日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

格好いい!!

2009-01-29 21:03:47 | オリジナル
本日のシルバーソウル(笑)。
神楽ちゃん格好良かったよう、月詠様素敵ー!!
やはりバトル漫画ですね銀魂は!!
昨日の続きみたいなオリジナルですー。

うーん、燃えますね銀魂は!!
バトルになると俄然熱くなる!!
あぶとさんの声にやられっぱなしでしたよvv
いいお声です。
神威兄さんも良かったなぁ…。
コミックでも凄かったけど、やはり音と動き。それにカラーだと…!
夜兎はどんな形にしろ血に縛れるんでしょうかね?


昨日の続きで、変な話。


埋めるか埋まるか吐息が如く


長い足を止める。
青年は上背を折り曲げて、じっとりと地面を凝視する。
雪が残り、空気は冷たい。
厚いブーツの内側にも冷気は浸透している。
にも関わらず、青年は冷たい土に立つ。
鼻をひくつかせ、見えない何かをじっと見る。
「あっちか」
呟き、本能が命ずるままに歩く。
ふらふらと。
中腹よりも少し上。
少しばかり開けた場所。
今度は四つん這いになり、犬が如くに匂いを嗅ぐ。
風が、雪が溶けた雫が、その場に残った匂いを流し。
けれど、雪に染み付いた匂いは晴れはしない。
ひくひくと、匂いを嗅いで。
泥でズボンが、手袋が汚れる事も構わずに、辿る。
手袋に包まれた指はじんじんとした寒さを訴えているが、気にも留めない。
とある木の根元。
その場所で、青年は止まる。
にぃ…と、唇がつり上がる。
あとは無言でその場所を掘り返すだけ。
そして小一時間もしないうち、深く掘られた穴のそこから恨めしげな目が現れた。
生者を憎むような、誰をも羨むような。
冷たい土に埋まっていたが故か、それほどに腐敗は進んでいない。
掘り起こした其れを、青年は躊躇わずに引きずり出した。
その際少々欠けたようだが、大した事ではない。
少なくとも、青年にとっては。
酷く汚れているが、それは女だと判断できる。
着ているものから察するに、無断でこの山に登った自称登山者の類だろう。
「それで…殺された、かな?」
ゆるゆると、首を傾げる。
首にロープが巻きついているのだし、そういう事だろう。
「不法投棄は犯罪だって、習わなかったのかな?」
面倒臭そうに、呟く。
コレを片付けるのはやはり自分なのだろうか?
ああ、嫌だ。向いていないのに。
こんな所にコレを捨てていった馬鹿を探し出さなければならない。
責任は自分で取らせなければ。
だがその馬鹿を探し出すのが問題だ。
酷く億劫だ。
だから、向いていないのだ。
友人の一人を思い浮かべる。
彼ならば、死してなを残る恨みを炎として扱い、すぐさま犯人を見つけ出す事が出来るだろう。
あるいは別の友人ならば、この山に住む全ての蜘蛛に語りかける事で容易く手がかりを見つけ出すだろう。
生憎、自分はそんなに器用じゃないのだ。
「ああ、本当に…どうしようか?」
其れを片手にぶら下げたまま、青年は無表情にしか見えない風情で、ただただ立ち尽くすのだった。


自分の始末は自分でつけろ。其れが出来ないのなら、何にもするな!!

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