログを思い出した。
ヤン提督は富山敬!!じゃなきゃね!!!とか
 やっぱりリューネブルク(那智)が好き!!
なんて考えていた遠いあの日。
釣り竿をバズーカのように抱えるシェーンコップの姿に自分を重ね、
いくつもの星系を渡り歩いていたのは 遠い昔…。

今なお、オーベルシュタインの監視下にいることに変わりはないが、多くの出来事が私を成長させた。

中二病を卒業した私…もう帰らない!!

今ここに成長した私のこころと戦果を密かに綴ってみようと思う。

あの数年後、旗艦を手放し、ショアフィッシングを本格的に再開した。
そしてここ最近やっと自分の考える形になってきた。

が・・・

地磯には釣りそのものより、前後の過程に多くの危険なイベントが潜んでいる。

時に 移動中誤って海に滑り落ちたり、
時に 大物とのファイト中に海藻に滑って転倒!!ぱっくり肘を切り 買ったばっかりの偏光グラスを海に流したり、
時に 〆た魚を海中に落とし、それを回収する為に海にダイブ!!波がきつくて岸に這い上がれず死にかけたり、
イノシシの親子とバッタリ遭遇、息を止め そびえたつ木のように まさに棒立ちになったり

そして極めつけは落盤(少し大げさだが)


大きな一枚岩に垂れ下がったロープ!!
ロープを避けて岩盤に手を掛けると突如岩が大きく欠けた

次の瞬間
 その岩は先が尖って折れ、私の左足甲に突き刺さって止まった。
生きている…ほんのコンマ何秒か一秒にも満たない長い時間の後、
その幸運と引き換えに左足にひどい激痛が走った。

幸運!? この岩を抱きかかえて背中か頭から転落したら

間違いなく即死。
この日は私の43回目の誕生日。
数年前に亡くなったおばあちゃんが
命と引き換えに左足の骨折だけで済ませてくれたのだ!!

落盤により左足を大きくひねり、挟まれた足が抜けない!!
その内どんどん痛みが増していくが、抜ける気配は全くない。
崖の中腹で足場も悪く力が入らない。

… 数十分 冷や汗と激痛に耐え何とか抜け出すことが出来た。

急勾配の別ルートで足を引きずり、2時間以上をかけて出発地点に戻った。

無料と言われる海上保安庁に連絡する手もあったが、自分で蒔いた種は
自分で刈り取らねば。

 その後、病院で内踝骨折と診断。手術を勧められたが丁重に断った…。
親からもらったこの体にボルトは入れる訳にはいかない。何より人生で3回しか乗ったことが無い宇宙船 否 飛行機に搭乗する際、
アラームが鳴っては不愉快だ(決して麻酔の注射が怖いわけではない 決して)。

 地磯 それは男のロマン。 

だが、油断と集中力の欠如は大きな代償を払うというお話じゃった。






















獄中の苦痛

2007-07-24 16:43:09 | Weblog
 私が獄中にとらわれてからどれだけの月日がたっただろう!?
私の名前はリンチ。日々、苦痛の獄中(仕事)に耐え、週末を
迎えれば、休日出勤・娘の相手・そして台風。苦しみに耐えかね禁を破って
大海原に飛び出した。有給取得は思いのほか影響が大きく、仲間からは
『卑怯者よ・恥知らずよ』と蔑まされついには妻と子供からは愛想をつかされ、
朝から口もきいてもらえない。確かに忙しい時期の有給取得だが、そんなに
蔑まされる様なことをしているというのか!!
しかしもう後には引けない。ここで引いたら誰が覇道をなすというのだ!!
 何とか自分の心をごまかし、人目を忍んで宇宙港を目指した。
もう後には戻れない。
(ホントはひどいことをしているのは自分がよく知っている)
 久方振りの大海は閉塞した心の闇を簡単に吹き飛ばした。
平日の為か戦艦の数もまばで、たまにコーストガードや
大型商船が往来するだけである。
 ここに来ると日々の苦しみが嘘のようだ。これから波に揺られて半日を
過ごした。それなりの成果と心の充電をして家庭へ戻った。
 明日からまた頑張ろう!!こころに誓った。
 だが、人の世は甘くない。誰かに釣りに行くところを見られたようだ。
人口僅か10万足らずの辺境では珍しくは無いが・・・どうも間が悪い
 明日からきつい現実が待っているに違いない。
しかし一日楽しんだのだからしかたない。明日から一生懸命頑張ろう。
恒久ならざる平和のために・・・

 
 

