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イタンデイコウ!

ひっそりたたずむ、設備たち

たてもの応援団には、気をつけろ!

2018年05月09日 | その他
各地で「〇〇たてもの応援団」なる団体が、街を彩る建物の保存・管理
その利用といったことで活動している。私も知人に誘われて、住んでいる地域の
応援団に入会していた。

この時に住んでいたのは三丁目の夕日時代の団地である。部屋は定期賃借だった
ので期限が来たら退去である。期限までにいい物件があれば移る計画であった。
このたてもの応援団の事務局のスタッフに「個人メール」で
「引っ越したら見学しますか?」と打診したところ、「見たい」という返事を
もらっていた。この時点では新居の契約も退去の申告もしていない状態である。

なのに「忙しくて頭が回らなかった」というふざけた理由で、私が住んでいる
「建物名」を会員の連絡用のメーリングリストに掲載したのである。
つまり、私が住んでいる場所を顔も知らない人たちにバラしたということだ。
実はこの時に内見している物件があり、今までないほどに契約を迷っていたが
離れることにした。なぜならば、個人情報を漏らされたから。

引っ越し日が4月25日と決まったので見学可能日を3月28日にメールしたがその後
なんのアクションもなく、「見学するのか?」と再度問えば「する」と言う。
しかし「いつ」来るのかの連絡はなかった。なので近隣には「引っ越しします」と
挨拶し、ポストもテープで塞いでの引っ越しである。

結果、「明日見学できますか」と連絡がきたのは4月28日である。
では駅の入口で13時に集合となった。で、当日13時に駅に行くと誰もいない。
10分ほど待ったが、それらしい人も来ないので帰ろうと思ったら建物名をバラした
事務局のスタッフが来て、
「現地でみんな待っています」と。

もうね、頭の中真っ白。ボーゼンですよ。倒れるかと思った。
なぜならば、駅で注意事項として
・階段は無言で一気に登ること
・部屋に入ったらドアをすぐ閉めること を話そうと思っていたからだ。
このようにしないと近隣に不要な警戒心をもたれるからだ。

が、私が現地へ到着するまでに20分は過ぎている・・・・
うっすら危惧していたことだが、近隣が「見知らぬ男女が集団で留守宅に
出入りしている」と警察に連絡したらしく、お巡りさんが来る事態に。

とりあえず見学はなんとか終わり、参加の一般会員の皆さんにも楽しんで
もらえたのでヤレヤレであった。建物名バラしたスタッフに
「なぜ駅で集合と約束したのに現地へ行ったのか」と問いただすと、
「Faciさんが来ないので、現地に行っていると勝手に解釈した」と。

ありえない。ありえないよぉ。
人のうちを見学するのに、集合場所すら守れないんだぞ!この団体。

で、個人メールで問いただしたところ、ビックリな回答が・・・
皆は敷地外で待っており、私たちの行動は間違っていなかったと思います
自宅前で見知らぬ複数の男女が集合して
「私たちは公道に立っているので間違った行動をしていません」と言われても
この人は許せるんだろうなぁと思いましたよ。ていうか、間違っていなかった
という前に約束守れよ。

もうね、ソッコーで退会しました。この団体の名前は
中野たてもの応援団

入会を考えている方、あなたの個人情報は守られませんよ(笑)

ちなみにこの建物名バラしたスタッフはメーリングリストでこの件の説明を
すると書いてきましたが、私がそれを読まないうちに、読めないように、
反論できないタイミングで退会手続きを取りました。

この団体は中野刑務所跡地にある「平和の門」の保存運動もしていますが、
こういうことを経験すると、怖くて署名なんかできないね。

ばっちいものは、外へポイ

2018年01月07日 | その他
古い建物ではよく見かけた「ダストシュート」。
これは富士屋ホテルの花御殿に設置されたもの。工事概要では
「各階廊下に面したる壁に投入口を取付け、屋外塵芥箱に導き、
運搬の煩を除きたり」と、まんまの説明である。




たいていダストシュートは現在は使用されていないが、
ちゃんと消されていない吸殻とかは火災の危険性があり、
衛生面でも匂いなどから廃れてもやむなしの設備である。
ダストシュートは建物でしか見たことがなかったが、こんなところにも
備えられていた。




「スカッパー」という名前であるが、これは横須賀市にある
戦艦三笠についた設備。これにもきちんとシュートはついており、




ゴミが散らばることなく海中に投棄されるしくみである。

掲揚する文化

2018年01月04日 | その他
この国旗掲揚器の写真を見返すと、ひょっとしてこのデザインは
オリンピックの五輪?




