まず、この試写会はプレミア試写会!!
観客の歓声を受け、主演の唐沢寿明と監督のチェリン・グラックが登壇した。
唐沢は監督との出会いについて、「妻が主演させていただいた朝ドラ『純ちゃんの応援歌』に(自身も)出演していたとき、撮影の合間に西川(きよし)さんの次男と食事に行こうと出かけた」。その時に府庁の近くで(マイケル・ダグラス出演の)映画『ブラック・レイン』の撮影をしていて、撮影スタッフだったのが、グラック監督だった。「そのときは『ブラック・レイン』の撮影だとは知らなくて・・・」という。
グラック監督は幼少期を神戸で過ごし、関西弁がペラペラだが、自己紹介を英語でしたあと「外国人やさかい英語でしゃべった」とカタコト日本語のフリをして笑わせた。唐沢はセリフの約6割が英語だが、「ほとんど吹き替えですけどね」とこちらも笑わせていた。2か月ポーランドで撮影。物語の舞台となるリトアニアではすでにプレミア試写会が終了したが、その際、なぜリトアニアで撮影しなかったのか?という質問が飛んだという。それだけリトアニアで知られた人物で好印象を持たれている杉原千畝の物語である。
第二次世界大戦中にリトアニアに赴任。政府の意向に反し、ビザを発給。多くのユダヤ系難民を救った外交官を描いた作品である。
杉原千畝の妻を演じるのは小雪。ほかに、小日向文世、浜田岳、滝藤賢一などが出演している。
(12月5日公開、11月30日御堂会館にて試写会)
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