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F×F

Fが紡ぐもの

総合型

2007-05-31 21:14:44 | Futebol
午前、社会人チームの試合で負ける。

午後の女子ジュニアユースの試合で初勝利。

非常に長い一日だった。



今シーズンの初戦であり、勝ちたい試合だった。し、 勝てる試合だった。要するに結果がすべてだ。決めるところで決めなければ勝てるものも勝てない…

女子も同じく初戦だった。夏日の午後に2試合をこなさなければならなく、とても厳しいいだったが、1勝1敗と初勝利をおさめられたことは何より嬉しかった。

女子に関しては結果がすべてではない。中学生中心のチームで、期待されるのはこれからだ。他チームと比べて経験、体格、体力も劣っているし、一般の試合を初めて体験する選手もいた。同じ土俵に上がりきれてないと思っている。

それでもなんとか勝利することができた。心踊る気分だった。


しかし、この時期やはり大事なのは結果ではなく変化だ。さらに上を目指したいと思う。

この日、女子一般の前に同じグランドで婦人チームの試合があった。試合途中には、試合を終えたシニアチームのおじさん達が様子を見にきた。夜にはトップチームの試合を観に行くという。どの世代性別でもサッカーを身近に感じられる環境を羨ましく思った。



負けてる場合ではない。

おやじサッカー

2007-05-21 01:24:03 | Futebol
スポーツクラブが盛んな海外では生涯を通して体を動かす環境が日本よりあるのかもしれない、し、そうじゃないかもしれない。

自分が訪れたブラジルの街ではサッカーは(日本より)みんなのためのスポーツだった。僕が参加したチームには50才代の親父がたくさんいて、背がでかくてテクニシャンの禿げじじいにまた抜きをされたりもした。やつらはいつも本気でぶつかってくるし、いつも疲れてさぼったりする。
近所の子供と路上で遊んでいると仕事を終えたそいつの親父が混じってきたりする。向かいの親父は塀の上から眺めて指示をだしたりする。


日本で野球をやっているじじいと何ら変わらない。





以前、ある知人に

「もうサッカーをやらないんですか?」

と聞いた。学生時代にサッカー経験があるそのお父さんは

「体力がもたないから。」

といい、近所の人に混じって野球をすることを選ぶ。理由は本当にそこなのだろうか。



以前、ある知人に

「なんでフットサルをやるの?」

と聞いた。学生時代のバスケ部の友達も野球部の友達も、

「フットサルをする仲間も場所もたくさんある。」

といい、経験者に混じってフットサルをすることを選ぶ。理由は本当にそこなのだろうか。



原因はピンポイントではない。だから結果を出すのは難しい。



今の若い世代はサッカー色が強いんじゃないだろうか?
サッカーで育った僕らは親父になってもサッカーをするし、その環境づくりをしていく。やりたいからやるだけだ。やりたいから作るだけだ。やりたいから続けるだけだ。僕らがじじいになったころ、じじいのサッカー人口は増加する。それとともにカテゴリーが細分化され50以上の大会で優勝を目指す。




自分達が年をとった頃、「ひじが痛いから」とか「腕がふれないから」
という理由で、学生時代に野球をやっていた親父がサッカーをしないかなぁと思う。

MVP

2007-04-25 00:14:19 | Futebol
中村しゅんすけがゴールを決め、スコットランドプレミアリーグで優勝を決めた。MVPやベストゴール、ベストイレブンにも選ばれた。

