猫田たま男くんのまともな仕事をよこせ!ブログ

「日本版エグゼンプションは死を招く」改め、労働のトピックスなどを紹介(08年5月リニューアル!)

京品ホテル闘争

2008年10月21日 | お知らせ
JR品川駅高輪口前にある京品ホテルと隣接する飲食店で10月20日をもって廃業に伴い、従業員に解雇の通告されました。
これを受けて、従業員が加盟する労働組合が自主営業を開始。
その様子が、ここ数日前から新聞やテレビなどのメディアで紹介されています。
21日朝のテレビ朝日のワイドショーでも紹介され、鳥越俊太郎さんが「とんかつ屋に入りたかったんだけど、いつも満員で入れなかった。繁盛していたので、儲かっていないはずはないのでは」とコメントしてくださいました。
大沢弁護士は、21日付で解雇無効の仮処分を申請したことを受けて、解雇権濫用法理に触れていました。しかし、実際の闘争の現場では裁判は数多ある手段のひとつでしかありません。それらを数多く(場合によってはすべて)動因して交渉を進めていく―これが争議、主に倒産争議なのです。
個人的に大沢弁護士に対しては、いつも好感を持ってみていますが、残念ながらこうした緊張感の高い闘争の場面をご存じないのでは? と思ってしまいました。
インターネット上のニュースサイトでも紹介されています。しかし、その中には「えっ、どうしてこうなっちゃうの?」というものもあります。
その代表的なものが品川経済新聞という聞きなれないマスコミの記事。ここまで事実に反すると、悪意すら感じてしまいます。
このままでは、これを見た方が誤解をしかねないと思った僕は、ニュースへのコメントが付けられるようになっていたので、「退職金の上積みなどは、会社の一方的な言い分であること」「廃業したが自主営業するので、長い歴史は終わっていないこと」などが事実に反する旨を早速、書き込んでみました。
そして、うれしいことに、多くの方にコメントに対する賛同をいただきました。
しかし、記事だけではなく僕のコメントに対する誹謗・中傷も、相変わらず寄せられています。
その中身は「不法占拠じゃないのか」などの無知から来るものであったり、単に悪意による中傷であったり…と様々です。
そして、相変わらず多いのは高みの見物を決め込んだ意見。書き込みをしている本人は評論家気取りなのでしょうが、現場で働いている人たちの涙や連日眠い目を擦りながら現場につめている支援者の汗の前には、それらのコメントはあまりにも薄っぺらいものに感じます。
闘う人間を笑う闘わない人間―僕自身は、どんなに笑われても震えながら水の中をのぼる闘う人間でありたい。そして、同じように闘う人間と手を取り合っていきたい! ファイト! 

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-10-22 20:22:21
ニュースでみただけだからわからなけど

あの社長の態度ないだろうと…マスコミは一部分を抜き出して誇張するが
社長脇あますぎ


よくニヤニヤしてられるなあの社長は
Unknown (たっちーより)
2008-10-26 22:30:57
おっしゃるとおり! 脇が甘すぎて借金を膨らませ
ハゲタカに食い物にされているんだと思います。
そして、食い物にされているのはホテルと従業員だけではなく、
実は社長本人も食い物にされていることに気がつかない、
だからニヤニヤしていられるんだと思います。
見方によってはとっても哀れな人なのかもしれません。