教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

オープンに話すということ

2010-01-20 | 勤務校時代の実践
来週から行う予定の、3年生向け希望者講座、「東葛アカデミックスキルズ」では集団討論の学習を入れたいと計画しています。

オープンな態度で話すこと、聴くこと、これがなんと難しことか! と実感するのが現代社会です。アダムカヘンは、「誰かが個人として、熱情的に、そして心から話すとき、その会話は深くなります。チームがオープンに話す習慣を得たとき、彼らが取り組んでいる問題は解決に向けてシフトしはじめます。(手ごわい問題は対話で解決する(アダム・カヘン))p85」 専制的なアプローチ(権威あるものが弱いものを従わせる)他にも、人々は誰かの感情を害したり、恥をかくのを恐れるために、オープンに話すことを躊躇する場面があるとアダムカヘンは述べています。これは盲点ですね。ある問題を解決するために、時には率直に大胆に、周りへの無礼も承知の上で発言せねばならないときもあるということです。

討論の学習では、フィッシュボール(金魚鉢)型の手法もちょっと使おうかと思っています。会話をする中心の輪があって、そのまわりに観察者がいるというような。そのまわりからのフィードバックも面白いと思うのです。

最近、ちょっとかたい内容だなと思われている方もいるかもしれません。が、当ブログは私個人の備忘録的なデータベースとしても使ってしまっているのですみません。

例えば一人でノートをまとめて、そっと置いておくよりも、このようにwebにて公開してしまったほうが、自分も含め、何かと他の人の役にも立つかもしれないし、一石二鳥と考えるからでありまして・・・  従って当ブログは、いろいろな情報ソースからの自分なりのまとめのサイトでもあります。

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