写真が素晴らしい「思いつくまま近代歴史遺産の旅」のサイトでは
一誠堂書店も取り上げており
これは五輪と旭日なのだそうだ。さすがの着眼点である。

昔の建物には国旗などの旗類をたてる「旗竿立て」の部品が備えられていた。
これは祝祭日以外には使わないので、格納型が多い。


  

旗竿立ての部品は竿の根元を押さえるものと、旗竿が倒れないよう
確保しておくものがある。旗竿の根元は床にあるものと柱の中間にある
ものがあり、これは中間タイプ。


  

旗竿立てのセットになるものが、こちら。



ぐるぐる渦巻き状の中に旗竿を通す。根元は格納タイプ。

  



これは旗竿を確保するほうの格納タイプ。

  

「めんどくせえな、どっちも露出させとけよ」というフルオープンがこれ。



このフルオープンがあるのは九段会館(旧軍人会館)。旗の掲揚率が
他の建物より高いので(個人の意見です)このような露出にしたのか。
九段会館も数年ののちには姿を消すようなので、見るなら今のうちである。




サーゼント

2017年12月21日 | その他
恥ずかしながら、外国の錠メーカーはYALE(エール)しか知らなかった。
なので国会議事堂で見たSARGENTと書かれた錠も、改修したのかと思っていた。
この広告を見て、改修ではないことに今さら気づく。




他の広告ではサーゼントと書かれていたので、それに近い発音なのだろう。
Wiki先生によると近江セールズ株式会社は、ヴォーリズ合名会社を解散して
1920年12月に設立された企業。前身のヴォーリズ合名会社は心斎橋大丸
(壊しやがってプンスカ)などの設計で知られるウィリアム・メレル・
ヴォーリズが立ち上げた会社である。

ということは・・・・と議事堂の請負者一覧を見ると、第二回錠及附属
金物製作は、やはり近江セールズであった。ちなみに第三回も同社。
錠とメールシュートとステンドガラスのガラスは国産で賄えなかった
3大設備であるが、勉強不足を露呈したよ。

「調べる」というドラマ

2017年12月09日 | その他
1枚の写真に写ったものから場所を特定する、という調査。
これをネットで呼びかけたところ、写真をさまざまな角度でとらえた人から
次々とレスがアップされていた。

「解決は難しそうだな」と思いつつ途中で寝てしまったんだが、場所が特定
できたそうだ。人に質問をして難しいところは、その答えが「既知」の場合。
この人のツイッターを読んでいて素晴らしかったのは、それについての対応。

中には知っている情報もあっただろうが、アップしてくれた人への感謝と
お礼は忘れない。ましてや「そんなことわかっているんだよ」とばかりに
逆上気味に書いたりもしない。だから「わかるといいな」と思う人が
多かったのだろう。
(私は仮説でもいいから教えて、と書きながら逆上する人間がいたのが驚き)

赤の他人が何のゆかりもない自分に、時間と手間をかけてくれることの
価値をわかっている人が書いたこの話は、清々しいドラマだった。

衆議院の設備たち 8

2017年09月05日 | その他
衆議院、参議院とも議事堂内部の議員が座る椅子の下には



フリスビーのような形のものがある。一般公開時にそばの係員にこれは何かと尋ねたら、
空調設備の一部だという。「またまた~」と思ったのは、見たことがないからだ。ちなみに
写真は10年前の公開時のもの。 今回の公開ではっきり見たんだが、写真撮り忘れ。

