【JRA攻略研究所】

JRAの競馬番組表解読を目的として日夜研究にはげんでいます。主に重賞レースのオペレーション解読を主としています。

●秋季GⅠ賞金加算vs秋季賞金未加算

2004年12月23日 12時56分51秒 | 古馬中距離
有馬記念の条件変更を見てみると、01年に馬齢戦から定量戦に変更されている。
この変更が有馬記念の連対馬にどう影響を与えているか調べてみると、秋季GⅠ賞金加算馬に1着席を秋季賞金未加算枠に2着席を与えているのがわかる。昨年は菊花賞2着で賞金加算されたリンカーンが2着に辿り着いたが、28日施行という特異性があったためだと見たい。(ちなみに昨年の賞金未加算枠は4枠ダービーレグノのみであった。)

01年 1着マンハッタンカフェ(菊花賞1着)
     2着アメリカンボス  (秋季賞金未加算馬)

02年 1着シンボリクリスエス(天皇賞秋1着)
     2着タップダンスシチー(秋季賞金未加算馬)

03年 1着シンボリクリスエス(天皇賞秋1着)
     2着リンカーン    (菊花賞2着)

となると、1着型戦歴を持つ馬は(天皇賞秋1着・ジャパンカップ1着)ゼンノロブロイと(菊花賞1着)デルタブルースしかいないということになる。
※秋季G1加算歴を持つ馬は(ジャパンカップ2着)コスモバルクと(ジャパンカップダート2着)アドマイヤドンがいる。
2着候補には秋季賞金未加算枠を狙い撃てばいいのだろうか?

もう一つ秋季GⅠ戦で03年に定量戦から馬齢戦に変更されている競争がある。秋華賞と菊花賞である。コスモバルクとダンスインザムードのことを書いたが、昨年のザッツザプレンティの前例を見ると、有馬記念とは逆の条件変更になったことで菊花賞馬が戴冠する構図も考えにくく、現時点ではゼンノロブロイの戴冠が相応しいと考えている。ペリエ・藤澤コンビで8枠⑮か7枠⑬に入ることが望ましい。

●[地]初の芝GⅠ戴冠へコスモバルク

2004年12月23日 08時53分32秒 | 古馬中距離
今週末はいよいよ有馬記念を迎えるわけだがここでこの秋一連の流れを復習しておこう。

まずは3歳馬の動向を振り返ると、今年秋華賞・菊花賞で気になる馬が一頭見つかった。

● ダンスインザムード
  秋華賞4着→天皇賞2着→マイルCS2着
  (武豊)→(ルメール)→(ルメール)
● [地] コスモバルク
  菊花賞4着→JC2着→有馬記念?着
  (五十嵐)→(ルメール)→(五十嵐)

秋の3歳GⅠを共に馬券対象外最先着の二頭が、古馬との初顔合わせ戦で共にルメール騎手の乗り替わりで2着となっている。
その後ダンスインザムードは古馬戦をもう1走して、同じくルメール騎乗で2着している。
ならばコスモバルクもと考えたいのだが、五十嵐に乗り替わったことがミソとなりそうだ。
1着かそれとも着外か?