前回の大敗は私の心を腐敗させた。自分の世界に入ってしまいついつい会話を
無視したり、いろいろ愚痴を言ったりする自分に対してオーベルシュタイ(妻)
はゼークト提督と呼ぶようになってしまった。
下級仕官の分際で!!
しかしこの段階で貴奴まで敵にしてしまっては作戦行動が立てにくくなる
・・・悔しいながらも怒りを抑えて、今日も同盟軍(シーバス)を撃滅するべく
意気込んでダゴン星域(日野川)に向った。
今日は何時になく宇宙気流が激しく、索敵すらままならない。
もちろん見方の友軍(釣り人)もいない。しかし最近の戦いの無様さを考えれば
今日は流石に戦果をあげなくては、シュトックハウゼン(娘)や
オーベルシュタインにばかにされてしまう。
AM1:00からはじめ戦闘はすでに5時間目に突入しようとしていた、勝敗の行く経は誰の目にも明らかであり、疲労困憊の私はすでに兵士と呼べるような状態ではなかった。そのような時オーベルシュタインから定時連絡が入った。朝ごはんが出来たようだ。戦場を放棄するのは軍人として許されない行為だが、勝敗は既に着いている。内心少しほっとしたのかもしれない。疲れの為か眠気の為か、砂浜に腰をかけながら青く透き通った空を見ながら30分近くうとうとしていたようだ。その時またオーベルシュタインから連絡が入った。
オーべ:『今日も仕事でしょ!!早く帰りなさいよ』
私『!!』
オーべ『どうせ釣れなかったんでしょ!!』
その言葉だけは・・・許せん。
私『 汝は武人の心を弁えず、われ死して名誉を全うするの道を知る、
生きて汚辱に塗えるの道を知らず』
一方的に通信をきり玉砕覚悟でダゴン星域(日野川)の海水の中に
足を踏み入れた。ウエーダーをつけて腰まで浸かるとさすがに4月の
水温がまだ厳しいことを思い知らされる。
しかし私のお腹の周りの流体金属の層も半端ではない。
レーザー程度の波であれば、全く問題はない。しかし、
この時期の波は気まぐれだ。
三角波となって増徴した波がガイエスハーケンとなって襲ってきた。
一撃で・・・
全身海水だらけ。髪の先までびしょ濡れだ。
私は完全に戦意を失った。数分前までの心地よいまどろみが嘘のようだ。
おかげで目が覚めたのはいいが、本当に溺れて死ぬところだった。
戦いは常に冷静に、そして謙虚でなくてはならない。
無視したり、いろいろ愚痴を言ったりする自分に対してオーベルシュタイ(妻)
はゼークト提督と呼ぶようになってしまった。
下級仕官の分際で!!
しかしこの段階で貴奴まで敵にしてしまっては作戦行動が立てにくくなる
・・・悔しいながらも怒りを抑えて、今日も同盟軍(シーバス)を撃滅するべく
意気込んでダゴン星域(日野川)に向った。
今日は何時になく宇宙気流が激しく、索敵すらままならない。
もちろん見方の友軍(釣り人)もいない。しかし最近の戦いの無様さを考えれば
今日は流石に戦果をあげなくては、シュトックハウゼン(娘)や
オーベルシュタインにばかにされてしまう。
AM1:00からはじめ戦闘はすでに5時間目に突入しようとしていた、勝敗の行く経は誰の目にも明らかであり、疲労困憊の私はすでに兵士と呼べるような状態ではなかった。そのような時オーベルシュタインから定時連絡が入った。朝ごはんが出来たようだ。戦場を放棄するのは軍人として許されない行為だが、勝敗は既に着いている。内心少しほっとしたのかもしれない。疲れの為か眠気の為か、砂浜に腰をかけながら青く透き通った空を見ながら30分近くうとうとしていたようだ。その時またオーベルシュタインから連絡が入った。
オーべ:『今日も仕事でしょ!!早く帰りなさいよ』
私『!!』
オーべ『どうせ釣れなかったんでしょ!!』
その言葉だけは・・・許せん。
私『 汝は武人の心を弁えず、われ死して名誉を全うするの道を知る、
生きて汚辱に塗えるの道を知らず』
一方的に通信をきり玉砕覚悟でダゴン星域(日野川)の海水の中に
足を踏み入れた。ウエーダーをつけて腰まで浸かるとさすがに4月の
水温がまだ厳しいことを思い知らされる。
しかし私のお腹の周りの流体金属の層も半端ではない。
レーザー程度の波であれば、全く問題はない。しかし、
この時期の波は気まぐれだ。
三角波となって増徴した波がガイエスハーケンとなって襲ってきた。
一撃で・・・
全身海水だらけ。髪の先までびしょ濡れだ。
私は完全に戦意を失った。数分前までの心地よいまどろみが嘘のようだ。
おかげで目が覚めたのはいいが、本当に溺れて死ぬところだった。
戦いは常に冷静に、そして謙虚でなくてはならない。