敵艦隊確認・・・その数・・・

2007-06-14 11:44:11 | Weblog
私のレーダーが急に高音を発した!!。 敵艦隊確認!!!!
その数・・・お!!およそ3万!? 
(私は探知機に写った少なく見積もっても数万匹は居るであろう
魚の群れに船の上が魚だらけになることを予想し少し不安になった)
 しかしその数十分後 一向に当りが出ない群れに妻が激怒!!
私に詰めかかった。
いったい機雷源はどうしたのだ(どうもサビキのことらしい!?)。
私 『突破された模様!!』
放心状態で呟くと妻のガッカリした姿が目に入った。
私は武人としてのプライドそして妻の冷めた視線が痛かった。
なにより自分が船の上で魚を抱えている姿を想像していただけに、
この結末に納得のいく答えが見い出せないでいた。
時刻はまだ13:00。しかし少し疲れた為、一旦宇宙港へ引き返した。
 そしてこの後に再度出撃する為、タンクベッドで仮眠を取ることとした。
19:00再度冷徹な副官より出撃命令が下った。明日の仕事に差し支えなければ
いいのだが・・・。私が向う星域にはこの時間多くの船のネオンに彩られる。
私は汚名挽回の為、明日の仕事も忘れひたすら主砲を握り続けた。
時間が経ち、もう時間は既に0:00を回っている。
思うような戦果ではないが、家族で食するには十分な獲物を捕えることができた。
家に帰り早速刺身にしてみると、このコリコリとした感触がたまらない。
 妻は満面の笑顔で『なんと素晴らしい食感!!
このランズベルク伯アルフレッド感嘆の至り!!
とお調子者なことを言ったものだから、さっきまでのすねた表情が嘘みたいだね
~!!と言うと豹変した。
その冷徹な義眼はいつものように赤い光を発していた。
私は疲れも重なり、もはやオーベルシュタインにたち向う勇気と矜持は
羽を生やして逃げ出していた。

友は年老いた猫ばかり

2007-06-05 19:57:54 | Weblog
私は会社の圧政を逃れ心の新天地を求め,未知の海域へ旅立つことを
心に決めた。AM3時まだ宇宙の深淵は闇に包まれ、宇宙港に向う最中の
車の往来も田舎であることを差し引いてもとてもまばらである。
 今夜は星の綺麗な日である。だが途中数々の星系(漁礁)に立ち寄るが、
生命の痕跡は見当たらない。航海は苦難の連続を極めた。宇宙海賊(漁師)
の仕掛けた定置網とはえ縄で航行不能な海域が広がり、途中立ち寄った漁礁
で誤ってバケツをひっくり返しオキアミをすべて失い。酔いで嘔吐し
吐く物をすべて失なった時、安定した多重恒星系(ベイトの群れ)を発見
したのである。 と帰ってから妻オーベルシュタインに釣りの話を始めたら、
そんな胡散臭い話は聞きたくないとばかりに刺身を作るように指示された。
そう妻は私の話よりも、釣った魚の料理の方に興味があるのだ。
私は久しぶりにこのブログに自分の歴史を刻むことにした。決して妻の為
ではない。私の歴史とプライドの為に(涙) 鰯が探知機に大きく写し
だされている。しかもそこらじゅうでカモメも群れが沸いている。
私は長距離砲(エサ)から短距離砲(ルアー)に切り替えジギングを開始した。
 表層では当たらないが、底のほうで次々と当たってくる。
どうも底物が上ずっているようだ。途中大型のスズキもヒットしてきた。
戦闘を始めて2時間がたっただろうか。既に敵に兵力と呼べるものは残って
いないのか、当りが30分近く遠のいている。もう十分釣ったではないか…。
私の心の中でだれか(ビュコック提督の声?)が呟いた。
時間はもう昼の12:00を回っている。私は我に帰った。もうこんな時間か・・・。
私はこの戦果を娘と妻オーベルシュタインと共有すべく家路を急いだ。そかし
事の結末は書いた通り誰一人私の話を聞いてはくれなかった。結局私のこの
高揚感を共有してくれたのは、美味しそうにアラの煮付けを食べるうちの
年老いた猫だけだった。