ワールドカップを終えてから、大嫌いな選手となった中村だったが、鳥肌がたった。あいつはすごい。

次はスコットランドに行こうと思いましたとさ。英語も勉強しなければ。



アルゼンチンでサッカーやってる友達。こいつもすごい。ってか嬉しいね。

http://www.dailymotion.com/video/x1p937_gol-de-kato-huracan-vs-talleres

新年のご挨拶

2007-01-02 03:04:20 | Futebol
ついに年があけてしまった。

明けたら困るということもないし、日本との半日の時間差を考えると、なんか特別な感じが全くなくなってしまうようなものです。


昨年の今頃は色々なことがあった。今ここにいるきっかけを作ったのも、ちょうど昨年のこのくらいの時期の話だ。外に飛び出したくなった。


と同時に、女子サッカーのジュニアユースの発足をイメージし、意見交換会なんかも始めた時期だったと思う。


大きく動いた1年だったとは思う。



さて、今年。
どこにどういう風に進むのでしょうか。荒波にさらされるような大航海をするつもりは、さっぱりないのですが、なんてったって舵の利かない船なもので、その進路が定まらないわけです。

普通なら船出の前には操舵法というものを勉強しているのが鉄則なんでしょうが、まぁそこらへんはしょうがない。やってるうちに覚える。それまでは気合。で乗り切れば。

世界地図もあるにはあるんですが、原寸大なもので。地図じゃねーか。。。

でもベクトルをもう少し狭められればと思っております。




今年もよろしくお願いします。

el clasico

2006-11-13 13:57:37 | Futebol
試合を見に行った。『INDEPENDIENTE vs RACING』のカード。クラシコと呼ばれるくらいアルゼンチンではかなり有名なライバル対決らしい。取るのも大変なチケットなのだが、友達がとってくれたので、ありがたく頂戴しました。

もうテンションは出発前からグイグイ上がってる。バスの中でも大声あげての大合唱。同乗しているライバルチームのファンは微動だにしない。ってかできないんでしょう。俺ならやんないし。ちなみに自分はインデペンディエンテのインチャ(ここではファンのことをこう呼ぶのです)と一緒でした。ラシンのユニ着てるってだけで道行く人に罵声を浴びせる。サッカー環境の甘いところで育っちゃった僕ちゃんなんかにはかなりの刺激。それが可愛い女の子だったからってのとは関係なく(絶対関係あんだけど)あー、なんかすげーなぁって。

こんなレアで最高の試合に自分を誘ってくれた、とってもやさしい、感謝してもしきれない、それこそレアで最高の大馬鹿野郎の友達は、俺のことを

「彼はラシンのインチャです。」

なんて紹介しやがったもんだから冷や汗物です。しかも数少ないTシャツを毎日着こなす自分には、着まわす順番を3日先まで考えないとローテーションを組めないという現状。赤一色のインチャに混じって、水色の(ラシン色の)Tシャツを着てきてしまうというミス。同行する友達の顔。なんかこえー。

バスを降りてスタジアムまでのびるまっすぐのとおり。あわてるように露店の店で20ペソの安ユニを購入。チキンな俺はこれで安心したわけじゃぁもちろんないけど、一つしかない命ですからできる手はうっときました。

スタジアムまではライバルチームのカンチャ(ここではスタジアムのことをこう呼ぶのです。)も通っていくほどの近さ。2つのカンチャの距離は何百mしかないんですって。

警備もいつもより多い。もちろん馬に乗ってる警官の数も多い。ってことは馬のウ○コの数ももちろん多い。その臭いが「匂い」って書けるほど何か崇高な、

「この試合のためならこんな臭いへっちゃら。」

というかそれ以上に

「この匂いがあるからこそ俺達は・・・」

的なことを考えるんだろうなぁ、なんてありえないことまで想像を膨らましつつ、スタジアムの中へ。いつもは大人しく、雰囲気を感じに、という感じの観戦なんですが、今日はちょいお値段高めの座席以外は、すげーやつらばっか。そんな中で、いつもよりダイレクトな人に囲まれた場所だったのでより楽しくより疲れました。

試合はコーナーからのやっちゃったハンドによるPKと、後半のやっってやったカウンターでの2-0。後半20分前後には、警察とインチャラシンが喧嘩しだして途中で終わってしまいました。(写真はその様子)

