街に大怪獣が現れ、荒れ狂う。そこにヒーローがやってきて世界を救うという子どもが憧れるあの展開のお話。
しかし、あの倒された怪獣の死体処理はどうやってされるの?? 誰が、いつ、どんな方法で??
そんな緊急事態で死体処理を任されたのは、3年前に姿を消した特務隊員・帯刀アラタ(山田涼介)だった。アラタとかつて特務隊で
同僚で恋人だった環境大臣の秘書・雨音ユキノ(土屋太鳳)と上昇志向の強い総理秘書官でユキノの夫の雨音正彦(濱田岳)。
環境大臣や厚生労働大臣などがこのときとばかり目立つ行為を始めたりと、足並みが揃わないままで…。
この作品、がっつり〝大怪獣のあとしまつ〟に向き合うのかと思いきや、期待は裏切られる。いや、真剣に観ているとそのうち違和感
に気づくということか?
総理大臣を西田敏行、爆発処理のプロで通称ブルースをオダギリジョーが演じている。また、菊地凛子と染谷将太がまったく違うシーン
で登場しているが、夫婦共演が珍しい。
なかでも、染谷将太のワンポイント無駄づかいがなんとも言えないが、おそらく本人は楽しんでやっているはず。
要するに、すごく豪華なキャスト陣が大真面目にボケる、突っ込むのコメディ作品なのである。いや、何かのパロディなのかも。
そして、下ネタのオンパレードも。
ラスト5分あたりから、これは“こっちの方向なのか!”とわかる。山田涼介があるインタビューで答えていたように、いろいろ意見は出
てくるかと思われる。あぁぁ、そういうことかと落とし所を見つけだそう。
監督・脚本はドラマ「時効警察」シリーズの三木聡。
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