議事堂の衛生設備工事に参加した須賀商会のカタログを眺めていたら、こんなものが。




「マシユルー デイフューザー」とあるが、解説には「マシルーム レヂスター」とあり、
どっちやねーんとなるが、どっちも正解と思われる。形はフリスビーではなくマッシュルーム。
これは鋳鉄製で上のフタを上下にすることにより通風量を調整する方式だそうだ。

空調がかなり細かく考えられていたのが意外、というかスゴイ。さすがに国の威信をかけた
建物である。

背中を押したそのメール

2017年08月31日 | その他
勤務先は外勤と内勤に分かれており、私は内勤であるがオプションで外勤補助の仕事も
していた。あくまでもオプション。というのも外勤は「この分野のプロジェクトは初めてです」と
いう人がかなり着任する。だから実地で少しでも多く勉強に割いてほしいと、補助をする。
しかし勉強しに来る人がかなり多く増え、自分の仕事に手が回るのは夕方からということも
多くなり、仕事に支障が生じてきた。あくまでもオプションにつき、全体会議で内勤の
仕事に専念させてもらうことになった。

で、同僚からのメールで「〇〇を作成してほしい」と外勤補助の依頼が来た。メールは同僚の
部下にもCCで配信されていたので、部下に「お願いします」と返信した。CC同僚。
すると

「貴殿が仕事をしないのは構わないが、私の部下に直接指示をするのはやめてもらいたい」

ときたもんだ(笑)。それを言うなら、職制から見て私は元々あなたの部下ではないから
私に直接指示をするのはやめていただきたい、と言いたいよ。

同僚は賢いし感情をあらわにするメールを送るタイプではないのだが、どうしたんだか。
なんかすげー不愉快。あれだけオプションで働いていたのに「仕事をしない」って、
はぁ脱力だよ。最後までこのプロジェクトでがんばろうと思っていたが限界だ。

来月から新天地で働きます。ひゃっほ~!(とりあえず内定)

我慢、我慢 2

2017年08月28日 | その他
勤務先は「技術」の外勤と「事務」の内勤に分かれるが、これまで外勤と言えばすべて男子であったが、
女子の外勤、つまり技術者も採用される時代になった。技術は男子のみと規定されていたわけではないが、
すごく上の人が「ワシは女の技術者は嫌いじゃ」と言ったとか言わないとかで、実質女子に門戸は閉ざされて
いた。(女子技術者を採用しない暗黒の10年という黒歴史があるが、マスコミでは女性活躍の会社とPR)
だからこの門を叩きにたたいて入社した女子技術者たちはパイオニアである。「この仕事がしたい」という
強い意志でさまざまな困難を乗り越えてきたからだ。女子の技術者が当たり前となったいま、うちの
プロジェクトにも一人着任した。打診されて何度も断ったが、断り切れなかったらしい。

着任したのは東京六大学の大学院卒の新入社員25歳。
新入社員のうちは先輩に面倒見てもらうのも仕事のひとつ。迷惑をかけられるのも互いの勉強である。
しかしこの女子社員は何をやっても「仕事だから当たり前」という感覚。他人が自分のために労力を
つかっているのがわからないようで、何をしても「ありがとう」を言わない。幼稚園児じゃあるまいし、
まさか25歳に「人に何かしてもらったら、ありがとうと言うのですよ」と指導するわけにも。

感謝しろというのではない。へりくだれというのでもない。他人をねぎらうことができないのだ。
外勤は人を動かす仕事なのにそれで?である。エロボス(あえてこの言い方)が一番恐れているのが、
そのようにして入った社員がこのプロジェクトで会社を辞めてしまうことである。だから新入社員を
叱ることはない。最近の子は褒めて育てないと辞めてしまうから~というのが持論@でも男に当たりは
強いである。