こうして、今日の一日が終わり、また2つのジンクス、

・自分がカンチャに行く時は、めちゃめちゃ寒いか、めちゃめちゃ暑い。
・自分が入る席のチームが必ず勝つ。

を難なく更新して帰途に着きました。


か○う君、そういうこった。俺の応援は神がかっている。

インチャ

2006-10-25 05:48:44 | Futebol
先々週のバンフィールvsリバープレートに続き、先週はアルヘンティノス・フニオルスvsベルグラノを観てきた。


やっぱり試合はカンチャで見るのが一番いいが、観戦方法を工夫しなければいけません。

今、アルゼンチンは夏に向かってる途中。本番ではないが、春とはとてもいい切れない暑さになってきた。先週もそうで、もろ直射日光を浴びる席で、コンクリートの席には直接座ることもできない。日焼けというより焦げてる感じ。
コップ1パイのコーラは3ペソもするし、売り子はのみきって捨てられたコップを集めに歩き回る。えっ、それ再利用するの?思わず純日本語で驚いたあと、それでも我慢できずに買ってしまう。

せっかくサッカーの国に来てる以上、どこか愛すべき応援チームを作りたいと思っている。理由なんてとってつけたものでいいから。現在の第1候補はアルヘンティノス・フニオルス。おもろいし弱いし近いし。

今週も行けるかなあ。そろそろユースもまた行きたいな。

愛する町クラブ2

2006-10-14 05:21:36 | Futebol
話の続きね。・・

属するコミュニティーを愛せないわけだから、人がなびくもの、、、やっぱり金だね。しかも一番金をもってるコミュといえば国。(一定地域じゃないからもうコミュじゃなくなってるけど)。国にチームを持たしちゃう。それこそ全国区だよね。

共産主義国の内務省の後押しのある「ディナモなんとか」みたいにする。建前上、一応都市名を冠するから「ディナモ藤野」みたいにね。で、小さな藤野町にガンガン金が入ってくるわけ。全国区だけど特別区のようなもん。地元の人の願い(俺の!?)もいれつつ自然とスポーツを共有させる。町内の学校、統廃合で余ったグランドはすべて芝生に変えられる。スタジアムは伝統ある名倉サッカー場を改修。芸術家たちの作品に囲まれてるだけじゃなく、イスとかフェンス、壁画、VIPルームなんかも全部アート。照明はホタル。これは無理か。。。

内務省だから中心選手はみんなスパイ。海外の修羅場をくぐり抜けた、運動能力、脚力、知力、経験、運をすべて兼ね備えてる。日本的に忍者の方がいいね。松尾芭蕉みたいに感覚に優れつつもあり得ない早さで日本を回っちゃうような。くの一のチームはLリーグに参加。だけど、個人的にベレーザには勝てないくらいの実力にしよう。


チームが作れる金欲しいなあ。


愛する町クラブ

2006-10-13 10:25:18 | Futebol
あるスタジアムのスポンサーを見て、お祭りの提灯を思い出した。〇〇商店とか地域のお店の名前とかかいてあるでしょう。そんなと同じように、グランドを囲う外壁に、駅前にあるお店とかスポーツ店とか、そういうのの名前が描いてある。
そのチームのユニフォームを買ったのだが、日本のユニのように、どん、と胸にでっかいスポンサー名が載せてあるのではなく、ここにも色々な名前がひしめきあっている。

日本の祭りを連想したのは他にも理由がある。例えば、自分の地域でやる祭りは年に1回、2日(昔は3日)かけて夏に催される。最近はほとんど顔を出したことはないが、子供の時はこれが夏休みの一大イベントだったし、今の子供たちにもそうあってほしい。まだ自分は経験していないが、多分父なんかは何年に一度か回ってくる役を手伝っていた記憶がある。お神輿も屋台も、自分の地区の大通りを端から端まで歩き回り、それなりの迫力がある(と思う)。

