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Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

缶コーヒー

2025-02-22 | Weblog
寒波の影響でなかなか気温も上がらず。
一年で今の時期が一番寒いのかもしれない。

生命感も感じられないと、やはり冬は寂しい感じがするなと思う。








そしてよせば良いものを、こんな寒い日にも関わらずに夜釣りへ出向いた。
風がないとまだ我慢できるが、少しでも北風が吹くとたまらなく寒い。
吐く息も白く手も悴むし、久々に真冬の洗礼を受けてしまった。

それで全くアタリもなく生命感のない海を後にした。





140円で買える温もり。
熱い缶コーヒーを握り締めた。


SHOGUN

2025-02-15 | Weblog
テレビドラマの『SHOGUN 将軍』はなかなか良かった。
かなりハリウッド的な目線なのかと思われたが、制作にも真田さん始め日本人が加わっているのかザ・サムライ的なもはなくしっかりと作り込まれている。
物語は関ヶ原の戦い前の時代背景で、徳川家康VS石田三成はわかるけど、名前が架空のものなので所々話の成り行きを理解するのが困難であった。

日本人でもわからない解釈があるのだから、外国の人はもっと分からないだろう。
そもそもこれは作り話だし史実とは全然違うなあと思うが、史実とは言っても400年も昔のことを誰が分かるだろうか?

とにかく絵が綺麗であるし、緊張感もあり、なんと言っても役者が良いなと思った。
浅野忠信さんの役はスターウォーズで言うとハンソロ的な立ち位置で憎めない役であったけど、次は見ることが出来ないとなると少し残念。

それにしても徳川家康とは一体どういう人物であったのだろうと思うのである。



豚山

2025-02-05 | Weblog
いやあ、健康診断も終わったし食いたいものを食うか。
気になっていたラーメン屋の一つに豚山というラーメン屋があった。
かなり久々に二郎みたいなラーメンを食べるけど、注文時にちょっとフライングしてしまった。
「野菜とニンニク」とオーダーしたが、「出来上がってから言ってください」とダメ出しされてしまう。
そ、そうだった。





うむ、これはなかなか美味しい。
特に麺が「おお、これだよコレ」といった感じでガシガシ食っていたが、最後の方は流石に腹がいっぱいになった。





チャーシューも分厚いのが2枚入ってるのだけど、これは1枚で十分なんだよな。
でも、また食べたいなと今年に入って2回も食してしまった。
相変わらずアトラクションのようなラーメン屋である。



サザンカか椿か

2025-01-30 | Weblog
サザンカか椿かどちらか分からないが、冬の花であるのは確かだ。
魚で言うと、サッパとコノシロといったところか。

サザンカを漢字で書くと『山茶花』となるようだけど、これは読めないけどなかなか風流だ。











近くに2軒のカフェがオープンしていて、まさかこんな場所にと少々驚いた。
その1軒にあまり期待しないで行ってみたが、なかなか良い感じでコーヒーも美味しかった。
時代は少しずつ変わるものだなあ。



近場でカワセミ

2025-01-24 | Weblog
去年の暮れに、近くの川でカワセミが逃げていくのを一瞬見た。
なかなか見ることができないし、こんな場所にも居るのだなあと嬉しく思ったのだ。

この日はなんとなくその付近を歩いていたら、なんとなく横目に違和感。
刈られた葦の先に青色に光ってるからそれがカワセミだと一瞬で気づいた。

結構近くなのだけど、暫くじっとしていてくれたから有難い。
でもこの日は昔のカメラを持ち出していたので、ピント合わせとかがなかなか上手くいかなかった。
トリミングしてなんとかそれらしくなったが、こんなに近くに居たのに望遠ができないことが悔やまれる。





カワセミは多分この周辺を縄張りにしているのだろうと思うが、水面を見ても小魚とか居そうもないし何を餌にしてるのだろう。
まあそれでもこんな街中で姿を現してくれるのだから、やはりカワセミを見られることは有り難いよね。


冬の川

2025-01-19 | Weblog
冬の海や川を覗くと、透明度が高くなんとも寒々しい感じが増してくる。
東京湾の湾奥は、特に暖かくなると水温の上昇によりプランクトンの発生などから濁りが出てくる。
そんな濁った水と比べると冬の時期の水辺は綺麗だなと思う。





空もまた雲ひとつなく晴れていて、それが水面に映るから景観としては悪くない。
昔はもっと川も綺麗だったのだろうと想像も出来るほどだ。





川の中にいる魚も、人間の作った建造物に寄り添うようにじっとしている。





何か食べるものはあるのかと。







夜散歩

2025-01-13 | Weblog
最近、動画を撮るのが面白い。
そうなると必然的に写真は疎かになってしまう。
まあそれはそれで良いのだけど、なかなか綺麗な映像を残すのは難しい。








新しいスニーカーを買ってしまった。
前のやつは気に入っていたけどかなり踵の部分がすり減っていて、これはもうダメかなあと思っていたから。
使い倒すのも悪くないけど、新しいものはやはり良いですなあ。





