抗不安剤(ソラナックス)からの離脱

ひょんな事から抗不安剤を飲んでしまい依存症から離脱症状、禁断症状に苦しむ男の日記。

薬を飲んだきっかけ(薬物依存判明)

2008年07月15日 | 依存のきっかけ
第四部(薬物依存判明)
9月後半の連休に入る為、連休前に薬を貰いにいつもの心療内科に行った所、閉まっている。
休診日じゃないのに??まぁしゃない。また明日来るかと自宅へ帰る。
また明日行って閉まっていたら嫌なので病院のHPを見たらNotFound(ページが見つかりません)になっている。
この業界で働いているとこのページを見るとピンと来る。
個人のページならともかく独自ドメインを取得し、商売をしている者のページなら普通はメンテナンス中やURL変更のお知らせが出ているモノなのだが後処理がお粗末だ。
焦ってHPを消した模様が分かる。何かあったな。翌日、病院に行ったら張り紙がしてある。

しばらくの間、休院致します。

おいおい。薬が無くなっちまうじゃねーか。焦っても仕方が無いのでとりあえず薬が無くなって我慢してみる。

めまいがしてきた。
体が痺れてきた。
頭が割れるように痛い。
熱が出た。
体全体が動くたびに痺れる。
眠れない。
ちょっとの音でビックリする。
目を動かすとこめかみに激痛。

尋常では無い状態に襲われる。前回薬が切れた時とは比べ物にならない症状だ。

ネットでパニック障害に強いと言う調べた医者に電話するもそこは予約制で診察が3日先。
あまりの頭痛の為、恐怖心に襲われ体を引きずって脳神経外科に行きMRIを撮るも異常無し。
3日間地獄の生活を送ったのちに新しい医者へ。
今までの経緯を話して自分はパニック障害だと主張した所・・・
医「症状から言ってパニック障害では無いですね。」
医「今まで急に倒れそうになったり死んでしまうんではないかと恐怖に陥ったりを繰り返した事がありますか?」
私「えぇ。ですから今・・」
医「通常、パニック障害の症状は10分程度で治まります。」
医「多分、あなたの症状は薬の離脱症状です。」
私「????」

先生は自分が飲んでいた薬の副作用、依存性について詳しく話してくれた。
急な断薬は危険だからとりあえず一回薬を飲んで落ち着こうと同じ薬が処方された。(薬のパッケージを一応持って行っていた。)
すぐに今までの薬を飲んだら症状が嘘のように改善された。
初めてソラナックス、メイラックス、アナフラニール、パニック障害についてネットで調べた所・・・

パニック障害→
1度もパニック障害の症状が発症した事が無い・・・
ソラナックス→
依存の為、離脱症状に苦しんでいる人が沢山居る。

初めからパニック障害ではなかったのか。
気になって後日、4年前に通っていた整形外科に通院してみてあの時の薬をくださいと医者に言ってみたら・・・・

予感爆中・・ソラナックスが出てきた。

全ては4年前、肩こりの時に服用した時から既に依存は始まっていたのか。
全てがハッキリした時、何でちゃんとパニック障害について調べなかったのだろう。
悔やんでも悔やみきれない後悔の念に押しつぶされた。
また、ネットで調べていると本当にパニック障害で苦しんで薬を必要としている人が沢山居て自分はパニック障害では無いのに1丁前に会社で気を使ってもらってパニック障害ヅラしていたなんて恥ずかしさと申し訳なさで一杯だ。
ちなみに私をパニック障害だと診断した医者はそのまま廃院となってしまった。(理由はピンと来ている人が多分いると思う。)
新しい先生の元、減薬→断薬を試みる事となった。
一刻も早く薬の無い生活に戻りたい。減薬を初めてから随分日にちが経つけどこれからは日記に減薬の様子を書いて行こうと思います。

薬を飲んだきっかけ(誤診)

2008年07月15日 | 依存のきっかけ
第三部(誤診)
産業カウンセラーの勧めで行った心療内科で・・・
医「あなたの症状はパニック障害です。」
私「????」
医「SEの人はパニック障害やうつ病になってしまう人が多いんです。」
医「大丈夫。必ず治りますから。」
私「はぁ。」

こうしてパニック障害が何なのかも分からずに薬を処方された。
アナフラニール10mg朝/昼/夜
ソラナックス0.4mg朝/昼/夜
メイラックス0.1mg夜
(この医者も院内処方。説明無し。事務はとにかく忙しそうだった。)
とりあえずめまいが酷いので飲んでみる。
そうすると5日程悪夢のように襲っていためまいや吐き気が一気に治まった。
医者の言っていた通り本当に治った!当時は感動モノだった。
面倒臭がりの性格上、めまいが治ったので薬を飲むのを忘れた途端またすぐにめまいや吐き気が発症。
次の診察でその事を医者に告げると・・
医「パニック障害は油断をするとすぐに発作が起きるから決まった薬をちゃんと飲む事」
それからはまたあの不快なめまいが出ると嫌だったのでちゃんと薬を飲んだ。
すると一度も症状が出なくなった。