だから何か増長しているのか、挨拶すらしない。こちらが声をかけても「・・・」。
聞こえなかったんかとも思ったが、すれ違った朝でさえ自分から挨拶をせずにこちらをまるっと無視。
これ以外にもワシのプレゼンを支店長の前で自分がやったように発表したりと、なんだかな~という
ことが多々あり、プロジェクトからの離脱を申し入れている次第。
挨拶すらしないのに「あれやって」「これ買って」と仕事を依頼してくるので、エロボスに

「私は都合よく使える奴隷じゃないんで、さーせん」

と、彼女との接点を絶ってもらっている。
着任1週間で同僚が「新人どう?」と訊いてきたので「あれはだめだね」と即答しちゃったよ。

我慢、我慢

2017年08月26日 | その他
しばらくブログの更新が滞っていたのは、勤務先がガタガタしていたから。
勤務先は東証一部上場企業なので、今の流れに乗って
「うちでは女子がいきいきと活躍する企業です」とPRし、全従業員に
セクハラ講習を受けさせている。

だが。

うちのボス@50代が、喫煙室やトイレに水着姿の女性が掲載されたカレンダーを
掲示している。特別にきわどくはなく、ああ水着なのねというレベル。でも水着。
こういったものの掲示もセクハラに該当するが、「男は永遠の中学生」だからな
とスルーしていた。先日喫煙室の掃除に入った時に目にしたのは、このカレンダーの
モデルの身体に、総合職で働く女子社員の拡大コピーした「顔」が貼られたものだった。

ひさしぶりに憤怒で唇の端がピクピクしたよ。
ボスに厳重注意をし、証人として同僚に見せ、シュレッダーにかけた。
この女子社員とはボスも同僚も私もかつて一緒に働いていた。それなのに?
顔がボスの好みであるのは薄々知っていたが、ただひたすら気持ち悪い。

総合職で仕事もしっかりする社員は、女というだけで「オナペッ〇」扱いですか。
(昭和の死語、すまぬ)しかもこのボスには大学生の一人娘がいるんだよ!
同じような年頃の子供がいるのに買春するオヤジが時々ニュースになるが、なんか
得心がいった。ちなみに勤務先には「セクハラ相談室」がある。本来なら証拠を押さえ
相談するのが筋だろうが、この女子社員があまりにも不憫でそれすらできなかった。
ボスを問題にするなら、当然このキモイ作品も他人の目に触れるのだ。

その他にもいろいろあって、このプロジェクトからの離脱を考えている。
そしたら毎年1回会うB型のボスがメールをくれた。そこに書いてあったのは
「我慢、我慢」。
仕事があるだけマシと思え、と言われたら非正規雇用は黙るしかありません(苦笑)

あ、ちなみにガマンと言っているは正社員をかばっているのではなく、私のことを
思いやってのことです。そこはちゃんと伝わっている。







参議院 おまけ

2017年08月15日 | その他
甲斐さんより「速記」についてのコメントをいただいたので、最後に書く予定だったネタをアップする。
衆議院と参議院は業務内容も議事堂と言う名の社屋もそっくり(しかも隣)であるが、民間で言うと会社が
違うのである。だから今回の両院の議事堂公開も同じではなかった。

衆議院
中のトイレが使用可能(ちょっと議員気分)
売っているおみやげが、しょぼい
参議院
トイレは外の仮設トイレ(驚)
売店がにぎやかだった

両院に共通していたのが「速記」コーナー。速記といっても会社が違うので、方式が違う。




田鎖式というのは初耳である。参議院でも「あなたのお名前を速記符号でお書きします」を
やっており、もじもじしながら私も書いてもらった。もじもじの理由はコレ。




あなたのお名前とあるにもかかわらず、「らじえーたー」と書いてもらう。ちなみに
「ひらがなで」とあったのでひらがなで書いたが、速記はひらがなカタカナ関係ないらしい。
どこをどう読んだらラジエーターになるのかわからないが、速記者本人は判読できるとか。
ただし読めるのは自分の書いたものであって、他人の書いたものは正確には読めないと。
自分が書いたメモが、後から読めないという状況は珍しくないので、さすがと思うなり。