これは長野県諏訪市にある片倉館の会議棟にあった電話。

片倉館ホームページの 見学のご案内 にも、その姿が出ている。
このメーカーは諏訪工業株式会社。諏訪市からとった名前だろうと
地元メーカーと思われるとしたが、地元じゃないかもな資料が見つかった。
雑誌「OHM」7巻1号では紙上電気博覧会の特集が組まれ、その中に
諏訪工業株式会社 出品 S.P.卓上電話機として甲乙が掲載されている。
甲の電話機がこれ。

甲は「実用的のものにして外箱を皮張りとなし」、乙は「座敷用のものにして
木材に美術的塗料を施したるものなり」とあり、片倉館の電話は甲タイプである。
S.P.が何を指すのか不明だが、SUWA PHONE?

大正5年7月に発行されたOHMに掲載された銘板はよく見ると右書きなので、
片倉館の電話はこれ以降に製造されたものではないかと思われる。
諏訪工業は東京市京橋区銀座4丁目に東京本局があり、その他に大阪本局、
台湾支局、横浜販売部があった。諏訪が名字なのか、出身地なのか謎である。

片倉館ホームページの 見学のご案内 にも、その姿が出ている。
このメーカーは諏訪工業株式会社。諏訪市からとった名前だろうと
地元メーカーと思われるとしたが、地元じゃないかもな資料が見つかった。
雑誌「OHM」7巻1号では紙上電気博覧会の特集が組まれ、その中に
諏訪工業株式会社 出品 S.P.卓上電話機として甲乙が掲載されている。
甲の電話機がこれ。

甲は「実用的のものにして外箱を皮張りとなし」、乙は「座敷用のものにして
木材に美術的塗料を施したるものなり」とあり、片倉館の電話は甲タイプである。
S.P.が何を指すのか不明だが、SUWA PHONE?

大正5年7月に発行されたOHMに掲載された銘板はよく見ると右書きなので、
片倉館の電話はこれ以降に製造されたものではないかと思われる。
諏訪工業は東京市京橋区銀座4丁目に東京本局があり、その他に大阪本局、
台湾支局、横浜販売部があった。諏訪が名字なのか、出身地なのか謎である。