医「だいぶ安定してきたね。」

次から通院すると事務のねーちゃんが
「今日は診察しますか?薬だけでいいですか?」
と聞いてくるようになったので薬を飲んでいれば症状が出ないので薬だけでと30日分の薬を処方されるようになった。

この時の後悔

仕事は属に言う汎用系のシステム構築だった為、ネット環境が無かった。
仕事で一日中PCの前に居るので家でPCを立ち上げる気にならなかった。
飲み歩き、外泊が多かったのでネットなどやっている暇がなかった。
だらしない性格が災いして飲んでいる薬、パニック障害が気にならなかった。

そりゃそうだ。薬さえ飲んでいれば何の症状も出なく至って健康体なんだから。

只、酒飲むと異様に眠くなってスノボー行って頂上で6時間寝た事もあった。
この時に少しでも薬の事、パニック障害の事をネットなりで調べていたらもっと早くに薬から離脱できたかも知れない。
たまに薬を飲み忘れるとすぐにめまいが襲ってきてまだパニック障害が治っていないんだなと思い律儀に2年半も薬を飲み続けてこの生活を送ってしまった。

薬を飲んだきっかけ(初めての離脱症状)

2008年07月15日 | 依存のきっかけ
第二部(初めての離脱症状)
初めてソラナックス(当時は名前も知らず、肩こり専用の薬だと思った。)を服用した時、物凄い効果があった。
パンパンに張っていた首から肩にかけてのコリがみるみるうちに解消した。

こりゃいいわい。当時はそう思ったものだ。
通院していた整形外科は主治医の他にボケた爺さんが延々同じ話をしながらマッサージ(30分位)をするのだがこれがまた効果がない。
折角の昼休みが無くなってしまう。面倒臭がりの性格が爆発。

私「薬さえ飲んでれば肩こりは出ないので薬だけでいいです。」
医「じゃあ次回からはマッサージは無しね。」

こうして通院する度に
医「どうですか?」
私「大丈夫です」
医「じゃあいつもの薬出しとくね」
の図式が出来上がってしまった。
また最初は劇的に効いたソラナックスだったが段々効き目が弱まっており勝手に2錠一変に服用する事も増えていった。
また、飲み会や何かある時は大して肩も凝っていないのに折角楽しい時なのに肩こりで邪魔されてなるものかと食前や酒を飲みながらの服用も行っていた。

とんでもない大バカ野郎である。

普通に考えてどんな薬でも酒と飲んではいけない事位当時も分かっていたハズだが。。
若かった。薬を舐めていた。そんなこんなの生活を続けて7ヶ月。
年末年始の休みが来て薬が無くなった。
いきなりめまい、吐き気、物凄い倦怠感に襲われて酷い目に。
この時、薬の離脱症状とは分からずに耳鼻咽喉科、内科を受診。
色々な検査の結果異常無し。
離脱症状が酷すぎて肩こりの事など忘れていた。
会社の産業カウンセラーの勧めで近所の心療内科を受診した結果、パニック障害と診断される。
この受診がまた地獄への入口になるとは当時は思いもよらなかった。

薬を飲んだきっかけ。(始まり)

2008年07月15日 | 依存のきっかけ
現在、減薬で苦しんでいるが薬物依存から減薬まで4回のキーポイントがあったので4部に分けて書きます。

第一部(始まり)
今から4年前。
当時まだ駆け出しのSE(あのレベルじゃプログラマか。)だった私は毎日と言っても良い程、仕事が終わるのが終電間近で土日出勤も当たり前だった。
元々学生時代から勉強嫌いで楽な方へ楽な方へと嫌な事があったらすぐ逃げる。
面倒な事はやらない。そうゆう生き方をしていたから適度に手を抜いて友達、彼女ともプライベートはうまく行っており、ストレスを感じた事はなかった。

昔から肩こりが酷く頭痛持ちで何回も学生の頃から整形外科に通っていた。
肩こり持ちが一番やってはいけない仕事がデスクワーク。
私は肩こりを我慢しながら仕事をしていたのだが限界が来て会社の近くの整形外科に通院した。
まず最初に処方された薬は名前は覚えていないが筋緊張緩和剤だったと思う。
学生時代、何度も飲んだがまったく効果のないこの薬。
案の定、効果は無かった。2回目の通院の際、その医者に・・・

私「薬がまったく効かないんですけど」
医「じゃあこれ飲んでみる?」

この会話が地獄の始まりだった。
処方されたのはソラナックス0.4mg朝/昼/夜/頓服

この病院は院内処方で薬の説明は何も無く、この時飲んでいた薬がソラナックスだと分かったのは3年後の事だった。