ムーディーに釣りをしよう

2007-05-08 16:42:34 | Weblog
近頃釣りに対する情熱を打ち消すほどの多忙にこのブログの存在を
すっかり忘れていた。
もっともブログの存在以上に妻の存在を忘れていたわけだが・・・。
このゴールデンウィーク私は戦士に戻った。
仕事が終わると直に私の3長官でもある
  エメラルダス
  イグジスト
  ミッドスクイッド
を引きつれ銀河の深淵でもある島根県鹿島町恵曇へ向かった・・・はずだった、
が しかし オーベルシュタインからの定時連絡が入り、
娘のお向かいと晩御飯を作る為足止めを喰らってしまった。
妻帯者というのは不幸だ。
自分の都合一つで何かをしようと思っても決して思うようにはならない。
しかし愚痴がオーベルシュタインの耳に入ると処罰される恐れがあるので
これぐらいにしておこう。
娘を寝かしつけるのに手間取ったが、何とかその日の内に目的の星域に
到着することができた。しかし昼間の疲れで急速に睡魔が襲ってきた。
今夜は諦めて、タンクベットで眠りにつくことにしよう。
妻と子供のいる部屋で8時間寝るよりも車の中で1時間寝るほうが疲れが取れる。
結局朝まで気持ちよく寝てしまった。
起きると他の兵士達が既に戦闘を開始していた。 
すぐさま私も戦いに早速加わった。 
しかし満の悪いことに隣の隣で竿を曲げっている
・・・こんなに早く釣れるとは、奴はマグレだな(私の心の声)
すると隣も竿を曲げている・・・私の義眼の調子がおかしいのかな!?
義眼だけじゃなく私の笑顔も引きつっているような気がする。
横が釣り上げる光景を顔を引きつらせて見ていた。
この2人は仲間同士だったようで、急に大声でしゃべり、
エギの種類やテクニックについて語りだした。
これは釣ったものだけに許される特権だ。
そしてこの釣り人の講釈は釣り場においては強烈な心理的ダメージとなる。
単純な戦いだけではなくこの心理戦での勝いが勝敗を大きく左右すると言っても
過言ではない。
私は心の中で『右から 右から~ 左に受け流す~』とこころの中でお経を唱え、
何とかその場を凌いだ。凡将なら態度に出る所だが、それでは興がない。
この心理戦の勝利が、後に大きな獲物をもたらした。
それか2時間後、明らかに隣が釣った獲物よりも大きな獲物が掛かったのだ。
そして私はそれをオーバーアクションで取り込むと共に、
相手に心理的ダメージを与える為に 聞こえるか聞こえないかの声で
ポツリと呟いた。『少し小さいな~リリースサイズかな・・・とりあえず
キープするか』(サイズは35cm 1.6kg) 
この言葉で2人組みの会話が急に小さくなった。
そう白兵では技術やキャリアも大事だが、周囲を圧倒する心理的な技術も
欠かせない。君も戦場で生き残りたければ、相手に心理的負荷を掛ける
ことを忘れてはならない。そして相手の圧力は左に受け流して欲しい。

宇宙をまたに駆けて

2007-04-12 17:23:59 | Weblog
先週は航海士としてのスキルアップの為、1級船舶の免許を取りにいった。
この種の資格は普通に生きていくうえでは全く無縁のものである。
私も艦隊戦の専門家として2級の資格は有しているが、1級にはさらに
いくつかの専門の知識がもとめられる。
さて前置きはこれぐらいにしてこの資格の説明をすることにしよう。
気象・海図・エンジンの三長官 もとい3項目から編成されており、
将来海軍若しくは宇宙艦隊に従事しようとする若者であれば欠かすことが
出来ないものである。
 おそらく宇宙で戦闘の経験があるかたならおわかりだろうが、
宇宙に無数に存在する宇宙気流・宇宙潮流は決して侮ることは出来ない。
また地球では台風と呼ばれるブラックホールの存在も忘れてはならない。
シュタインメッツ提督の有名な著書『スイングバイ』では提督自身も語って
いる通り、安全に艦隊を航行させるならブラックホールに近づいてはいけな
いと記している。また作中に何回も出てくるようにシュバルツシュルト半径
(可航半径)とよばれるエリアはあるが、これに頼るようであれば、既に
戦略が大きく間違っており、この戦術を使用したときには死すら覚悟するべきだ
とも記している。
 しかし彼は自分の過ちを冷静に分析し、また貴重な脱出経験を記している
ことなどから、宇宙兵士訓練学校のテキストとしてもっとも愛用され、多くの
学生達に影響を与えているのである。次に(宇宙航海図)海図であるが、
これは航行不能な宙域や海域をさけたり、潮流や気流により船体が流されて
いる時に、自分の現在地を正確に把握するのに非常に約に立つ。
 現在GPSとよばれる装置が普及しているがこれに頼りすぎてはならない。
かつてファーレンハイト提督が通常航路を外れて未開の航路を進んだ時も、
通常航路からの座標を正確にプロットし、無事イゼルローン要塞に
帰艦した際も、彼の有能な部下の宇宙航海士達が片手にコンパス、
片手に三角定規をもって、数百万回という座標の計算を繰り返したと
伝えられている。
(ファーレンハイト著書:我々は同士であって主従ではないより)
 彼らは宇宙兵士訓練学校では航海学の父もしくは航海学の双璧と
よばれる偉大な先人たちである。さて最後の一つエンジンについてだが、
これは、エンジン・冷却水・バッテリー等の技術的部門を学ぶことになる。
テキストの本編では過去にあったエンジン等の誤った使用方法について
そのほとんどがさかれている。
 例えばエンジンを連結して出力を上げる違法改良や燃料に誤って気体爆薬
を注入し大爆発したというものである。
私もこれをみて絶対に彼のような整備はしてはいけないと感じた。
授業がおわり、よく表紙を見ると著者は不明となっており
『技術大将シャフトの誤った整備と点検』
と書いてあった。