ジプシーのチョコレイトBOX

人生はチョコレイトのように甘くほろ苦い・・・人生ってなんとかなるって思ったら、きっとあなたに人生の方がついてくるわ  

シュ・ラ・バンバ ラブトーナメント  (前半戦)

2010-06-30 00:08:29 | 読み物
君は、恋愛において
究極の人間ドラマ、
「修羅場」を体験したことがあるか?


ワールドカップサッカー、
日本対パラグアイ戦が
今、あってます♪


男女の恋愛の闘いは、  エンドレスである
追い詰められた(自分で自分を追い詰めたと言うほう
正しいのかも?)男も女も・・・・・コワイ!!


ジプシーは Fくんと出会ってしまった
Fくんは かっこよかった(ジプシーから見て)


心は、イングランドのユニフォームより白く、
(純粋ってこと)
話はおもしろい?とは言えなかったが
ジプシーの方がおもろかったので(自分で言うな)
そこは ノープロブレム♪
ジプシーの話すことを聞いて
よく笑ってくれていた 


取引先だったので
二人きりの場所で話すということは皆無だったが、
会う度に 話すことがうれしかった  
Fくんは 
とにかく  やさしかった


スポーツマンらしく、焼けた腕が
まぶしく、
ジプシーの好みの上腕二等筋であった(笑)


好きになるかもしれないな・・・
ジプシーは思った


しかし・・・・・・・
その淡い想いは、すぐさま
退場になった
Fくんには 彼女がいたらしかった


がーーーーーん ジプシーショック!!
取引先の  他の男が
「F、そんなにジプシーさんと親しくしてるんなら
彼女に言いつけるぞお」と横から  
言ったのであった


早くにわかったことは
喜ぶべきなのに
横から聞きたくもない情報をスライダーした男の方に
むっときて
頭の右サイドに 書類を丸めて
ぶつけてやりたくなったくらいだった(イエローカード


・・後からわかったことだが  
この、他の男は
ジプシーに好意を持っていたため、
ディフェンスラインを張ったらしい(笑)
まあ、恋は先手必勝!
みごとなタックルであった きゃはは


「へえ 彼女いるんですか? 
Fさんだったら
きっと  幸せですよねえ・・・  彼女も ふふふ」

・・・・・と思ってもいない強がりをFにいい、
ジプシーは去った(心は 針山)


まだ  のめりこむ前でよかったわ
次の 訪問までに  
フツーに戻らなければ



それから1回目の訪問は  
精神的にムリをしたので
きつかったけれど
バラ色の顔を減らし 
事務的な笑顔に
切りかえる作業を繰り返し繰り返し
3回目、4回目と訪問するうちに
もう  単なる取引先として  
接することが
できるようになってきたのよね  


予防線を張った男Sが食事をしたいと言ってきた
「ま、いっか」
食事はしてみたものの
会話は  
空気が減ったボールみたいに
はずまない。 

  
事務所にしょっちゅういたというのに
最初から
目に入ってなかったということは
やはりジプシーの範囲ではなく、
Sはオフサイドに
終わった(笑)


「彼女がいる」ときいて  
もう3、4ヶ月が経とうと
していたある日、


Fくんの取引先から
帰ろうと自動ドアを出て 、
車に向うジプシーを引きとめる者あり


「ジプシーさーん  ちょっと待って!!」


「えー?私  忘れ物しました?」
その引きとめた者は  Fくんであった
でも、もう
ジプシーの心のフラッグは 揺らがない


「忘れ物じゃないよ
 今夜 ジプシーさんさえよければ
 オレと食事しない?

「え?」


恋愛決勝トーナメントのキックオフの
ホイッスルが鳴ったのである


もう「ロスタイム」のジプシーに  
彼は「スローイン」したのだ
サッカーにおいても  
恋愛においても
ボール(相手の心)を奪うのは  むずかしいものなのに



心があふれだしそうになって
サイドラインを超えそうに
なりそうなところを
心のラインズマン(線審)が忠告した


期待はすればするほど  
痛手は深くなるもの ・・・・・・
単なる食事として
割りきるんなら 一度くらいは
食事したって いいんじゃないの????


「・・いいですよ」

事務的笑顔で  
ほほえむと 
車にのり、
一度、会社に戻ったジプシーであった


               ・・・(続く)

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