先日、谷中辺りをぶらぶらしてきた。
桜は散ってしまっていたが、それでも何か人を惹きつける所である。
と言うのも、ここは欧米人の観光客が多いのだ。
欧米人のしかも年配者が多く、やはり歳をとってくるとお寺とかが好きになる傾向はどこも同じなんだろうかと思ってしまった。
確かに墓地が周辺は静かな場所が多く、逆にいえば煩い所にはお墓なんて造らないよな。
それを知ってか、何処を見るとも無くのんびりと散策なされていた。
さて食事時に入った蕎麦屋でも、6人掛けテーブルを外国人グループが占拠しており、さらに僕らが座ったお座敷にも外国人のカップルが居らっしゃった。
この日はとても暑かったので、僕はざる蕎麦を頼んだのだけど、外国人の方はみんな揃いもそろって温かい蕎麦を食べていたからちょっと違和感がある。
初夏と言っても良いくらいの陽気なのになぜ?
たぶん、これはガイドブックか何かに載っていたのではないかと察する。
蕎麦を食べる時は「テンプラソバ」をオーダーしなさいとか何とか。
「テンプラ」ぐらいは知っているだろうから、安心して注文する事ができるのだろう。
改めてお品書きを見ると、「たぬきそば」から始まり、最後の方は「おかめそば」とある。
そこで海外の人は、「Oh!ムジナ!?」となるだろう。
ムジナの肉でも入ってるのか?
キツネそばはキツネの肉となって、これは動物愛護団体に怒られそうである。
「フォックスヌードル、オーマイガー」となってしまう。
日本人の僕だって「おかめそば」を説明しなさいと言われても上手に説明できないし、大体蕎麦屋に入って「おかめそば」なんか注文した事もない。
いつか食べなくちゃいけないのかなあと、谷中の路地を歩いていたのだ。
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