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車両をレールに載せるとき、リレーラーは大変便利な道具です。しかし、「何とかの法則」ではありませんが、いざ使おうとすると、リレーラーが見あたらなくなり、イライラ してしまいます。
弊社レイアウトの配線変更に伴い、高架橋部分に相当な直線区間が誕生し、もっぱらこの区間を使って車両を載せていています。そこで、リレーラーがなくても大丈夫なよう、この区間にリレーラーレールを設置することを考えてみました。
購入したTOMIXリレーラーレールS140-RE(1523)
購入したリレーラーレールですが、右上にあるように踏切を再現できるように設計されています。本来ならば、このように活用すれば、よりレイアウトが賑やかになるのでしょうが、既に設置場所がないため、踏切板セットはしばらくお蔵入りです。
高架橋区間にある高架橋付レールH140を取り外し、裏のネジを外してレールと分離します。
ネジを外し、レールと高架橋とを分離
案の定、リレーラーレールにもネジ穴が空いていますので、素直に高架橋へ載せれば自然と穴の位置が一致し、ネジ止めすることができます。
リレーラーレールの裏側とネジ穴の様子
リレーラーレールを取り付けた高架橋
これで高架橋付リレーラーレールの完成です。早速、レイアウトに戻してみました。
レイアウトに設置した高架橋付リレーラーレール
試運転をしてみました。否、その前にリレーラーレールを用いて車両を載せてみました。これが驚くほど簡単に車両を線路に載せることが出来ました。これならリレーラーを探さなくてももう大丈夫です。車両も問題なく通過し、支障も生じておりません。もっと早くから設置しておけば良かった・・・
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レイアウトの一角にTOMIX製TCS電動ターンテーブルを組み込んでいるのですが、時々調子が悪くなり、スムーズに転車台が回転せず、途中で止まってしまうことがあります。
レイアウトに組み込まれたターンテーブル
そんな時は-自己流ですが-次のような方法で調整し、なんとか回るようにしています。
途中で止まってしまう場所の「ブロック」をはずし、転車台の先端にある電気接点部に異常がないかどうかまずは確かめます。扱いが雑なので、時々上向きに反っているときがあります。
調子の悪い場所のブロックを外す
TOMIXのTCS電動ターンテーブルは、転車台の先端に電気接点部があり、レールブロックが電気接点部を押さえ込む構造になっています。レールブロックは、ネジでターンテーブルに取り付けるようになっているのですが、このネジの締め付けがきついと、弊社の場合電気接点部とレールブロックとの間に適度な空間がなくなり、途中で止まってしまうのではないかと考えています。
下の写真はレールブロックを外した状態です。ブロックによる押さえがないと、赤丸で印したようにブロック端に電気接点部が当たるほど転車台が浮き上がる構造になっています。
転車台の電気接点部とブロックの様子
異常がないことを確かめたら、ブロックをはめ込みます。ただし、ブロックをネジ止めする際、「ギュッと」締めすぎないよう、少し「緩め」にしておきます。どの程度「緩め」かは、転車台をコントローラで回転操作させながら、滞りなく回るように調整しながら決めていきます。また、隣接したブロックが転車台の動きに干渉している時もあるので、その場合は隣のブロックも外して調整します。
二カ所ネジがあるので、少し緩めに固定
これで、上手く回り始めることが多いです。時々、ターンテーブル本体から転車台部を取り外し、ギアなどに付着した埃などを取り除くことも必要です。
KATOC62
折角ターンテーブルがあるのですが、情景などほとんど作り込まれておらず、蒸気機関車たちがどことなく泣いているようです・・・
本当に調子が悪いようなら、メーカー修理が良いと思います。弊社の場合、三年ほど前からレイアウトに組み込んで使っており、取り外すことが出来ないため、自分で調整しています。
従いまして、これはあくまでも自己流の調整です。この記事により皆様方に破損・損害等あらゆる不利益・不具合等が生じても、小生は一切責任は負いかねますので予めご了承願います。