春の海

2025-01-05 | Weblog
2025年。
年が明けて今年の初詣は少し遠出をした。

湾岸線を南下して富津中央で降りて、まずば岩谷観音堂に寄ってみた。
午前中はキリリと空気が冷たいが、田舎の開放された空気感が気持ちが良い。








房総半島は意外と低山が多く、この祠群も奈良時代に彫られたと案内板に書いてあった。








真っ暗な小さな洞窟に入ると、左右の壁面には仏像などが彫られている。
岩を切り崩した寒暖なども無防備な感じで、これはなかなか冒険心をくすぐられて非常に面白かった。
しかも、その近くにはこれまた古い井戸ポンプがあったが、いつぐらいまで使われていたのかと思うとロマンあってなかなかよろしい。





そこから少し走ったところに東善寺というお寺があるが、そこへ行くためには細い隧道を通らなくてはならない。
バイカー達が自分のバイクを入れて写真を撮っていたが、ここも昔の人の手彫りで芸術の域に達している。





その先に東善寺があったが、地味な感じだけど少し海が見えるから展望としては悪くなかった。
周りは山なのでたくさんの野鳥も生息してるので心も休まる。





さらに国道127号線を南下すると崖観音の愛称で呼ばれている大福寺がある。

釣り納めとか初釣りなんかで房総半島にはよく釣りに行っていたが、その際に何度か目に入ったところだ。
船形山の中腹に観音堂があり崖観音と呼ばれているとのことで、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願する目的で造られたそうだ。
そういうことだから「今年も良い魚が釣れますように!」と小銭を投げ込む。








この辺りにも何度か釣りで来たことがあったがもちろんその時は興味なかったと思うが、それはやはり釣果しか見えてなかったのだろう。
ここからの展望は最高に良く、船形の街並みを見下ろせば東京湾がどーんと広がって気持ちの良い風景を望める。

空は晴れやかで風はなく穏やかで、こんな時に海辺に立つと魚なんて釣れそうにないなあと思ってしまった。
どうも正月らしさを感じないが、道の駅などの商業施設で流れている『春の海』を聴くと、ああ正月だなあと感じる。





ん?でも春の海ってもう少し波っ気があるような感じもしなくはないが。
そもそも、どうしてこの春の海が正月に流れる曲になったのだろうか?
まあ良いか。





しかしまあ、考えることはみんな同じなのか、帰りはすごい渋滞で辟易してしまったよ。




椎名町

2024-12-29 | Weblog
年末の大掃除は、今年は大規模修繕があったから外回りはパス。
その代わり床の拭き掃除と、恒例のステレオ装置のケーブル磨き。
これをやると腰が痛くなってくるが、やり終えた時のなんとも言えない至福な感じは悪くない。

冬場は釣りに出ないので運動不足になりがちだ。
ジョギングでも始めるかと思ったが、イマイチ気合いも入らない。
よし、それなら自転車で遠出をしようと思った。

その辺をぶらぶらするのも悪くないけど、今回の目的地は昭和な感じが残っている椎名町に決めた。
片道20キロくらいあるから運動にはちょうど良いかもしれない。

都心まで出てそこから山手通りまで北上する。
途中に坂道もあったりでなかなかの運動量であった。





椎名町に着いて自転車を駐輪場に停めて、駅前の南天という立ち食いそば屋で腹ごしらえ。
腹も空いていたしこれは文句なく美味しかった。
隣は不動産屋で、麺を啜りながら何気に家賃を見ると、風呂無し4畳半で2万4千円と格安物件。
うーむ、まだまだ古い木造アパートが残っているという事だ。





腹ごしらえをしたら、適当に歩いて町を散策。
近くに古そうな神社もあり寄ってみると井戸ポンプがあった。








小さな神社でも正月には参拝客がたくさん訪れるのだろう。
小さくても趣のある境内であった。

年の瀬のせいかどことなく長閑な感じもする。











帰りは遅くなってしまったが、やはり重たいギヤでペダルを漕ぎ続けていると膝と股が疲れてきた。
この日は結構な運動量であったので夜もよく眠れた。






女流作家

2024-12-26 | Weblog
あの暑い夏が恋しいほど寒い日が続く。
ああ、師走もあっという間だったなあ。

東京も今頃になって紅葉が赤く染まっていた。






そして、毎年暮れになると小さな川でカワセミが水面を飛んでいるのを発見する。
たぶん、川縁の草木が枯れて身を隠すのが難しいのか見つけやすいのかもしれない。




今年も数冊本を読んで、印象に残っているのが2冊ある。
どちらも女性の作家でとても面白かった。

まずは、桐野夏生の『メタボラ』。
記憶喪失の青年とその友人のジェイクの物語。
主人公の記憶を失った青年はおとなしい性格なのに対し、それと正反対でジェイクは明るく破天荒で対極的。
このジェイクの沖縄訛りが面白くて憎めないキャラクターが印象的であった。

続けて原田マハの『楽園のカンバス』。
アンリルソーを巡る話で、美術のことは分からないけどアンリルソーの実物の絵を見てみたくなった。
内容も面白く出来ていてなかなか良い本であった。
本を読むと興味のないものでも、読む事よって興味を持てるのは良いことだと思う。

今は日本の歴史の本を読んでいるが、同じような名前ばかりなので難しい。
来年になったらまた現代のを読もう。