Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

エジプトステーション

2018-10-15 | Weblog

ポールマッカートニーがまたまた秋に来日するそうだ。

76歳なのにもの凄くエネルギッシュだなあと思う。

本当に音楽が好きなのだろうな。

 

新しいアルバムも出たのでもちろん購入。

正直、前作の『NEW』はいまいちだったので今回も特に期待はしなかったが...。

何が嫌かと言うと、音がデジタルっぽく冷たい感じだった。

 

新しい作品は、『エジプトステーション』というまた意味が分からないタイトルだった。

エジプトから連想されるものは、砂漠やらピラミッドなんかはステレオタイプなのだろうか。

とにかく本人がそのネーミングを気に入ってるらしい。

 

 

 

 

駅の雑踏から始まるのだけど、どうも夢の列車に乗って音楽を旅するというコンセプトの様だ。

サージェントペパーズやタッグオブウォーの様だけど、徐々に綺麗なピアノの旋律に変わる。

中々悪くないと思ったけど...やはり昔の方が...と思ってしまう。

 

例えば、少し前だけど「ビューティフルナイト」とかは試聴の段階で泣けた曲だが、そう言ったものが無いのが残念。

ミディアムテンポの「Hand in Hand 」、「ドミノズ」、「Do It Now」辺りが好きだ。

 

最近の(でもないが)彼の基本は、柔らかいピアノのコードに、アコースティックギターと、柔らかいエレキギターのオブリガードが入る。

曲をピアノかギターで作曲してるから、必然的にそうなってしまうのかもしれない。

 

声やコーラスに関しても、そりゃ若いころと比べたら可哀そうだけど全然出なくなってしまってる。

ただ、これはこれで落ち着いていて良いのではとも思う。

そう思って、昔の『ラム』なんかをひっぱり出して聴いてみると、いやあ凄いなあと思っちゃうんだよね。

ジョンレノンに言わせれば「あんなの駄作だよ」とか言われるが、「ポールにダメだし出来るのは俺だけだ」との事だ。

 

でもまあ、いつまで楽しませてくれるか分からないけど、このように新しい作品が楽しめるのだから有難い。

今年のライブも陰ながら応援していよう。

 

 


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