要は街を挙げての大イベント、という連想が自分の頭にあったのだ。


話は変わって。自分が最初に観戦した試合はなんだったんだろうか。生で見たのはヴェルディ川崎(当時)VSセレッソ大阪だったが、テレビで見たのは、海外クラブかW杯か。
プロ化される前からトヨタカップで世界レベルがみれ、放映権をとるようになってからはテレビを通じて海外サッカーを見ることができる。これはとても恵まれていることだ。
サッカー後進国である日本だからこういった事情はしょうがないことだと思う。が、少し羨ましく感じるのは、情報も交通手段もない時代にサッカー文化があり、愛して止まない自分のチームがあり、毎週それを楽しみにすることができる。そんなのを経験したかった気もする。

郷土愛が希薄だと言われる日本に地元密着というのは難しいことなのかもしれない。と、ふと思う。仕事のために家を転々とする。仕事をしに都市に向かい、寝るためだけの家に戻る。体を休める機能があれば事足り、それ以上を求めない。自分の町に依存することがない、できない町はたくさんあるだろう。自分の町もそうで、衣食を揃えるのも遊ぶのも働くのも町外、なんていうのはあたりまえだ。



だから、、、こういうのはどうだろうか。(続く)

エネルギーと僕

2006-10-05 04:09:34 | Futebol
アルゼンチンで出会ったある友達に、めちゃめちゃ屁をこく輩がいる。それが生理現象であり、

どんなにスタイルのいいアルゼンチン人でも
どんなに美人な社長秘書でも、
どんなに可愛い私立中学生でも、
もちろんメガネをかけている完璧な女性でも、

避けられないことは知っている。しかし、それは少なくとも前面に、全面に押し出すようなものではないと自分は思っている。どちらかというと"恥ずかしいもの"として扱うDNAを人は持っている(のかどうかは知らん)。だからこそ、笑われたい、笑わせたい側の人はそれを武器にする(と勝手に思っている)。
しかし彼の場合は違う。まるで呼吸するかのように屁をし、呼吸をしているかのような自然な態度。しかも、その間も呼吸をしている。酸素ではない屁の成分を酸素と間違えちゃってるのかと思わせるくらい普通に。。。

そんな彼に驚いていると、もう何に驚いているのか全く分かってない様子。むしろ自分の驚きに驚いているのだ。その自分の驚きに驚いている彼を見ていると、「なんで気付かないの?」と、また驚いてしまう。そんな自分に彼は・・・・
の繰り返しを3分少々。このスパイラルから抜け出した時には、新たな屁を。。。

この際、屁をどのように感じるかは読者の判断に任せるとして、問題はまだある。彼の屁には間違いなくエネルギーがある。それを感じることができる。目の前で(文字通り顔の前で)浴びた人なら誰しも感じるはずだ。よくある臭いの話ではない。
中学時代、「実況ワールドサッカー」をしていた時、一瞬で6畳間の部屋を震撼させた菅ちゃんのそれではなく、、、
大学時代、海に行く車内で、「にんにく隠してるの?」と思わせんばかりのそれではなく、、、
そういう殺傷能力的エネルギーではなく、風力発電的エネルギーに近い。と思う。これは理屈じゃない。


人間の体は必要のないもを外に出すつくりをしているのだが、必要なエネルギーを外に出してしまっているんじゃないかという事を心配しているのだ。
エネルギーを感じさせる勢いのある"屁"。しかし、その勢いは空間に広がった時、すべての人(本人は該当しない)がもっているそれに対する嫌悪感を真っ向から否定する"そよ風"に変わる。
首をくすぐり抜けるそれの柔らかさ。口内をときめかすそれの瑞々しさ。足元をさすらうそれの温もり。それらは次の日の活力に。そして彼のエネルギーは。。。

それを証拠にホラ。ここ数試合、得点ないじゃない。自分が見に行ってるからじゃないんだぞ!!!



だからまた行かせて。



この一言を言いたいがための言い訳をつくってみました。