prologue→ ☆ 第1話→ ☆ 第2話→ ☆ 第3話→ ☆
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多加田のブログに現れる人物は多い。
それだけ人気のブロガーだったという事だろう。
それらを全てピックアップしていくのはさすがに骨が折れる。
だが、捜査に必要な作業なので文句は言えない。
22時頃から始めたため、眠気覚ましの熱いコーヒーを飲みながらである。
途中からは、菊池刑事と田中刑事が加わり作業は続いた。
三人で作業したのだが、全ての読者をピックアップし終えた頃、窓の外は明るくなり始めていた。
赤賀は、いつもの癖である、首を左右にポキポキ鳴らし、何杯目かわからないコーヒーを口にした。
『ここから更に絞り込まなければ・・・』
菊池刑事と田中刑事には一旦帰ってもらうとにした。
いくら若いと言えど、日中は聞き込みなどで街中を奔走し、さらに夜が明けるまでパソコンとにらめっこしてもらっている。
この先も彼らに頑張ってもらわないといけない、彼らの若い力が必ず必要になる時が来ると思っていたからだ。
残って作業を続けると言う2人を宥めるのには苦労した。
若いと言うのは武器にもなるし、1つ間違えれば自らの首を絞める凶器にもなる。
突っ走りがちになるだけに、クールダウンさせる事も必要だ。
2人は渋々帰宅した。
そんな2人を見て赤賀は『俺も若い頃はそんな感じだったかもな』と、1人でニヤリとした。
菊池・田中両刑事の代わりに、野村刑事とベテランの石原刑事に来てもらった。
石原刑事は赤賀が最も信頼が置ける部下であり、2人揃っていくつもの難事件を解決してきた。
ドラマ風に言えば『相棒』である。
石原刑事は到着と同時に赤賀のそばに来て言った。
『警部、少し休んでください。野村と2人でやっておきますから』
赤賀は石原の言葉に甘える事にして、帰宅する事にした。
家に帰ると妻の祥子(さちこ)と、7歳になる娘の月(るな)が出迎えてくれた。
普段ならこの瞬間、赤賀が刑事から父親になる至福の時である。
しかし今回は珍しくそう言う気持ちになれなかった。
それだけ赤賀の頭の中で、今回の事件が難事件になりそうな予感がしていたからだ。
栄光のその日まで、期間限定ランキング復帰中ww
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それだけ人気のブロガーだったという事だろう。
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だが、捜査に必要な作業なので文句は言えない。
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途中からは、菊池刑事と田中刑事が加わり作業は続いた。
三人で作業したのだが、全ての読者をピックアップし終えた頃、窓の外は明るくなり始めていた。
赤賀は、いつもの癖である、首を左右にポキポキ鳴らし、何杯目かわからないコーヒーを口にした。
『ここから更に絞り込まなければ・・・』
菊池刑事と田中刑事には一旦帰ってもらうとにした。
いくら若いと言えど、日中は聞き込みなどで街中を奔走し、さらに夜が明けるまでパソコンとにらめっこしてもらっている。
この先も彼らに頑張ってもらわないといけない、彼らの若い力が必ず必要になる時が来ると思っていたからだ。
残って作業を続けると言う2人を宥めるのには苦労した。
若いと言うのは武器にもなるし、1つ間違えれば自らの首を絞める凶器にもなる。
突っ走りがちになるだけに、クールダウンさせる事も必要だ。
2人は渋々帰宅した。
そんな2人を見て赤賀は『俺も若い頃はそんな感じだったかもな』と、1人でニヤリとした。
菊池・田中両刑事の代わりに、野村刑事とベテランの石原刑事に来てもらった。
石原刑事は赤賀が最も信頼が置ける部下であり、2人揃っていくつもの難事件を解決してきた。
ドラマ風に言えば『相棒』である。
石原刑事は到着と同時に赤賀のそばに来て言った。
『警部、少し休んでください。野村と2人でやっておきますから』
赤賀は石原の言葉に甘える事にして、帰宅する事にした。
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