TOMIXの電動ポイントN-PX280(以下、シーサスと略)ですが、前回の分解清掃から随分と経ったため、久しぶりに分解清掃を行いました。
既にレイアウトに組込まれたシーサスを慎重に外す
裏フタに付いているネジを無くさないようにしながら作業を行います。
裏の様子 裏フタを外した状態
一通り金属接点部などを確認してみましたが、思っていたほど汚れていませんでした。前回と同様にオーディオ等で使う接点復活剤とユニクリーナを用いて各金属端子などを清掃しました。
折角裏フタを外したので、中の様子を撮影してみました。
シーサス中央部 中央部~端部
四角い穴がたくさん空いていますが、穴の直上が軌道です。赤丸部分を拡大してみました。
端部 軌道と金属接点部
裏フタをして、シーサスを本線に戻してみました。早速試運転を行いましたが、順調のようです。
路線変更に伴い、再びベニヤ平原が出没してしまいました。頑張って撲滅しなくてはなりません。
登坂区間を廃し、平坦路線に変更
登坂区間の立ち上がり部に紙粘土を使い、土手を表現していました。土手の部分だけを取り除いたため、他の部分にはまだ紙粘土で作った地面が残っています。そこで、周囲とバランスをとるために、敷設した線路を一度取り外し、ベニヤ表面に紙粘土を薄く指で塗りました。
いつも使っている紙粘土 薄く塗った直後の様子
紙粘土は、量販店の模型売り場であったものを適当に選んで購入しました。直ぐに乾くのですが、白色なので乾いた後が目立ちます。そこで、紙粘土が乾いたら、絵の具を使って地面を塗っています。
画材店で、単品の茶色を購入
面倒なので、紙粘土の上に絵の具を直接垂らし、筆を使って軽く着色します。後で、カラーパウダー等を使う予定なので、難しく考えず、下地色が無くなればOKとしています。
かなりいい加減な作業です・・・
紙粘土も絵の具も乾いたところで、再び線路を敷設し、今日の作業は終わりです。時間があるときにカラーパウダーやバラストをまく予定です。
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・続・ベニヤ平原 - Nゲージ
・さらば!ベニヤ平原! - Nゲージ
弊社のレイアウトには、本線とは別に外周環状線があり、路線別のパワーパックにより、それぞれ独立した運転が楽しめるようになっていました。しかし、一人で2列車を同時に2つのパワーパックで運転するのは、かなり大変で外周線はほとんど休止しておりました。
一方、本線には立体交差区間があるのですが、片方が急な登り勾配のため最難関カ所となっていました。そこで、この登り勾配の解消と外周線の活用のため、外周環状線を本線に組み込み、路線の一本化工事を行いました。
金曜日の夜から工事を開始し、土曜日の朝にはほぼ完了しました。路線変更に伴い、これまで敷設していた線路を派手に剥がしたので、折角の思いで「駆逐」したベニヤ平原が再び姿を現してしまいました。紙粘土などでまた「地面作り」をしなくてはなりません。
登り勾配を廃したことで、ベニヤ素地が露出・・・
さて、線路敷設作業ですが、固定化された既存線路との接続に悪戦苦闘しましたが、何とか仮固定までたどり着くことができました。その後、通電にも問題がないことを確認し試運転を行いました。弊社線でもっとも線路状況に「うるさい」のがKATOEF66前期型です。EF66が問題なく走れば、残りの車両も全て問題なく走ることができるので(?!)、慎重に確認しながら周回させました。EF66の先頭方向別にも確認しましたが、一度も脱線しませんでしたので、線路を完全に固定しました。
ローフランジのEF66が脱線しなければOK
今回の改良工事により、お恥ずかしながら、7両がちょうど収まる程度の平坦な直線区間を作ることができ、これまで以上に視覚的に楽しい走りができるようになりました。早速KATO183系1000番台の7両基本セットを走らせてみました。急勾配がなくなったため、M車の負担も軽減され、7両でも余裕を持って登坂できるようになりました。また、新たな直線区間では編成が途中で折れ曲がることなく、一直線に揃う美しい姿に改めて感動してるところです。
最も長い平坦な直線区間でも、7両分しかありません・・・
バラスト敷設や地面作りなど、これからやることがたくさん出来てしまいましたが、まあのんびりやりましょう。