電脳東京雑記(仮)

大煩悩人の世迷言

生存-Life

2008-12-06 19:42:56 | 読書
先日、福本伸行氏原作・のかわぐちかいじ氏作画のマンガ「告白―コンフェッション」を紹介しましたが、今日はこのコンビの、もう一つのマンガ、「生存-Life」を紹介したいと思います。

今回の主人公・武田は、次期社長の座も見えたバリバリの企業戦士でした。
しかし、亡き妻・直美と同じ肝臓癌を患らい、余命半年の宣告を受けるのでした。
半年という苦しい闘病生活の末、逝った妻の姿が浮かび、娘・佐和子も14年前に失踪したままで、自殺しようとするのです(仕事を理由に、妻や娘と向き合わなかった事を、詫びつつ)。

そして、首吊り自殺を、まさに行おうとした瞬間、一本の電話がかかってくるのです、長野県警から。
その内容は、14年前に失踪した、娘・佐和子の遺体が見つかった、というのです、、、。

武田は、一路、長野に向かい、遺体や遺留品を受け取るのですが、時効までの時間も武田に残されたと余命と同じ半年。
14年前の事件という事もあり、おくらいり(迷宮入り)しそうな雰囲気の中(実際、長野県警も、大々的な捜査チームを組めない状況でした)、娘への罪滅ぼしもかねた、犯人探しという戦いが始まるのですが、、、。

ストーリーの序盤は、娘の残した日記を元に、娘の友人や、失踪した長野の周辺で情報を集め、娘の通った道を元に、犯人に迫ろうとするのです。
また、そうした武田の姿勢に、長野県警も協力して(最初は、村井刑事(?)のみ、協力していたのですが)、犯人の目星をつけるのです。
また、ストーリーの後半は、時効をかけて、武田&村井VS犯人の、息詰まる心理戦となるのですが、、、。

物語のエンディングには、賛否両論あるものの、中々見ごたえがあるストーリーです。
(勧善懲悪なお話しではあるものの、事件発覚を恐れ、様々な工作を行った犯人に、同情すらできないのですが、、、。
また、反対に、その工作を行った事が、自分の首を絞めるとは、、、)
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