日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

目覚ましの音を忘れていた

2017-05-09 20:58:23 | 小ネタ
GWは長かったです。そして目覚まし時計は使っていませんでした。
ひっさしぶりに目覚ましをセットしたんですが…朝、何の音か分からなかった。
音が分からないことに驚いたんじゃなくて、分からない自分に驚いた!
……いくらなんでもボケすぎだろう。
本日も二次創作。

最近欲しい漫画の単行本が多くて困る。
一気に買うと結構な金額になるからなー。
でも新刊で買わないと人気が無いと判断されて打ち切りになるかもしれないし!?
古本が悪いわけでは無いんだけどね?
どうしようかなー。


いつもの6つ子。
続きのとても前向きな自己完結次男。
その結論に至るための確かな信頼。そして次男は決して善人の思考をしていない。


パペッティアの糸は切れ 2


そうして俺は考える。
相手がチビ太とは言え、誘拐されも真剣に取り合ってもらえなかった。
それは何故だろうか?
梨に負けたことに関してはわりとどうでもいい。
誘拐犯チビ太と梨を秤にかければ当然梨に傾く。梨は美味いからな。
だからそれはいい。だが、その後がいただけない。
流石に睡眠妨害したからって鈍器は無い。結果死んだことを考えればホントに無い。
いくらクズニートな兄弟にもあれらは凶器になり得るとわかるはずだし、下手をすれば死ぬとわかるだろう。
・・・わかるよな? わからないとか言わないよな? 俺は信じてるぞブラザー!
うん、そうだな。信じている、のだ・・・俺は。
だが兄弟は俺を信じてくれなかったようだ。
愛の反対は無関心。
そういうことなのだろう。
俺に対する信用が無かったから誘拐も火あぶりも信じなかった。スレーされた。あまつさえ鈍器を投げられた。
だからこそ、なのだろう。
俺は愛することと信じることは同じだと考えている。
家族愛、友愛、情愛、博愛、恋愛。全てひっくるめての愛。
愛するからこそ信じられるし、信じるからこそ愛せるのだ。
信用できない相手を愛するものはいないし、何かしら信じられる部分があるからこそ愛せる。
世間でどんなに極悪人と言われる人間にも愛を持つ人間がいるのはそういうことだ。
二十年以上一緒にいて、俺に対するブラザーの信用はその程度だった。ほぼゼロに等しかった。
哀しい。哀しくないわけが無い。
当然だ。俺だって人間なのだから。
だが、それを訴えても意味は無いのだろう。
信用されていないと言うことは愛されていないということ。愛されていないならば俺の言葉は届かない。
それは誘拐と火あぶりの折りに証明されている。
では俺はこれからどうすべきかと考えた。
おそ松たちに愛されるために行動する、信用を勝ち取る?
これから愛されるために頑張る?
・・・・・・・・・・・・・・・。
あ、無理だ。
誤解の無いように言っておくが兄弟のことは愛しているぞ。
ただ、凄く面倒。
だって考えても見ろ。
俺はこれまで兄弟に愛情をぶつけてきた。何があろうと信じてきた。
だが兄弟は俺のことを愛してないし信じていない。
産まれた時からずっと一緒に過ごして遊んで飯を食って風呂に入って、結果がこれなのだ。
ならばこれから先、愛と信用を得るためにどれだけの労力を払えばいいのか。想像しただけで疲れる。面倒だ。
もう一回二十年分頑張れとか、無理だ。無理。
嫌だぞ俺は。
凄く、とっても、面倒臭い。
面倒なことが我慢できるくらいならニートなんてやってない。
そんな人間ならとっくに就職している。
それなら俺を愛してくれるガールやレディを探した方がいい。うん、ずっと建設的だ。
考えても見ろ、ブラザーの俺への愛情はプラスマイナスゼロ。無関心な相手にまず俺に関心を持ってもらうことから始めないといけない。
それは凄く大変だ。
だったら初めから俺に某かの感情を抱いてくれている相手の方が断然いい。そっちの方が楽だし、心情的に俺も頑張れる。
だが待てよ。
将来的には俺は俺を愛してくれるガールに養ってもうつもりだが、抜け駆けを許さない兄弟が何をするかわからない。
あいつらは自分たちと同じ最底辺カーストに引き摺り下ろすためには手段を選ばないからなぁ。
カラ松ガールが出来た途端、いや出来そうになれば襲い掛かってくる。
あ、むしろ集るか。
特におそ松。あいつならやりそうだ。弟の財布から金を抜いていく奴だしな。
流石に兄弟全員養ってもうらうのはしのびない。
いくら俺でも俺を愛してくれるガールを兄弟と兼用しようとは思わないわけだし。
どうすべきか。
・・・・・・ここはやはり家を出るべきか。
そうすべきなんだろう。
ブラザーに嫌われていない、というよりも好き嫌いを意識するほど関心が無い。一松には、まぁ確実に嫌われているが。
だからいてもいいけど、いなくてもいい。
ならばいなくなった方がいいな!
そうすればおかずの取り分も増えるし、布団も広くなる。
愛するブラザーだけでなく、負担が減ってパピーとマミーのためにもなるし!!
ふっ、家族思いの俺・・ジャスティス!!
そうと決まれば話が早いな。
怪我が治ったらハタ坊に頼んでバイトを紹介してもらおう。・・・頭にも尻にも旗を刺さない方向で。
充分な額が貯まったら適当なアパートでも借りようか。
男たるもの自由なる羽を休めるべき己の城は必要だ。
それに飢えたハイエナと同意のブラザーのいる実家にガールを招くのは出来ないし。身の安全的な意味でも。
プランが決まると俺の心はまるで舞台を控えた役者の如く弾みだす。
待っていろよ、未来のカラ松ガール!


「ごめん、ごめんなカラ松行かないでくれよ!」

「違うんだよそうじゃないんだ、そうじゃないんだよカラ松・・・」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいカラ松兄さんごめんなさいぃ~!」

「にーさんなんで! なんで!? ちがうよ、どうして!? 伝わってなかったの!?」

「待って行かないでカラ松兄さん! あのね、あの、僕たちは・・・!」

団子になって俺にしがみつくブラザーに首を傾げる。
一体どうしたんだろうかブラザーは。
充分な金も貯まって安いアパートも借りて後は荷物を持っていくだけなのに。
家を出ようとした俺にどこに行くのかおそ松が聞いてきたから素直に教えたらこうなった。
何故だ?
事前に家を出ることを伝えた両親はもろ手を挙げて喜んでくれた。親孝行は気持ちいいな!
しかし、なぜブラザーは泣くのか? さっぱりわからない。

「ああ、わかったわかった。また今度な!」

いつもなら喜んで相手をする所なのだが、今日はちょっとなぁ。
早い所荷物を整理したいし、向うにも慣れたいんだ。
強引におそ松たちの腕を引き剥がして家を出た。
空は青く、風は爽やか。太陽は眩しく祝福の光を投げかける。
嗚呼、何者にも縛られない我が人生セラヴィ!!


運命開拓ピエロット。長い幕間はあけまして、ここからはじまる私の人生舞台劇!!

コメントを投稿