最近、パソコンの不具合で四日間使用が出来なかった。文字入力が英数字しか不能で、購入先の販売店でも修理が出来ず、挙句に、相談料の8千円を支払わされて頭にきた。娘の知人でパソコンに精通している人に依頼をしたら嘘のように新品同様の容量の軽さとアクセスの速さになって完全に回復した。メーカーのサービスセンターは毎度長時間繋がらず、OCNの遠隔サボ―トでも解決が出来なかったのだ。それでも一時間余り親切丁寧に指導してくれたのに、月500円の入会金は本当に安いと思う。問題は家電の販売店だ。パソコン担当者が、カウンターで30分余り操作しても治らず店に預けたがそれでも直らずメーカーに廻す云々なので、断ってパソコンを取りにいったら8千円の請求だった。娘の知人には電気屋に払った二倍近くの謝礼で済み感謝しています。ロクな知識もないのに修理も出来ない電気屋とは大違いだと思いました。
今更、男女間の「格差」などと云うと、何の世迷言と一笑に付されるだろう。事実、女性の各分野に於ける進出と活躍は目覚ましく、下手な男性など顔色なしである。ところが、唯一将棋の世界に於いては、いまだに女性のプロ棋士は皆無なのだ。同じ盤上で対戦し、思考する囲碁の世界ではプロの高段者が多数おり、男性棋士に交じってそれなりの実績を挙げているのに~。「初の女性棋士、誕生ならず 将棋・奨励会の西山朋佳三段」と云うニュースが最近大きく報道された。年二回、「奨励会三段」のリーグ戦が行われ、上位の成績者二名が四段に昇段しプロ棋士になると云う狭き門である。この度、西山三段は、14勝4敗だったが、同成績で順位が上の男性棋士が二名いたため、惜しくも次点に甘んじた。女性で、奨励会の三段になった人は他に里見香奈さんがいるが、西山さんの奨励会三段の通算勝率はそれを上回り、今回次席点を取ったためもう一度次席点を取ると自動的に四段に昇段する権利が生じ、24歳という若さからしてプロ棋士実現は有力である。頭脳の点だけを取れば、女性の東大合格者は男性に比較しても懸絶した相違はない。なのに、81のマス目で駒を動かし戦う将棋の世界で、こんなに歴然とした差があるのは何故だろう? 史上初の女流六冠を達成した里見香奈さんも、26歳までに昇段という、年齢制限の壁に阻まれ、プロ棋士四段への夢が一旦は絶たれたのだ。改めて西山朋佳三段のプロ棋士実現を切望してやみません。
※里見香奈女流六冠の場合、プロ編入制度の資格を有しているので、プロ棋士への可能性は残っています。
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
さて、正月恒例の「箱根駅伝」も無事終わりました。母校は12位でシード権を失いましたが、予選会の順位が10位と云う最下位でしたから、健闘したと思います。また、予選会を経て来年も箱根を走る事を期待しています。東京国際大学、創価大学等の振興勢力の台頭があれば、古豪中央大学、日本大学等の低迷、そして過去に優勝経験のある、山梨学院大学、大東文化大学、亜細亜大学等の予選会落ち、さらには、かっては出場経験のある東京六大学の慶応と立教がここ暫く箱根から遠ざかっている現況等々、まさに群雄が割拠した戦国時代の再来を彷彿させています。常勝の青山学院がもし昨年も優勝していれば、今年で六連覇となり、我が母校が昭和30年代に達成した六連覇の記録に並ぶところでした。栄枯盛衰は人の世の習いですが、まさに所業無常の感が一入だと思います。